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Course Information

Year 2019  School School of Humanities and Social Sciences
Course Title
Feminism in East Asia

2-1_【文構・文学_合併】

Instructor ATSUTA, Keiko
Term/Day/Period fall semester  Thur.4
Category Lectures Eligible Year 1st year and above Credits 2
Classroom   Campus Toyama
Course Key 24215500J8 Course Class Code 01
Main Language Japanese
  Course Code CMFM181L
First Academic disciplines Composite Fields Studies
Second Academic disciplines Human
Third Academic disciplines Others
Level Beginner, initial or introductory Types of lesson Lecture

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Latest Update:2019/03/05 16:52:50

Course Outline  フェミニズムとは、「女が人間だというだけの過激な思想のこと」(Feminismis the radical notion that women arepeople.)だ。
 第二派フェミニズムと呼ばれる60年代からの女性解放運動は、「個人的なことは政治的なこと」というスローガンを掲げ、性、家族、労働など、あらゆる分野での女性の解放を求めた。それは、多様な、また相互に矛盾しうるニーズや欲望を抱える個人である女性が、自分を肯定しつつ、一人の人間として自由に生きるとはどういうことかを問いなおし、「女が人間だ」ということが「過激」な思想になってしまう社会の変革を求める運動であった。

 第二派フェミニズムの中では歴史的なジェンダーとして形作られる「女性」の経験自体も民族、階層、病気や障害の有無、セクシュアリティなどによって多様であることが指摘され、現在はインターセクショナリティ(差別の複合性)の視点が必要だとされている。女性をはじめとするマイノリティの運動を、換骨奪胎して国家や市場に取り込もうとする新自由主義の下で、ある差別を是正するために、他の差別に目をつぶることはできないというインターセクショナリティの思想と実践は、あらゆる差別の禁止というフェミニズムの本来の目的を常に思い出させる。
 フェミニズムを欧米発の思想だと誤解している学生も多いが、日本でも、また他の地域でも、フェミニズムの思想と運動が生まれ、育ってきた。その運動のあり方を理解し、今の私たちの現実に生かすためには、それぞれの地域の社会と歴史を理解しなければならない。差別的な社会制度は、突然出現するのではなく、歴史的な積み重ねの中で徐々に「必然」として個人の生をしばるものになっていくからだ。
 ここ十数年、東アジアの諸地域では第二波フェミニズム以後の新しい、若手のフェミニズムの担い手が現れている。こうしたフェミニズムの運動は、そもそも「女」とは誰のことなのかを問い直し、他の社会的弱者による当事者運動と関係を深める一方、あらゆる女性への差別の撤廃を目指すうえでの現代的課題にさらされている。

 本講義では、日本、中国、台湾、香港、韓国など、東アジアの諸地域における現在のフェミニズム運動の展開と課題を、セクシュアリティ、リプロダクション、民主化運動との関係、世代間の葛藤など、いくつかのトピックをとりあげて論じる。
Objectives  ・様々なフェミニズムの運動について学び、自分の人生を切り開き、社会を変える実践に生かすこと。
 ・東アジアのフェミニズム運動の展開を横断的に見ることで、受講生が生きる日本の国家、社会のジェンダー枠組みを相対化すること。
Course Schedule
1:
第1回:「女」とは誰のことか
社会的に構築されるジェンダーについての基礎知識と、エスニシティ、階級などによる「女」の中の分断について学ぶ
2:
第2回:「女」は「人間」か
フランス人権宣言などを素材に「女」は「人間」だと考えられてきたかどうかを学ぶ
3:
第3回:ネオ・リベラリズムが迫る選択ーバリキャリか主婦か?
ネオ・リベラリズムが個人に迫る生き方の選択について学ぶ
4:
第4回:優生思想・能力主義とフェミニズム
様々な当事者運動を参照しつつ優生思想、能力主義に対するフェミニズムの考え方について学ぶ
5:
第5回:事例検討2 国境を越える生殖ツーリズム
生殖補助技術を利用する人々が、他者の身体を借りて子どもを持とうとするとき、何が起きるのかを学ぶ
6:
第6回:事例検討2 グローバルな人の移動と家事労働
グローバルな人の移動と家事労働について学ぶ
7:
第7回:性暴力へ対抗する
女性、トランスジェンダー、男性など多様な被害者の声がどのように性暴力に対抗する運動を作ってきたかを学ぶ
8:
第8回:事例検討3 インターネットとジェンダー差別
インターネットとジェンダー差別について学ぶ
9:
第9回:中間課題検討会
中間課題検討会
10:
第10回:ゲスト講師の講義
ゲスト講師の講義
11:
第11回:事例検討3 支援する、伝える日本軍性暴力/性奴隷制問題
国際的なフェミニズム運動である、日本軍性暴力/性奴隷制被害者支援のあり方について学ぶ
12:
第12回:事例検討4 支援する、伝える日本軍性暴力/性奴隷制問題
国際的なフェミニズム運動である、日本軍性暴力/性奴隷制被害者支援のあり方について学ぶ
13:
第13回:事例検討5 民主化運動とフェミ二ズム
台湾や香港を事例に、民主化運動とフェミニズムの関係について学ぶ
14:
第14回:事例検討6 Vachina monologuesとセクシュアリティを語ること
ヘテロセクシュアルの男性以外の視点で性を語るとはどういうことか、中国のVachina monologues上演運動を事例に学ぶ
15:
第15回:まとめ
まとめ
Textbooks  毎回配布する資料をすべて熟読すること。
Evaluation
Rate Evaluation Criteria
Exam: 0%  
Papers: 60%  期末レポートで評価する。
Class Participation: 20%  コースナビでのコメント記入で評価する。
Others: 20%  中間課題とディスカッションへの参加で評価する。
Note / URL  ・授業計画・内容は、受講生の興味、理解度によって変更の可能性がある。
 また、社会的に大きな事件が発生した場合などは、臨時のトピックとしてそれを扱う可能性もある。
 ・受講生同士の活発なディスカッションを期待する。授業中に発言することを学期中の目標にしてほしい。

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