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シラバス詳細照会

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  • 講義要項やWebシラバスの記載内容は、登録された受講生の人数や理解度に応じて、授業開始後に変更となる可能性があります。

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授業情報

開講年度 2019年度 開講箇所 教育学部
科目名
岩石成因論

担当教員 小笠原 義秀
学期曜日時限 春学期  水1時限
科目区分 理学科地球科学専修 配当年次 3年以上 単位数 2
使用教室 6-201 キャンパス 早稲田
科目キー 1505037550 科目クラスコード 01
授業で使用する言語 日本語
  コース・コード PLNX346L
大分野名称 地球惑星科学
中分野名称 地球惑星科学
小分野名称 岩石・鉱物・鉱床学
レベル 上級レベル 授業形態 講義
  オープン科目

シラバス情報

最終更新日時:2019/03/01 16:07:34

副題 惑星地球の謎を解く10の岩石
授業概要

注意事項:「岩石成因論」および「地球物質科学」は地球物質科学研究室のコア科目に設定されています。2019年度に本科目を卒業研究と並行して履修(成績がF以上)すること、および2018年度に「地球物質科学」を履修していることが2019年度に地球物質科学研究室で卒業研究を開始することの条件となっています。


地球は、太陽系の地球型惑星のなかでも他の火星や金星とは異なるいくつかの特徴をもっています。たとえば、われわれがよく目にする花崗岩類は地球の大陸地殻の存在を特徴付ける岩石です。それでは何故、火星や金星には花崗岩が大量に存在しないと考えられているのでしょうか。どのような違いが地球に花崗岩質地殻をもつ大陸を作ったのでしょうか。カンラン岩と同様の化学組成をもつ火山岩コマチアイトの活動時代の分布は何故限られているのでしょうか。このような疑問は、構成物質である岩石を通して地球とその進化を考えるきっかけとなります。この講義では、全地球史や惑星地球の進化過程で重要な役割や重要な情報をもっている(もっていた)岩石を取り上げ、地球のダイナミックスと結びつけて考察を行います。


 具体的には、地球の内部構造とその進化プロセスの謎解きに鍵となる10の岩石を取り上げ、何が問題であるかをクローズアップするとともに、関連する岩石の成因とその全地球史における意味を考えます。岩石の形成場と形成プロセスの謎解きをしながら地球の成り立ち・進化に迫ることがこの講義の目的です。


 次のような疑問が岩石を通して地球を考えるときの出発点になるでしょう。岩石とは何か。何が地球を作ったのか。地球の成層構造は何故できたのか。生きている地球とはどのような意味か。地球内部で今何が起きているのか。かつては何が起こっていたのか。地球物質大循環とは何か。本当に起こっているのか。物質循環広がりは。他の地球型惑星と何が異なるのか。


授業の後半では、地球物質大循環の観点から、表層物質の深部沈み込みと超高圧変成作用、それに伴うダイヤモンドの形成に関係したテーマを取り上げ、地球を見る先端研究の世界を学習します。


 講義内容では、多数の研究論文(英文)を用いるとともに、米国地球物理連合学会(AGU学会)などで公表されている最新の岩石研究成果、担当教員の研究室でのこれまでの研究成果も適宜取り入れ、地球進化の謎解きをめざす地球物質科学の最先端を解説します。


 



授業の到達目標 固体地球を構成する岩石のなかで地球の進化の謎解きにつながる主要な岩石の概要を理解すること。また、それらの岩石学的な特徴と成因を惑星地球の進化過程のなかで位置づけて理解することを到達目標とします。

事前・事後学習の内容 あらかじめ資料を配布するので、それを読んで授業に臨むことを前提とする。また、授業での学習事項と疑問点を授業後に整理し、配布資料を活用して理解を確実にする。
授業計画

1.   はじめに:(1)

岩石の成因を考えて分かる固体地球の進化。岩石から読み取る地球の内部。

2.   地球の謎解きに鍵となる岩石概説(2)

3.   地球の始原物質としての隕石(1)

4.   地球で最も多量に存在する岩石としてのカンラン岩とその高圧相(マントル構成物質の姿)(2)

5.   海底を覆っている玄武岩、月にもある玄武岩。何故そんなに表層にあるのか。(1)

6.   地球の特徴としての大陸の存在。大陸を構成する岩石、花崗岩質岩。その意味は。(1)

7.   沈み込み帯に沿って分布する安山岩(1)

8.   超塩基性マグマの証拠コマチアイトはどうしてほとんどが太古代に集中しているのか。(1)

以下は地球物質大循環に関連するテーマ

9.   ダイヤモンドの「運び屋」キンバーライト、それがもつ謎解きの鍵は。(1)

10.  海洋地殻のなれの果てエクロジャイト、深く沈みこんで再び地表に。(1回)

11.  マグマ起源の炭酸塩岩カーボナタイト、マントル内炭酸塩の起源とその謎。(1回)

12.  超高圧変成作用と地球物質大循環。炭酸塩岩の深部沈み込みの産物:変成作用起源ダイヤモンドと含ダイヤモンド超高圧マーブル(2)

教科書 適宜、プリントを配布します。そのほとんどすべてが英文です。
参考文献 「超高圧変成作用起源のダイヤモンド」(著者 小笠原義秀 早稲田大学出版部 定価2000円)を教科書として使用します。
成績評価方法 出席状況とレポートをもとに総合的に判断する。
備考・関連URL

1.この科目は地球科学専修の3年度生以上の専門選択科目をオープンにしています。従って、レベルは地球科学分野で岩石学を専門として学ぼうとする3年度生以上を想定したもので、高く設定しています。講義内容は現在の先端レベルの地球物質科学分野における岩石成因論の研究紹介が大半となります。教養レベルの地球科学系科目ではありません
2.英語の研究論文・参考書を多数紹介しながら授業を進めます。


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