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シラバス詳細照会

シラバス詳細照会

  • 講義要項やWebシラバスの記載内容は、登録された受講生の人数や理解度に応じて、授業開始後に変更となる可能性があります。

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授業情報

開講年度 2019年度 開講箇所 法学部
科目名
行政法 I A

担当教員 首藤 重幸
学期曜日時限 春学期  月2時限
科目区分 法律選択必修科目 配当年次 2年以上 単位数 2
使用教室 8-B107 キャンパス 早稲田
科目キー 1200004521 科目クラスコード 01
授業で使用する言語 日本語
  コース・コード LAWA221L
大分野名称 法学
中分野名称 公法
小分野名称 行政法
レベル 中級レベル(発展・応用) 授業形態 講義

シラバス情報

最終更新日時:2018/11/23 10:05:57

授業概要  この講義では、行政過程における行政活動を法的に説明し、かつ当該活動を統制するために行政法学が作り出した行政法の諸概念や法理論を、具体的紛争と関連させながら紹介してゆく。行政活動は、いうまでもなく国民生活の隅々にまで及んでおり、行政活動が民法を中心とする市民法とは異なるルールで展開される場合が少なくないことを知ることは、行政と関わることなくしては個々人が社会活動や経済活動を十全に展開できないばかりか、生存さえ維持できない場合がある現代においては、極めて重要な意義を有している。行政法の学習は、市民としての生活領域において重要であるばかりでなく、学生諸君にとっては公務員試験やロースクールでの学習にとっても重要である。この講義では、公務員試験科目としての行政法、司法試験科目としての行政法という点にも留意しながら、それに対応しうる水準をもった行政法理論の解説してゆこうと考えている。
授業の到達目標 1.行政法総論の体系を理解すること(行政法では、体系的理解という視点が極めて重要である)
2.行政判例の理解については、国家公務員試験の総合職試験に対応できるレベルの量と質を獲得する
3.日本の伝統的行政法学の基礎にあるドイツの国家論や哲学についても、一定の理解に到達する
4.将来の行政訴訟の学習に連結できる情報を獲得する
5.話題になっている書籍・研究者(近時では、たとえば、エマニュエル・トッド)をフォローする
事前・事後学習の内容 可能な限り1週間前に、比較的詳細なレジュメをCourse N@viにアップするので、余裕のある方は、持っている行政法テキストの該当箇所をチェックしてきてください(しかし、レジュメに手を入れる関係で、講義前日の送信ということもある)。
授業計画

第1回 行政法(学)とは何であり、「行政法原理」(公法原理)の一般的特徴とは何か

第2回 法律による行政の原理

        法をめぐる多様な表現の整理(法、法規、法律、条例、命令、行政規則、さらには自然法、条理法等)も含めて

第3回  「通達」(行政規則)は、国民の権利を制限するさいの法的根拠となるか

        通達に違反する行政作用は違法となるか(違法となる場合と、ならない場合がある)

第4回 行政法体系の中心概念たる「行政行為」の意味と、その多様な分類論、民法の法律行為との類似性

        行政処分と行政行為は別物か(最も質問の多い問題)

第5回 行政法のブラック・ホールたる「公定力」の正体とはなにか

        違法な行政行為であるから、それに服従しなくても刑事裁判で有罪にされることはないと言いきれるだろうか       

第6回 行政裁量とは何か

        行政の判断を尊重するとして裁量が認められている行政処分は、裁判の対象にならないのか

第7回 行政行為に関する残された問題(附款、処分の取消と撤回の差異)

        効力を消滅させる点では同様の、処分の取消しと撤回では法効果の内容が異なってくる

第8回 国外でも「ギョウセイシドウ」という発音で通用する行政指導とは何か

        行政指導には強制力がないのに、従わない国民に不利益が発生するのはなぜか 

第9回  行政強制(1)行政上の強制執行

        営業停止命令に従わない事業者に対して、行政には強制で停止させる方法がないのはおかしくないか

第10回 行政強制(2)即時強制

        大学の周囲に設定された自転車放置禁止区域内の放置自転車を撤去する場合の行政法的理屈は難しい

第11回 行政強制(3)

        行政強制をめぐる、残された問題

第12回 行政調査

        税務調査を素材にして、行政調査の法理を検討する(令状によらない調査の限界という問題でもある)

第13回 行政罰

        行政法規違反に刑法上の刑罰を科す場合、過失犯も罰するという規定がなければ、過失犯は刑罰の対象ではないか

第14回  春学期の学習の復習・総括

        積み残した問題の解説もおこないます

第15回  試験

教科書  教科書は指定しない。毎回、講義の前に(詳細な)レジメをCourse N@viにアップするので、必ずプリント・アウトして教室に持参してください。なお、第一回目の講義において、行政法を学習する目的に応じて、適切と思われるテキストを何冊か紹介する。
成績評価方法
割合 評価基準
試験: 100% 行政法学が使用する用語の正確な理解ができているかについては、特に厳格に採点する。
備考・関連URL  行政法総論の学習は、行政法ⅠA(春学期)と行政法IIAの両方の講義で完結するように設計してあることから、行政法ⅠAを受講される方は、可能な限り行政法ⅡAも受講をしてください。

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