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シラバス詳細照会

シラバス詳細照会

  • 講義要項やWebシラバスの記載内容は、登録された受講生の人数や理解度に応じて、授業開始後に変更となる可能性があります。

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授業情報

開講年度 2013年度 開講箇所 文化構想学部
科目名
複合文化論系演習(日本の美意識)

担当教員 陣野 英則
学期曜日時限 春学期  金6時限
科目区分 専門演習(複合) 配当年次 2年以上 単位数 2
使用教室 34-151 キャンパス 戸山
科目キー 2331525006 科目クラスコード 01
授業で使用する言語 指定なし
  コース・コード ZZZZZZZZ
大分野名称 指定なし
中分野名称 指定なし
小分野名称 指定なし
レベル 指定なし 授業形態 指定なし

シラバス情報

最終更新日時:2013/04/13 12:17:42

副題 日本の古典文化における「美」の観念
授業概要  「みやび」「をかし」「もののあはれ」「わび」「さび」など、日本に独特の「美」をあらわしているようにおもわれてきた言葉は、多くの人に知られ、また用いられてもいるのだろうが、それぞれの観念を皆さんはうまく説明することができるだろうか。おそらく相当に困難であろう。
 たとえば、十世紀初頭、『古今和歌集』の仮名序と真名序などは、はやくも美的な理念を示していたといえる面があろう。しかし、そこでは中国古典(『毛詩』大序など)にかなり依拠しているといわざるをえない。そもそも、抽象的な「美」もしくは「美意識」をあらわす和語が平安時代中期あたりまではまったくなかったのである。「みやび」という古語は存在しても、それは理念とよべるものではなかった。したがって、『伊勢物語』が抽象的な理念としての「みやび」を意識してつくられたとは考えられない。『源氏物語』の「もののあはれ」にしても、近世の本居宣長が『源氏物語』(特に「螢」巻の物語論)をもとにしてあらたにつくりだした理念である。『源氏物語』の時代にそういう理念があったわけではない。
 一方、中世の日本で用いられるようになった「幽玄」などは、抽象度の高い美的観念たりえているだろう。ただし、用いられるコンテクストによってその観念の内実は相当にひらきがある。このように、個々の言葉に即してみてゆくと、簡単にはとらえにくい面が多い。
 この授業では、上記のようないくつかの問題点を確認した上で、「美」に関わる理念がどのようにしてつくりだされたのかということをさまざま考えてみたい。あわせて、そうした理念がつくりだされる前の、古典それ自体における「美」的なもののありかについても考えられれば、とおもう。
 受講者には、授業計画に掲げるテーマの中から一つを選択して発表に取り組んでもらう。詳細は第1回めのオリエンテーションで説明する。
授業の到達目標  一千年前後に及ぶ長い時間の中で、「美」そのものをあらわす抽象的な言葉がどのようにあみだされたのかを意識することで、日本の藝術・文化に関するステレオタイプな見方を排し、自分の頭と心でそれらに向きあい、考えるための下地づくりをめざす。
授業計画
1:
第1回 4/12
オリエンテーション、和語による「美」のあらわし方(1)
2:
第2回 4/19
和語による「美」のあらわし方(2)、関係する文献についての説明
3:
第3回 4/26
『古今和歌集』(特に仮名序)にみられる理念と言葉(1)
4:
第4回 5/10
『古今和歌集』(特に仮名序)にみられる理念と言葉(2)
5:
第5回 5/17
カノン化した平安文学(王朝文学)について
6:
第6回 5/24
「みやび」について(担当者発表、以下第14回まで同じ)
7:
第7回 5/31
「をかし」について
8:
第8回 6/7
「もののあはれ」について(1)
9:
第9回 6/14
「もののあはれ」について(2)
10:
第10回 6/21
「いろごのみ」」「好き」「数寄」について(1)
11:
第11回 6/28
「いろごのみ」「好き」「数寄」について(2)
12:
第12回 7/5

「幽玄」について

13:
第13回 7/12
「わび」「さび」について(1)
14:
第14回 7/19
「わび」「さび」について(2)
15:
第15回 7/26
全体のまとめ
教科書  プリントを配付する。
参考文献  そのつど教場で指示もしくは配付する。
成績評価方法
割合 評価基準
試験: 0%  
レポート: 50%  学期末に提出するレポート(授業で発表した内容を発展させたもの)の内容による。
平常点評価: 50%  授業での発表内容、質疑における発言内容、出席状況などによる。
その他: 0%  
備考・関連URL  古文の読解能力については、高等学校の国語科(古典)で学んだ程度の基礎的な知識さえあれば問題ない。
 また、授業計画については、受講者の人数、また各人の発表テーマに関する希望を確認の上、若干の変更をすることがありうる。
 関連URL 国文学研究資料館 http://www.nijl.ac.jp

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