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Course Information

Year 2019  School School of Humanities and Social Sciences
Course Title
Modern Literature and Culture

2-2_【文学・文構_合併】

Instructor MUNAKATA, Kazushige
Term/Day/Period fall semester  Thur.4
Category Lectures Eligible Year 1st year and above Credits 2
Classroom   Campus Toyama
Course Key 2421660016 Course Class Code 01
Main Language Japanese
  Course Code LITJ161L
First Academic disciplines Literature
Second Academic disciplines Japanese Literature
Third Academic disciplines Japanese Modern and Contemporary Literature
Level Beginner, initial or introductory Types of lesson Lecture
  Open Courses

Syllabus Information

Latest Update:2019/03/05 16:54:16

Subtitle 肉筆原稿の文化誌
Course Outline  近代の文学は、端的にいえば「活字的世界」の産物であり、新聞や雑誌などの新しい活字メディアの発達と切り離して考えることができない。私たちも、どのようなテキストであれ、通常は活字を通して近代の文学を享受しているが、言葉で何かを表現するというのはどのような営みなのかを教えてくれるのは、むしろ、推敲や訂正の跡が生々しい作家の肉筆原稿に優るものはない。この授業では、近代の作家たちが、新しい時代の到来のなかでどのように言葉と格闘し、それぞれの表現を紡ぎだしてきたかを、彼らの肉筆原稿を通して探ってみたいと思う。
 たとえば森鴎外や夏目漱石は、どんな用紙や筆記用具を使って、どんな筆跡で彼らの「作品」を書いていたのか。また、和紙に筆で書かれていた時代から、原稿用紙に万年筆で書かれていた時代、さらにワープロやパソコンによる執筆が一般的になってきた時代に至るまで、作家の原稿は、近代日本の筆記環境の変遷の証言者であるとともに、執筆や推敲の過程を教えてくれる貴重な資料でもある。この授業では、実際の原稿(の複製やコピー)に触れることで、従来とは異なった角度から、言葉やものを書くことの意味について考えてみたい。具体的には、今年度の授業では、森鴎外・北村透谷・樋口一葉・夏目漱石など、おもに明治・大正期を中心とする近代文学の原稿について、取り上げる予定でいる。
Objectives  ほとんど手書きの機会がなくなってきた現在、肉筆の資料を読むことで、あらためて言葉や文字のもっている意味について考え、またその魅力に触れることを、この授業の目標としたい。そのことを通して、近代の筆記環境の変遷とその文化的背景にも目を向けていくことができればと思う。また、受講生それぞれの言語表現のあり方や、言葉でなにかを伝えることを、より深く考える機会になることを願っている。
 なお、授業はおおよそ下記の予定で行う。一つの作品の原稿の代表的な箇所を何回かにわたってとりあげ、その筆記具や用紙、表記や推敲の特色、印刷との関わりなどを読み解いていきたい。また、おおむね時代をたどりながら、それぞれの時代の文化的な背景と筆記環境の関わりにも目を向けていきたいが、学習効果を高めるために、以下の内容や順序については変更することがある。
before/after course of study  事前学習としては、次回にとありげる原稿の作品をあらかじめ読んで、その内容に理解を深めておくこと。
 事後学習としては、授業でとりあげた原稿や紹介された参考文献を踏まえて、時代背景と筆記環境との関わりなどをさらに深く掘り下げ、考察していくこと。
Course Schedule
1:
第1回 オリエンテーション
肉筆原稿の文化的背景と面白さについて。近代作家の原稿とは何か?
2:
第2回 表記の近代
森 鴎外「舞姫」の原稿(1)
3:
第3回 見えない枡目との格闘
森 鴎外「舞姫」の原稿(2)
4:
第4回 書くことのはじまり
北村透谷の原稿
5:
第5回 女性が書くこと
樋口一葉「たけくらべ」の原稿(1)
6:
第6回 決定的な一枚
樋口一葉「たけくらべ」の原稿(2)
7:
第7回 筆記環境の変遷
夏目漱石「坊っちゃん」の原稿(1)
8:
第8回 活版印刷の機構
夏目漱石「坊っちゃん」の原稿(2)
9:
第9回 媒体と書く行為
夏目漱石「心」の原稿
10:
第10回 下書き・清書・校正刷り
柳田国男「遠野物語」の原稿
11:
第11回 友情としての書くこと
志賀直哉「暗夜行路」の原稿(1)
12:
第12回 書く、書く、書く
志賀直哉「暗夜行路」の原稿(2)
13:
第13回 オリジナルとは何か
芥川龍之介「蜘蛛の糸」の原稿
14:
第14回 偸まれた原稿
芥川龍之介「或る旧友へ送る手記」の原稿
15:
第15回 まとめ
肉筆原稿の文化誌、そして、言葉で表現することの意味をめぐって
Textbooks  主にプリントを配付する予定。詳しくは、教室で説明する。
Reference  その都度、教室で紹介する。
Evaluation
Rate Evaluation Criteria
Exam: 0%  
Papers: 70%  各自が関心をもつ近代作家の原稿についての考察を、学期末のレポートとして提出してもらう予定。
Class Participation: 30%  出席および授業中に随時提示する課題などを、レポートに加えて評価する。
Others: 0%  

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