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シラバス詳細照会

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  • 講義要項やWebシラバスの記載内容は、登録された受講生の人数や理解度に応じて、授業開始後に変更となる可能性があります。

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授業情報

開講年度 2019年度 開講箇所 教育学部
科目名
日本史研究(近世)I

担当教員 大橋 幸泰
学期曜日時限 春学期  月5時限
科目区分 社会科地理歴史専修 配当年次 2年以上 単位数 2
使用教室 16-708 キャンパス 早稲田
科目キー 150401647C 科目クラスコード 01
授業で使用する言語 日本語
  コース・コード HISA231L
大分野名称 歴史学
中分野名称 日本史
小分野名称 近世史
レベル 中級レベル(発展・応用) 授業形態 講義

シラバス情報

最終更新日時:2019/03/01 16:07:34

副題 近世人の秩序意識
授業概要 21世紀に入って、近世日本(いわゆる江戸時代)のイメージは大きく変貌した。近世に生きた人びとは厳しい封建制のもと、不自由な生活を強いられたとされる“暗い”イメージはすでに過去のものになったといえる。それとは対照的に近年の近世像は、エコロジーの規範として、あるいは日本文化の源流として“明るい”イメージで描かれがちである。しかし、近世秩序は結局250年ほどしか続かなかったことも事実であるから、“明るい”イメージだけでは近世日本の実態を理解したことにはならない。この講義では、“暗い”か“明るい”かのような二者択一的な議論は回避して、総体としての近世日本を描くことに努めたい。

授業の到達目標 近世史研究に限らず歴史学は、先行研究を十分に理解したうえで新たな課題を発見する力と、史料を正確に読み解く力の、二つの能力が要請される学問である。そこで学期全体を前半・後半とに分けて、前半を先行研究の解説に、後半をくずし字で書かれた現物史料の読解に、それぞれ時間を配分する。前半では近世における宗教や身分について扱い、後半では「御仕置五人組帳」の現物史料をよむ。以上を通じて、近世史の先行研究の把握力と近世史料の読み方の基礎力を身につけることを目標としよう。
授業計画
1:
第1回
ガイダンス―「日本人は無宗教」か?

2:
第2回
島原天草一揆と近世秩序(1)―経済闘争か宗教戦争か

3:
第3回
島原天草一揆と近世秩序(2)―近世人の一揆認識

4:
第4回
近世人とキリシタン(1)―潜伏キリシタン存続の外在的条件

5:
第5回
近世人とキリシタン(2)―潜伏キリシタン存続の内在的条件

6:
第6回
人と身分(1)―個としての身分

7:
第7回
人と身分(2)―近世人の宗教的属性

8:
第8回
「御仕置五人組帳」をよむ(1)―小農自立

9:
第9回
「御仕置五人組帳」をよむ(2)―百姓成立

10:
第10回
「御仕置五人組帳」をよむ(3)―村請制

11:
第11回
「御仕置五人組帳」をよむ(4)―組合村

12:
第12回
「御仕置五人組帳」をよむ(5)―豪農

13:
第13回
「御仕置五人組帳」をよむ(6)―民間社会

14:
第14回
総括―近世人の秩序意識

15:
第15回
総復習(試験を含む)

教科書 くずし字の辞典を1冊用意すること。
林英夫監修『入門 古文書小字典』(柏書房、2005年)か、林英夫監修『新編 古文書解読字典』(柏書房、1993年)を薦めるが、大学院進学などを考えている場合は後者のほうがよい。どちらを購入するかは、講義中の説明を聞いてから決めてもよい。
参考文献 深谷克己『民間社会の天と神仏 江戸時代人の超越観念』(敬文舎、2015年)
大橋幸泰『潜伏キリシタン 江戸時代の禁教政策と民衆』(講談社[学術文庫]、2019年)
大橋幸泰・深谷克己編『〈江戸〉の人と身分6 身分論をひろげる』(吉川弘文館、2011年)
そのほか、適宜、必要に応じて講義中に紹介する。
成績評価方法
割合 評価基準
試験: 60% 日本近世史の基本的な概念と、史料の初歩的な読み方を理解できているかが試される。
レポート: 30% 学期末までに、講義に関する文献を論評するレポートを求める。
平常点評価: 10% 毎回、講義記録の提出を求める。
その他: レポートを提出した者が試験の受験資格を有する。
備考・関連URL 先行研究の解説は講義形式で進めるが、現物史料の読解は受講者に当てながら進めていく。ただし、史料の読解は初歩的なことしか扱えないので、この講義だけでくずし字が読めるようにはならない。くずし字を読めるような力をつけたいと思う者は、課外の勉強会に参加することを強く勧める。
関連URL:http://www.f.waseda.jp/yohashi/

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