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シラバス詳細照会

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  • 講義要項やWebシラバスの記載内容は、登録された受講生の人数や理解度に応じて、授業開始後に変更となる可能性があります。

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授業情報

開講年度 2019年度 開講箇所 文化構想学部
科目名
複合文化論系演習(文化人類学学説史)

担当教員 小田島 理絵
学期曜日時限 春学期  土3時限
科目区分 専門演習(複合) 配当年次 2年以上 単位数 2
使用教室 32-226 キャンパス 戸山
科目キー 2331523004 科目クラスコード 01
授業で使用する言語 日本語
  コース・コード ANTC201S
大分野名称 人類学
中分野名称 文化人類学
小分野名称 概論
レベル 中級レベル(発展・応用) 授業形態 演習/ゼミ

シラバス情報

最終更新日時:2019/03/05 16:52:50

授業概要  大航海時代以降、世界は拡大し、異文化接触の機会が高まると、異文化を研究する専門分野として民族学・文化人類学・社会人類学が誕生しました。

 20世紀にはいると、世界の様々な地でフィールドワークを行うことが文化人類学の方法論となりました。そこで得たデータを基に、各文化に備わる仕組み、論理の解明、文化的知識の蓄積、翻訳、理解を試みながら、文化の多様性を検証してきました。

 現代、歴史的な営為に関する様々な批評や自己省察を経て、文化人類学は、自己と他者を考察に包摂しながら文化事象を研究する人文社会科学の一分野として再輪郭化を図っています。

 本演習では、文化人類学的知見が築かれた道程=学説を辿りながら、世界の文化に関わる知識が、誰によって、どのようなフィルターを通して見つめられ、翻訳され、理解されてきたかを学んでいきます。また、教場では実際に、受講生自らが、文化について自分で書く実践を行います。その作業を通して、文化人類学学説と文化研究への接近を試みると同時に、文化を表すことの意義や難しさも学んでいきます。
授業の到達目標  (1)文化人類学の基礎的視座と知見の理解
 (2)文化研究の初歩的実践
事前・事後学習の内容  授業は、(1)講義、(2)講義に関連する文献の要約発表、(3)小グループによるディスカッション、の三段階の流れで進みます。そのため、(1)講義内容の把握、(2)文献要約、(3)意見交換、という異なる能力がそれぞれの回で求められます。毎回、何を授業で行うのか、そこで期待されているのかを事前に心に留め、授業に臨むことが必要となります。また、学期中間から期末にかけて、課題として、民族誌を書くことが求められます。

 文化人類学の基礎的授業となりますので、これから関連授業を受けようと思う方を基本的には対象としますが、これまで関連する授業を受けてきた方にとっては、これまで学んできたことを整理するうえで有効な授業となります。
授業計画
1:
第1回 オリエンテーション
本演習の概要と目的、進行の方法について確認します。
2:
第2回 講義 文化人類学とは:その歴史・基本的な視座・文化の見方
文化人類学は、人類学Anthropology(人間に関する学問の意味)の一分野です。人類学全体の視座から講義を開始します。
3:
第3回 講義 世界の拡大と人類学の誕生:進化主義と伝播主義
人類学はなぜ誕生するに至ったのでしょうか?歴史的社会的背景から考察し、歴史的過程の中での文化の見方の変遷について講義します。
4:
第4回 発表 世界の拡大と人類学の誕生:進化主義と伝播主義
受講生が文献を講読し、要約を発表します。
5:
第5回 議論 黎明期の人類学研究視座:進化主義と伝播主義
教場で提示される課題に関して、受講生が小グループでディスカッションをします。
6:
第6回 講義 機能構造主義・歴史特殊主義・フィールドワーク・民族誌
マリノフスキー、ラドクリフ=ブラウン、エヴァンズ=プリチャードなどのイギリス社会人類学学説およびボアズを中心に確立されていくアメリカ文化人類学学説を中心に講義をします。
7:
第7回 発表 機能構造主義・歴史特殊主義・フィールドワーク・民族誌
機能構造主義および歴史特殊主義の基礎文献を受講生が講読し、要約を発表します。
8:
第8回 議論 方法論と客観性にまつわる様々な意見
教場で提示される課題に関して、受講生が小グループでディスカッションをします。
9:
第9回 講義 「人格」「国民性」そして「ポップカルチャー」へ: アメリカと日本
ミード、ベネディクト等の心理人類学学説を中心に、アメリカで文化人類学が定着し、活用されていく過程について講義をします。文化人類学を進展させたアメリカが研究した日本について、古典から現代の文化人類学研究について学びます。
10:
第10回 発表 「人格」「国民性」そして「ポップカルチャー」へ: アメリカと日本
ミード・ベネディクトの古典研究と文化人類学による現代日本のポップカルチャー研究を受講生が講読し、内容を要約して発表します。
11:
第11回 議論 インフォーマントとしての日本人:映像人類学を通して
講義と発表をふまえ、受講生が小グループで議論していきます。アメリカと日本の「間」を生きる人々に関する近年の映像人類学研究を通して、文化の動態について考えていきます。
12:
第12回 講義 構造・象徴・解釈・ポストモダン人類学
構造主義、象徴人類学、そしてギアツによる解釈学的転回および民族誌的営為の批評へと転回を遂げた経緯について講義をしていきます。
13:
第13回 発表 構造・象徴・解釈・ポストモダン人類学
関連の文献を受講生が講読し、要約を発表します。
14:
第14回 課題 民族誌を書く
受講生は、教場で自ら作成した民族誌を持ち寄り、相互に批評していきます。
15:
第15回 まとめ
本演習の総まとめの講義です。
教科書  講読する文献を授業中に指示。
参考文献  適宜、授業中に指示。
成績評価方法  授業への積極的参加を50%、中間課題と最終レポートを50%の割合で評価の対象とします。中間課題と最終レポートは、講義、講読文献、グループでの議論の内容を基に仕上げることになりますので、授業の予習や復習が必須となります。

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