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シラバス詳細照会

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  • 講義要項やWebシラバスの記載内容は、登録された受講生の人数や理解度に応じて、授業開始後に変更となる可能性があります。

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授業情報

開講年度 2019年度 開講箇所 教育学部
科目名
国語教育実践演習 A

担当教員 町田 守弘
学期曜日時限 通年  木2時限
科目区分 国語国文学科C群 配当年次 3年以上 単位数 4
使用教室 14-404 キャンパス 早稲田
科目キー 1502006758 科目クラスコード 01
授業で使用する言語 日本語
  コース・コード EDUX314S
大分野名称 教育学
中分野名称 教育学
小分野名称 教科教育学
レベル 上級レベル 授業形態 演習/ゼミ

シラバス情報

最終更新日時:2019/03/01 16:07:34

副題 国語教育研究へのいざない
授業概要

 本演習は卒業論文の研究テーマとして国語教育を考える受講者,および国語教育に関心を有する受講者を対象として展開する。国語教育について研究するために必要な事項を精選して取り扱うことにしたい。
 国語教育研究の基礎的な事項として,主に次の2点に関する内容を扱うことになる。

1.研究テーマ=国語教育の研究テーマにはどのようなものがあるか。
2.研究方法=国語教育の研究を進めるためにはどのようにしたらよいか。
 初めに研究テーマに関する具体例,および研究文献や研究機関等の紹介をする。そのうえで,受講者各自の研究テーマを設定して,具体的な研究を展開するための準備を整えるようにしたい。まずは研究テーマに関わる先行研究を調査するところから出発する。さらに,学習指導要領や国語科教科書等の基本事項に関する理解を深める必要がある。

 本演習では,春学期と秋学期に最低1回ずつ,全員の研究発表とそれに基づく研究協議を実施する。学年末には,1年間の研究の総括としての論文課題に取り組んでいただくことになる。

 国語教育研究の大きな特色は,教育現場での実践を伴うという点にある。本演習に「実践」という名称が付してある所以である。実践研究の重要性を確認しつつ,具体的な教育実践を取り上げて,その分析や考察を進めることも演習の内容に含めるようにしたい。本演習の目標は,第一に受講者一人ひとりがそれぞれの問題意識に即して研究テーマを設定し,その研究方法を踏まえて具体的な研究計画を立てることにある。さらに第二として,研究計画に即して実際にできるところまでしっかりと研究を進めるようにしたい。

 本演習の研究成果を,直接「ゼミナール」と卒業論文の作成につなげることができるように配慮する。

 以上を換言するなら,本演習では1年間を通して,明日の国語科の授業を学習者にとって「楽しく,力のつく」ものにするためにはどうしたらよいのかを,様々な観点から研究することになる。

