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シラバス詳細照会

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  • 講義要項やWebシラバスの記載内容は、登録された受講生の人数や理解度に応じて、授業開始後に変更となる可能性があります。

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授業情報

開講年度 2019年度 開講箇所 教育学部
科目名
社会学概論II 

担当教員 北澤 裕
学期曜日時限 秋学期  木4時限
科目区分 社会科公共市民学専修 配当年次 2年以上 単位数 2
使用教室 15-201 キャンパス 早稲田
科目キー 150403000T 科目クラスコード 01
授業で使用する言語 日本語
  コース・コード SOCX202L
大分野名称 社会学
中分野名称 社会学
小分野名称 概論
レベル 中級レベル(発展・応用) 授業形態 講義

シラバス情報

最終更新日時:2019/03/01 16:07:34

副題 遊ぶ人間「ホモ・ルーデンス」:「観光」や「旅行」から人間と社会を考える。
授業概要 なぜ、授業でことさら「レジャー」、「遊び」、「旅行」、「観光」などを取り上げるのか? 社会におけるわれわれの活動は、主に、合理的で能率的に、また客観的に遂行されることで「手段的(instrumental)」と呼ばれる「仕事」や「労働」を中心としている。しかしながら、われわれ人間は、合理性や能率性だけに則って生活を続けることはできず、「手段的」に対して「表出的(expressional)」と呼ばれる自己の感性や感情、主観的な内的欲求を満たす活動を行うこともまた必要とされる。この「表出的」な活動がレジャーや遊びであり、これらは人間や社会にとって不可欠な事柄として社会学の対象領域のひとつを構成している。中でも「観光」や「旅行」は最も明確で大規模なレジャーであり、人々や社会に対して与える影響が大きいといえる。講義では、このような観光の意義について、「真正性(ほんもの)」というの概念を中心に、他者や他所といった他性の内容、神話と物語、遺産としての空間や訪れる場所や風景の意義、場所の「何性」と「此性」、「スーベニア(お土産)」の役割などを論じ、これらと関連づけることで人間と社会との関係を捉えてゆく。

授業の到達目標 人間は通常「退屈」であることよりも「楽しい」ことを選ぶ。このことは、人が「楽しみ」や「喜び」を、自らの活動を評価し判断するための社会的な価値基準の一つとして設定していることを意味している。「楽しさ」の基準や基礎を形成するのは「レジャー」であり、高い水準の楽しみや喜びを自らの生活の中で享受し維持できるか否かは、どのようなレジャーを体験してきたのかにより培われ、また現に行うことが出来るのかに依存している。「社会学概論II」では、「社会学概論I」に引き続いて、楽しみと喜びの一基準となるという積極的な意味を「旅行」や「観光」といったレジャーに与えた上で、「旅行」や「観光」を越えて、われわれ人間に果たしている意識に通常上ることのない社会の仕組みについて幅広く触れながら、社会を捉える思考を培うことを目的とする。
事前・事後学習の内容 教科書を使用せずまたネットで検索できない概念を多用するので、出席してノートを取らなければ理解できなくなる。講義で示すパワーポイントの内容を自分でノートに書き留めることが、内容を理解するための、そして自分にとっての最良の方法である。ノートを授業後および授業前に確認し、関連する文献を読み考察を深め、次の講義に備えること。
授業計画 [第1回] オリエンテーション:ワーク vs レジャー、「エーリアン」と疎外
[第2回] 「楽しみ」という基準:遊びの定義
[第3回] 「真正性」 vs 「誠実性」:人は皆、ブリッ子だ!
[第4回] 観光と真正性:リミノイドとコミュニタス
[第5回] 他性の「神話」と「物語」:超越と記号
[第6回] 領土化と観光空間:グローバリゼーションという脱コード化
[第7回] 「クールな真正性」と知
[第8回] 「劇化する風景」としての遺産
[第9回] ノスタルジアとアイデンティティ
[第10回] 構成的な真正性」:「ほんもの」はつくられる?
[第11回] 場所の「表象ファイル」
[第12回] 観光の「ミラー転移」
[第13回] ホットな真正性」と感性
[第14回] スーベニアと「此性」
[第15回] まとめと試験    

教科書 使用しない。
参考文献 北澤裕「眼差しの世界制作」三和書籍、2017年。ヨハン・ホイジンガ『ホモ・ルーデンス』、マルク・ボワイエ『観光のラビリンス』、アラン・コルバン『レジャーの誕生』、ジョン・アーリー『社会を越える社会学』、ジョン・アーリー『観光の眼差し』、ライオネル・トリリング『誠実とほんもの』、チャールズ・テーラー『ほんものという倫理』など。
その他講義中に指示する。
成績評価方法
割合 評価基準
試験: 70% 15回目の授業時間中に試験を行い、理解度と説明力を確認する。11月に中間試験を行うことも考えているが、実施するか否かはオリエンテーションの時に決める。
平常点評価: 30% 出欠を確認する。
備考・関連URL 授業計画回の内容は、これを入れ替えたり新たな内容に変更することがある。講義中のスマートホンの使用は禁止する。サークル活動はある意味で「レジャー」、つまり余暇活動である。自分の好きな音楽、得意なスポーツ、サークル活動など余暇や趣味が「楽しい」のは、自分ながらに多少は努力しそれについて良く「知っている」からである。授業の内容についても同じことがいえる。自分で知ろうとし、その科目や分野についての知識が増せば増すほど、それは「楽しく」なる。あることを知り知識を増やそうとする姿勢、これが授業のみならず何ごとにつけ人生を楽しく過ごす方策だといえる。希望があれば、個別に答案を返却し解答につて解説する。

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