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シラバス詳細照会

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  • 講義要項やWebシラバスの記載内容は、登録された受講生の人数や理解度に応じて、授業開始後に変更となる可能性があります。

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授業情報

開講年度 2019年度 開講箇所 文化構想学部
科目名
アジアにおける人間の安全保障

2-1_【文構・文学_合併】

担当教員 金 敬黙 他/春名 展生
学期曜日時限 春学期  木6時限
科目区分 講義 配当年次 1年以上 単位数 2
使用教室 31-205 キャンパス 戸山
科目キー 2321560060 科目クラスコード 01
授業で使用する言語 日本語
  コース・コード INTB151L
大分野名称 国際関係論
中分野名称 国際公共政策
小分野名称 人間の安全保障
レベル 初級レベル(入門・導入) 授業形態 講義
  オープン科目

シラバス情報

最終更新日時:2019/03/05 16:52:50

副題 「人間の安全保障」をアジアの視点から再考する
授業概要  今日、アジア地域はさまざまな課題を抱えています。紛争、暴力、環境破壊、格差などのアジェンダは一国では解決できない問題です。同時に、従来の国家の安全保障でも取り組めない課題になります。したがって、国家の安全保障と人間の安全保障の両方を視野に入れた「共通の安全保障」をテーマにしつつ、理論と実践的な分析力を高めることをねらいとします。
授業の到達目標  欠乏からの自由と恐怖からの自由という「人間の安全保障」の理論的な取り組みに加え、アジア地域の共通課題について実務専門家の講師陣とのケース分析型の授業スタイルを通じて、実践力と想像力・創造力を育むことを目指します。とくに、2019年はG20の会議が日本の大阪で6月に開催されます。したがって、G20サミットの議題などを取り上げつつより具体的なアジェンダに取り組む予定とします。
事前・事後学習の内容  ケース分析に必要な事例調査を予習や復習として求めることがあります。また、発展的な学習を行うために教材を一冊選び、定期レポート課題などを設ける予定です。
授業計画  本授業は2人(専任教員1人+非常勤講師1人)による実践型の授業として行われます。また、実務経験が豊富な元国連世界食糧計画アジア太平洋局長を務めた忍足謙朗さんをゲストとして2回ほどお招きします。実質的には3人のコーディネートに基づく実践知の探究を深めます。

 専任教員である金敬黙が8回分(うち2回は忍足謙朗さんをゲストとしてお招きする予定)の授業を行い、問題意識の共有や理論的な内容を含む全体のコーディネイトを模索します。
 金敬黙が担当するテーマとしては以下のものが予定されています。
 *人間の安全保障と類似する概念軸
 *NGOと市民社会
 *朝鮮半島と日本
 *東アジアの歴史認識と和解
 *平和構築と人道支援
 *SDGとG20

 忍足先生が担当する内容は以下のものを予定しています。
 *食料安全保障-アジアを中心に
 *自然災害(フィリピン台風)を例に緊急人道支援の現場(ロジスティクス、クラスター、民軍連携など)
 *人道支援における交渉術-北朝鮮やスーダンを例に(スキル系)

 東京外国語大学の春名展生先生(7回担当)によって、以下の授業が予定されています。

 春名先生が担当する7回の授業では、日本社会を事例として、主として人の越境移動にともなう諸問題を検討します。一見すると人の越境と関連性をもたない前半の3回は、日本社会において外国人が直面する困難を考えるための手がかりとなります。全体をとおして浮かび上がるのは、男性の労働者を中心に据えて経済成長に成功してきた社会が、低成長とグローバル化の時代に機能不全を起こしている様子であります。この問題は、「開発」に邁進してきた日本以外のアジア諸国にも通底すると考えられるでしょう。

 *現代日本の貧困
 世界で第3位のGDPを誇る一方、日本の貧困率は16%にも達します。この授業では、戦後日本の歩みを振り返りながら、この矛盾の原因を探ります。
 *日本社会における女性
 日本では、国際的に比較して、女性の地位が低いと見られています。この授業では、日本社会にどのような問題であり、その問題がなぜ生じたのか、戦後日本の歩みを振り返りながら考えます。
 *日本社会における障がい者
 日本社会において、障がい者は、いわば隠された存在であった。この授業では、なぜ障がい者の包摂がすすまなかったのかを探るとともに、障がい者の排除が、ほかにどのような問題につながるのかについて考えます。
 *日本社会における「外国人」①オールド・カマーズ
 在日コリアンの存在は、植民地支配に起源をもちます。この授業では、その時代から現代に至るまでを見通し、この先駆者的な在日外国人が経験してきた種々の困難を概観します。
 *日本社会における「外国人」②ニュー・カマーズ
 在留外国人の数は、1980年代の後半以降に急増しました。この授業では、日本社会の側に発生した外国人労働者への「需要」をとらえるとともに、その需要が、制度の壁によって歪められた形でみたされていく様子を浮かび上がらせています。
 *外国にルーツを持つ子どもたち
 外国人の定住がすすむにつれ、その子どもたちが、日本各地でさまざまな問題に直面しています。この授業では、そのような問題をいくつか取り上げつつ、それに対する取り組みの事例を紹介します。

 *その他

 内容と順番等は、部分的に変わる可能性があります。また、複数人が共同に担当する授業もありますので、とてもバラエティに富んだ授業になるでしょう。
参考文献  風間・加治・金『教養としてのジェンダーと平和』(法律文化社、2016)
 忍足謙朗『国連で学んだ修羅場のリーダーシップ』(文芸春秋、2017)
成績評価方法  毎回の授業と関連した内容で作成するレポートで70%の成績をつけます。
 出席を含む平常点を30%としてします。
備考・関連URL  この科目は、キャンパスアジア「多層的紛争解決・社会変革のためのグローバルリーダー共同育成」プログラムの関連科目でもあります。この科目の2単位を含む、計12単位以上のキャンパスアジアプログラム科目(含:北京大学もしくは高麗大学校への留学)を履修・取得すると、キャンパスアジア修了証が授与されます。
 キャンパスアジアプログラムの詳細:https://www.waseda.jp/campus-asia/

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