cheader

シラバス詳細照会

シラバス詳細照会

  • 講義要項やWebシラバスの記載内容は、登録された受講生の人数や理解度に応じて、授業開始後に変更となる可能性があります。

main start

授業情報

開講年度 2019年度 開講箇所 法学部
科目名
憲法 I B

担当教員 中島 徹
学期曜日時限 春学期  木3時限
科目区分 法律必修1年 配当年次 1年以上 単位数 2
使用教室 8-106 キャンパス 早稲田
科目キー 1200004101 科目クラスコード 02
授業で使用する言語 日本語
  コース・コード LAWA111L
大分野名称 法学
中分野名称 公法
小分野名称 憲法
レベル 初級レベル(入門・導入) 授業形態 講義
  オープン科目

シラバス情報

最終更新日時:2019/03/02 10:37:15

授業概要  みなさんは、なぜ「憲法」が存在するのか、考えたことがありますか? 恐らくないでしょう。憲法は、日常生活とは関りのない法と考えられがちです。しかし、憲法は社会の基本的な設計図なのです。設計図なしに家は建ちませんし、設計図次第で自分の住む部屋の住み心地も変わってきます。同様に、憲法の内容によって、実は皆さんの生活も大きく変わります。
 そのことは、明治憲法下と日本国憲法下の日本社会を比べてみれば容易にわかるでしょうし、軍隊を保有し、戦争の遂行を是認すれば皆さんの生活が激変する可能性があることも想像できるに違いありません。
 憲法をめぐる話題は、しばしば「改正」に関心が集中しがちです。しかし、上に述べた意味で、日本国憲法のどこを、どうして改正しなければならないのかについては、よく考えてみる必要があります。本講義の目的は、皆さんが、なぜ「憲法」が存在するのか、その理由をきちんと理解した上で、改正の是非も含むさまざまな憲法問題を自分自身で考えることができるようになることにあります。
 そのために、現実に生起する問題はいうに及ばず、小説や映画等にも素材を求めつつ、幅広く憲法問題を考えていきたいと思います(もちろんこれは、憲法の基礎理論や解釈論を軽視することを意味しません)。
 授業は、さまざまな疑問を提起しながら、可能な限り一方通行の講義スタイルではなく、質疑応答を通じての双方向で行いたいと考えています。
授業の到達目標  上に述べたように、日本国憲法についての基礎的知識を前提にしつつ、さまざまな憲法問題について、法的観点からの自分自身の考えを持つことができるようになることを目的としています。
事前・事後学習の内容 事前にコースナビにレジュメをアップしますので、それをもとに予習してください。授業は、上記のように双方向を取り入れて、あるいは時々に生起する社会問題を念頭に置いて行いますので、以下に掲げる授業計画通りに進行しない場合があります。以下の計画はあくまで予定と考え、実際には事前のレジュメや、各回の授業の最後に次回の内容についてお話ししますので、それで具体的な授業内容を確認をしてください。

授業後は、その場での質問も受けますので、遠慮なく質問に来てください。また、コースナビ上のレビュー・コーナーを利用して質問してもかまいません(それに限らず、授業中に発言できなかったけれど実は発言したいことがあるという人は、そこに書き込んでください。時間がかかるときもありますが、必ず返信します)。こちらもどうぞ遠慮なく。
授業計画
1:
第1回 憲法の存在理由
憲法の存在理由について、小説や映画を題材に考えます。
2:
第2回 立憲主義と民主主義
立憲主義とは何か。民主主義と対比させて論じることの意味を、具体的事例を通して考えます。
3:
第3回 憲法が保障する権利
基本的人権にはどのような権利があり、それぞれはいかなる特質をもっているかについて考えます。
4:
第4回 表現の自由―総論
表現の自由とはいかなる権利か。なぜ「重要な権利」といわれるのか。二重の基準論とは何かについて検討します。
5:
第5回 表現の自由―各論
表現の自由には多様な内容な側面があります。たとえば、知る権利は表現の自由といかなる関係があるのかについて考えます。
6:
第6回 表現の自由の制約
表現の自由は無制約ではありません。他人のプライバシーや名誉を表現の自由が害する場合、その調整はどのように行われるべきかについて検討します。
7:
第7回 信教の自由
自分の信じる宗教的信念をどこまで貫くことができるかについて考えます。
8:
第8回 信教の自由と政教分離
信教の自由を保障するための政教分離とはいかなる内容の原理なのかについて検討します。
9:
第9回 政教分離
政教分離の具体的例を最高裁の判例と共に考えます。
10:
第10回 思想良心の自由
個人の内心の自由は絶対的自由に属すると言われますが、それは本当なのかについて、最先端科学技術の研究がどこまで認められるのか(たとえば、クローン人間の製造は許されるか)や、君が代の斉唱強制等を例に考えます。
11:
第11回 職業選択の自由

経済的自由権のうち職業選択の自由と営業の自由について検討します。

12:
第12回 営業の自由

引き続き、職業選択の自由と営業の自由について検討します。

13:
第13回 財産権

財産権の保障と制限について検討します。

14:
第14回 平等

人はみな異なる面を持っています。それに応じて取り扱いが異なることと不平等の関係を検討します。

15:
第15回 人権総論
私人間における人権保障や公務員ならびに外国人の人権について検討します。
教科書  樋口陽一「憲法 第三版」(創文社)
 憲法判例百選IおよびII第6版(有斐閣)。なお、2019年度中に第7版が出版される予定ですが、秋学期以降と聞いていますので、とりあえず第6版を使います。
成績評価方法
割合 評価基準
試験: 85% 期末に行われる論述式の試験を主たる評価基準とします。
レポート: 5% 任意提出のレポート課題を出すことがあります。出さなかった場合は、この5%を上記試験に組み込みます。
平常点評価: 10% 双方向で授業を行う際に、任意で質問に答えてもらう場合があり、これを平常点の対象にします。
備考・関連URL  現時点では特にありません。

ページの先頭へ戻る

Copyright © Media Network Center,Waseda University 2006-2019.All rights reserved.

read