 本年度は特に,新しい国語教育の可能性を求めて,サブカルチャー教材の開発にも取り組んでみたい。

 本演習を通して,卒業論文を作成することができる力を育成するように配慮する。

授業の到達目標 本演習の到達目標としては,以下の6点を考えている。
1.国語教育に関してどのような研究テーマがあるのかを理解する。
2.国語教育の研究テーマに関する研究方法について,具体例に即して理解する。
3.自身の興味・関心のある内容をもとに,研究テーマを確立する。
4.研究テーマに関する研究計画を立てて,研究を展開する。
5.研究の成果を論文として,効果的にまとめる。
6.自らの研究について,適切に評価する。
 これらの点について受講者各自がしっかりと達成を確認し評価しつつ,最終的には研究成果を「論文」としてまとめることになる。
事前・事後学習の内容 授業中に紹介する参考文献にはできる限り目を通していただきたい。
研究発表を担当する際には,あらかじめレジュメを用意されたい。レジュメは原則として,A4サイズ横書きとし,履修者と担当者分の部数を印刷し,2枚以上になる場合には必ず左肩を綴じること。また最初に発表年月日と発表者の氏名を明記すること。
研究発表者はあらかじめレジュメを配布することから,時間に余裕をもって参加し,遅刻をしないように注意すること。
毎時間配布されるレジュメには,各自目を通しておくこと。また本演習において話題になった先行研究は,可能な限り参照していただきたい。
授業計画 [第 1回] 授業内容・進め方に関するガイダンス。
[第 2回] 国語教育に関する受講者全員の問題意識の交流。
[第 3回] 国語教育の先行研究にはどのような研究テーマがあるのかという点について,過去の卒業論文の研究テーマの傾向の紹介その他。
[第 4回] 国語教育の研究を進めるに際してどのような方法があるのかという点について,実際の事例に即して検討。
[第 5回] 国語教育の研究機関,主な学会,教科書図書館などに関する紹介。
[第 6回] 受講者各自が興味を抱いた研究テーマに関する紹介と交流。
[第 7回] 受講者の研究テーマに関する総括と参考文献の紹介。
[第 8回] 国語教育に関する主な先行研究および先行実践の紹介。
[第 9回] 受講者からの希望により研究テーマを定めて,研究を実施するための準備および受講者の研究分担の協議。
[第10回] 読解指導に関する話題提供と,その話題に関する研究協議。
[第11回] 表現指導に関する話題提供と,その話題に関する研究協議。
[第12回] 受講者の分担に基づく研究成果の発表と,それに基づく研究協議(第1回目,1回につき3名から4名程度の発表を予定。受講者の数によって,回数を調整する。以下同じ。)
[第13回] 受講者の分担に基づく研究成果の発表と,それに基づく研究協議(第2回目,1回につき3名から4名程度の発表を予定)。
[第14回] 受講者の分担に基づく研究成果の発表と,それに基づく研究協議(第3回目,1回につき3名から4名程度の発表を予定)。
[第15回] 春学期の授業の総括と夏季休業期間中の課題の確認。
[第16回] 夏季休業期間中に開催された国語教育関連学会・研究会についての紹介。
[第17回] 古典指導に関する話題提供と,その話題に関する研究協議。
[第18回] 音声言語の指導に関する話題提供と,その話題に関する研究協議。
[第19回] 伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項の指導についての話題提供と,その話題に関する研究協議。
[第20回] 国語科の教材研究の方法に関する講義と実習(現代文教材について)。
[第21回] 国語科の教材研究の方法に関する講義と実習(古典教材について)。
[第22回] 国語科の授業研究の方法に関する講義と実習(読解指導について)。
[第23回] 国語科の授業研究の方法に関する講義と実習(表現指導について)。
[第24回] 受講者の研究発表の内容と方法に関する説明と発表分担の協議。
[第25回] 受講者の研究テーマに関する研究発表と,発表に基づく研究協議(第1回目,1回につき2名から3名程度の発表を予定。受講者の数によって,回数を調整する。以下同じ。)
[第26回] 受講者の研究テーマに関する研究発表と,発表に基づく研究協議(第2回目,1回につき2名から3名程度の発表を予定)。
[第27回] 受講者の研究テーマに関する研究発表と,発表に基づく研究協議(第3回目,1回につき2名から3名程度の発表を予定)。
[第28回] 受講者の研究テーマに関する研究発表と,発表に基づく研究協議(第4回目,1回につき2名から3名程度の発表を予定)。
[第29回] 研究発表の総括と今後に向けての課題の確認。
[第30回] 1年間の授業の総括と,次年度の「ゼミナール」の紹介,および研究課題に関する整理。論文課題の提出。

教科書 受講者の研究テーマに関わる研究文献を各自探索しつつ参照していただくことになる。
担当者からも,必要な文献を授業時に適宜紹介する。
参考文献 町田守弘『「サブカル×国語」で読解力を育む』(岩波書店)。
町田守弘『国語科の教材・授業開発論―魅力ある言語活動のイノベーション』(東洋館出版社)。
町田守弘編『明日の授業をどう創るか―学習者の「いま、ここ」を見つめる国語教育』(三省堂)。
その他,演習において適宜紹介する。
成績評価方法
割合 評価基準
レポート: 30% 学年末に研究論文をまとめて提出する。その内容を評価する。評価基準は以下の点である。
1.自らの問題意識に即して,適切な国語教育の研究課題が設定できたか。
2.効果的な研究計画を立案することができたか。
3.参考文献を活用して,充実した研究を展開することができたか。
平常点評価: 70% 毎時間「授業レポート」をまとめて提出する。その内容を評価する。また年間2回の研究発表や毎回の研究協議の内容も評価の対象とする。評価基準は以下の点である。
1.自らの問題意識に即して,主体的に研究に取り組むことができたか。
2.積極的に質問や意見を出して,研究協議に主体的に参加できたか。
3.研究協議の成果を,今後の自らの研究に生かすことができたか。
備考・関連URL

 原則として毎時間配布する「研究の手引き」を参照しながら,授業の進行に即して「授業レポート」をまとめ,授業終了時に提出する。「授業レポート」の内容は,担当者が確認してから様々な形で授業に反映させ,受講者にフィードバックする。特に「演習」という科目の特性を生かして,可能な限り受講者の研究発表と研究協議を中心とした形態を工夫してみたい。なお毎回の授業には遅刻のないようにぜひ配慮していただきたい。随時「コースナビ」も使用する予定である。

 秋学期の最後に年間の総括として提出する論文課題は,卒業論文の前段階として充実した内容を期待する。国語教育に関する研究テーマで卒業論文を作成する予定の方はもちろん,日本文学や中国文学,また日本語学の研究テーマで研究を展開する方にとっても,卒業論文作成に向けての確実なステップとなるように配慮したい。

 なお必要に応じて,国語教育の「ゼミナール」所属の4年生や国語教育を専攻する大学院生との交流の機会も提供する。「横」のつながりだけでなく,「縦」のつながりもまた重視できるとよい。国語教育関連学会・研究会の案内もするので,都合がつけばぜひ参加していただきたい。

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