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シラバス詳細照会

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授業情報

開講年度 2018年度 開講箇所 文化構想学部
科目名
複合文化論系演習(開発人類学)

担当教員 小田島 理絵
学期曜日時限 秋学期  金4時限
科目区分 専門演習(複合) 配当年次 2年以上 単位数 2
使用教室 33-439 キャンパス 戸山
科目キー 2331523011 科目クラスコード 01
授業で使用する言語 日本語
  コース・コード ANTC281S
大分野名称 人類学
中分野名称 文化人類学
小分野名称 その他
レベル 中級レベル(発展・応用) 授業形態 演習/ゼミ

シラバス情報

最終更新日時:2018/09/27 12:34:08

副題 開発援助・国際協力・文化人類学の視座
授業概要  本演習では、様々な文化社会において推進された開発、進行中の開発の在り方に関する文化人類学研究の講読、研究内容に関する受講生の発表、受講生同士の議論を通して、異なる文化と社会における進歩や発展に対する考えを深めていく。 進歩、発展の概念が移り変わりを遂げてきたように、人類学と開発の関わり方も変化を遂げている。人類学者は、立案者的立場、査定者的立場、自身を含めた開発へのすべての関与者の政治性を考慮に入れながら社会づくりへの参加を目指す立場など、様々な立場から社会の発展に関与、協働しようとしている。本演習では、現代、多様化する文化人類学と開発との関わりについても学んでいく。
 授業は、(1)文化人類学による開発の見方・関わり方に関する一般講義、(2)近代化理論と都市開発、(3)持続可能な発展と観光開発、(4)現代の貧困の在り方と見方、(5)市民社会の形成と人間的発展に向けた共同体の在り方の模索、(6)総合まとめ、の全6部から構成されている。各部でそれぞれ、おもにアジア諸国の事例をもとに考察を進めていく。この流れを通して、開発問題に取り組むための人類学的視野や方法論を身に付けていくことを目標とする。
授業の到達目標  (1)開発と開発に関わる諸問題の文化人類学的見方を鍛え、身に付ける。
 (2)開発に関わる諸問題に対する自分の見方を発信する力を身に付ける。
事前・事後学習の内容 各部で取り扱う文献を事前に読み、ポイントを把握しておく必要がある。
授業では受講生同士が意見を交換する議論/グループワークを行うが、各自が事前学習を活かして行うことが期待される。
課題やレポートに取り組む際にも、授業内容と文献の内容をまず復習し、自分の考えを発展させることが期待される。
授業計画
1:
第1回 オリエンテーション
本講義の概要、目標、目的について説明する。また人数に応じた発表、議論グループの編成を確認していく。
2:
第2回 講義 開発の思想と変遷
近代化理論から持続可能な発展へと移り変わってきた開発の思想について述べていく。
3:
第3回 講義 開発支援の成り立ちと仕組み:国際援助機関・ODA・NGO・市民・そして文化人類学
WWII後の世界共通の目的として開発が取り上げられ、国際機関が成立、ODAによる支援が行われてきた。またNGO・企業・市民も国際協力に乗り出す今日までの経緯を概観する。また文化人類学者と開発の関わり方の移り変わりについて述べていく。
4:
第4回 講義 都市化と人々の暮らし
都市化がどのような考えに基づいて行われ、人々は新しい都市空間でどのように生活を築き、問題をとらえてきたのかについて述べていく。
5:
第5回 発表 都市化と人々の暮らし(東京・シンガポール・ニュージーランド・アメリカの事例)
受講者が文献講読に基づいた発表を行う。
6:
第6回 議論 都市化の問題とプロジェクトの立案・実行・査定
普及するプロジェクト立案・実行・査定手法をもとに、グループワークとして都市化問題の事例を査定し、プロジェクトの立案を行う。
7:
第7回 講義 持続可能な発展、オリエンタリズムとエコツーリズム
持続可能な発展という考え方の誕生と成立の背景について確認し、その発展の方法論の一つとされる新しい観光の在り方について述べていく。
8:
第8回 発表 持続可能な発展、オリエンタリズムとエコツーリズム(観光理論、インドネシア、タイ、台湾、中国、インドの事例)
受講者が文献講読に基づいて発表する。
9:
第9回 議論 観光の問題とプロジェクトの立案・実行・査定
普及するプロジェクト立案・実行・査定手法をもとに、グループワークとして観光問題の事例を査定し、プロジェクトの立案を行う。
10:
第10回 講義 貧困とコミュニティ
国際的開発援助機関においてもっとも重要な課題とされる貧困であるが、それが生じる現代的環境について述べていく。
11:
第11回 発表 貧困とコミュニティ(フランス、中国、マレーシアの農民社会・工場労働の事例)
受講者が文献講読をもとに、現代の貧困、貧困が生じる環境について発表していく。
12:
第12回 議論 貧困問題とプロジェクトの立案・実行・査定
普及するプロジェクト立案・実行・査定手法をもとに、グループワークとして貧困問題の事例を査定し、プロジェクトの立案を行う。
13:
第13回 講義 現代の取り組み:公共性と人類学
市民が自らよりよい社会づくりに積極的に乗り出そうとする今日、人類学者は開発やよりよい社会づくりに今日どのように関与し、協働しているのか、あるいは関与・協働しようとしているのだろうか。人類学において社会関与と協働が問われている背景について述べていく。
14:
第14回 発表 現代の取り組み:公共性と人類学(東日本大震災の事例)
受講者が文献講読を基に、市民・人類学者それぞれの社会への関与と協働の在り方について発表していく。
15:
第15回 議論 現代の取り組み:公共性と人類学~まとめ
授業を総括して自らの社会関与について考えを深めていく。
教科書  講読する文献は、授業中に指示。
参考文献  授業で必要に応じて指示。
成績評価方法
割合 評価基準
試験: 0%  定期試験は行わない。
レポート: 50%  中間課題として、各自が授業の内容に基づいた小調査を行い、その結果を簡単な報告書としてまとめ、データの見方や取り扱い方法の練習をする。期末には最終レポートの提出が求められる。最終レポートでは、授業の理解度、独自の調査の進め方、文章の構成、参考文献や資料の用い方などを評価する。
平常点評価: 50%  授業では各自がノートを付けることを習慣づけ、それを基に、文献要約発表や議論へ積極的に参加することが求められている。とくに、受講生が小グループとなり、意見を交換する議論の時間が設けられており、その際には、限られた時間でグループごとに他の人の意見に耳を傾け、話し合い、発表することが求められる。この作業に対し、積極的に参加することが求められる。講読文献を読む際には、その文献で著者が述べているポイントを要約していくことが必要となる。そのポイントを授業で発表する。授業の進度とともに、各自、要約の仕方を鍛えていくことが望まれる。
その他: 0%  平常点評価とレポート評価を参照しておく。
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