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シラバス詳細照会

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  • 講義要項やWebシラバスの記載内容は、登録された受講生の人数や理解度に応じて、授業開始後に変更となる可能性があります。

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授業情報

開講年度 2019年度 開講箇所 教育学部
科目名
社会学概論I 

担当教員 北澤 裕
学期曜日時限 春学期  木4時限
科目区分 社会科公共市民学専修 配当年次 2年以上 単位数 2
使用教室 15-302 キャンパス 早稲田
科目キー 150403000S 科目クラスコード 01
授業で使用する言語 日本語
  コース・コード SOCX201L
大分野名称 社会学
中分野名称 社会学
小分野名称 概論
レベル 中級レベル(発展・応用) 授業形態 講義

シラバス情報

最終更新日時:2019/03/01 16:07:34

副題 「消費」と「人間社会」:商品を消費するってどう言うこと?
授業概要 社会学が扱う多彩な対象の中から「消費」を取り上げ、人間と社会の両者の関係(公共性)や現代社会の特徴を捉えてゆく。今日のわれわれの社会は、単なる「モノ」ではなく、進展した資本主義経済での市場を通じて売買される「商品」を消費することで成り立っている。しかも、この商品には物的対象ばかりでなく、サービス、情報、知識が、そしてまた、精子や卵子のみならず多様な生物の遺伝子が、さらには排出権取引による二酸化炭素や心、精神、感情までもが含まれ売られている。このように、現代社会ではありとあらゆるモノが「商品」に仕立て上げられる「万物の商品化」が進行し、われわれは、商品で溢れかえり、その消費に全面的に依存し、商品を消費することなしには一日たりとも暮らしてはいけない「商品集約社会」のただ中におかれているといえる。この授業は、こうした商品集約社会の歴史的な形成過程、売られ消費される商品の本質と人間の欲求との関わり合い、消費とアイデンティティとの関係、商品消費と社会の構成および世界制作の問題、さらには、商品消費リテラシーから脱酸素社会にいたるまで、商品消費をさまざまな観点から読み解き、当たり前でごく身近な何の変哲もない消費という事柄が、われわれにかなる影響を及ぼしているのかを考えてゆく。
授業の到達目標 「社会(society)」とは、人々が相互行為を行いながら、さまざまな関係の網の目を築き、共に生活を営んでいる「共同体(community)」だと定義することができる。われわれは、日頃、このような社会の存在を「当たり前」の事実とみなし、あまり考えることなく暮らしている。しかしながら、当然のこととされ、気にもとめられることのないこの社会は、われわれが思っている以上に複雑かつ巧妙に組織されている。「社会学(sociology)」は、当然視されている現実の社会の裏側に存在し、社会を実際に成り立たせている巧みな仕組みや仕掛け、構造やバック・ボーンを掌握する社会科学である。「社会学概論I・II」の講義は、われわれにとって身近な出来事を取り上げ、これらと関連づけることで社会の仕組みや構造と人間のあり方を科学的に捉える社会学の基本的な考え方への導入を目標としている。
事前・事後学習の内容 教科書を使用せずまたネットで検索できない概念を多用するので、出席してノートを取らなければ理解できなくなる。講義で示すパワーポイントの内容を自分でノートに書き留めることが、内容を理解するための、そして自分にとっての最良の方法である。ノートを授業後および授業前に確認し、関連する文献を読み考察を深め、次の講義に備えること。
授業計画 [第 1回] オリエンテーション:消費と社会、「万物の商品化」
[第 2回] 消費社会の開始:消費は人を統治する
[第 3回] 商品とは何か?:商品の「使嗾性」
[第 4回] モノの相一面化と多様性
[第 5回] 消費と「時間欠乏社会」
[第 6回] 商品進化:「喚起体」と「憑依体」
[第 7回] 演出価値およびエクストラバガンザ
[第 8回] 商品消費と行為の構成
[第 9回] 商品共有ネット社会
[第10回]アイデンティティ・キット:商品という自己構築用具
[第11回]直接保有 vs 周辺保有:現実充足 vs 背景充足
[第12回]「アフォーダンス」としての商品
[第13回]商品消費とナルシシズム:「自己幻想的快楽」
[第14回]商品消費リテラシー
[第15回]まとめと試験    

教科書 使用しない。
参考文献 寿里茂・北澤裕・桜井洋編著『ライフスタイルと社会構造』
ジョオン・サースク『消費社会の誕生』、
ヴェルナー・ゾンバルト『恋愛と贅沢と資本主義』
アーノルト・ゲーレン『人間の原形と現代の文化』
ジグムント・バウマン『リキッド・ライフ』
など。
その他講義中に指示する。
成績評価方法
割合 評価基準
試験: 70% 15回目の授業中に試験を実施し、理解力・思考力・説明力の三つを確認する。6月に中間試験を行うことも考えているが、実施についてはオリエンテーションの時に決める。
平常点評価: 30% 出欠を確認する。
備考・関連URL 授業計画回の内容は、これを入れ替えたり新たな内容に変更することがある。講義中のスマートホンの使用は厳禁。また「社会学概論II」の備考欄を参照。希望があれば、個別に答案を返却し解答につて解説する。

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