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シラバス詳細照会

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  • 講義要項やWebシラバスの記載内容は、登録された受講生の人数や理解度に応じて、授業開始後に変更となる可能性があります。

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授業情報

開講年度 2016年度 開講箇所 文学部
科目名
ドイツ比較文化論

4-2_【文学・文構・一文・二文_合併】

担当教員 山本 浩司 他/荒井 泰/荒又 雄介/尾崎 有紀子/中島 万紀子
学期曜日時限 春学期  火5時限
科目区分 講義 配当年次 2年以上 単位数 2
使用教室 36-681 キャンパス 戸山
科目キー 2421700006 科目クラスコード 01
授業で使用する言語 日本語
  コース・コード LITG281L
大分野名称 文学
中分野名称 ドイツ文学
小分野名称 その他
レベル 中級レベル(発展・応用) 授業形態 講義
  オープン科目

シラバス情報

最終更新日時:2016/03/01 15:20:27

副題 異質なものへの憧れと恐怖ーーロマンス語文化圏とドイツ語圏の異文化間接触
授業概要  わたしたちは異文化にたいして、憧れとは裏腹の恐れをも抱くものです。欧州共同体(EU)という枠組みで一見まとまったようではありますが、フランス、イタリア、スペインなどのロマンス語圏とドイツ語圏との関係もまた例外ではありません。本輪講では、一線級のロマンス語系文化研究者とドイツ文化研究者が入れ替わり立ち替わり異なる時代に焦点をあて、文学、映画、美術といった諸文化ジャンルにおける両語圏文化の接触の諸相を見ていきます。歴史的には、「先進的」なロマンス語圏,特にイタリア、フランスへの憧れが強くあったドイツ語圏(例えば啓蒙君主フリードリヒ大王は、「野蛮」なドイツ語ではなくフランス語をしゃべりました)は、やがて劣等感の裏返しの妙な大国意識を持ち出して痛い目にあいました。ケーススタディから異文化間接触のいろいろなあり方を具体的に理解することは、他人の振り見てわが振り直せ、の言葉通り、アジアのなかの日本を見つめ直す機会にもなるはずです。
授業の到達目標  ・ヨーロッパという文脈のなかで、ロマンス語圏とドイツ語圏文化の文化接触の諸相を明らかにする。
 ・パースペクティヴ主義について学び、国際社会で活躍する寛容な精神をもった人材を育成する。
事前・事後学習の内容  事前学習には資料の読み込みが求められる。事後学習と合わせて最大240分程度の学習が想定される。
授業計画
1:
4/12 第1回 オリエンテーション 山本浩司
オリエンテーション(本講義の目的と概要)/ドイツ語圏とロマンス語圏のかかわりについて簡単に説明します。
2:
4/19 第2回 ドイツとスペイン 山本浩司
スペインとドイツとの関係をバロック文学の受容からスペイン市民戦争までの歴史的広がりのなかで考えます。
3:
4/26 第3回 ドイツとルーマニア 山本浩司
東欧のラテン民族ルーマニアとドイツとの関係について歴史的に考えます。
4:
5/11 第4回 フランスとドイツ(1)中島万紀子
「ドイツとフランス、いがみあいの歴史・1 普仏戦争編」
 お隣同士だけにいざこざも絶えなかったドイツとフランスですが、まずは『最後の授業』など「普仏戦争」を題材としたフランスの文学作品にあらわれているドイツ人観なbどを考察してみます。
5:
5/17 第5回 フランスとドイツ(2)中島万紀子
「ドイツとフランス、いがみあいの歴史・2 第一次大戦編」
 50年も経たないうちに第一次大戦で再び戦うことになったドイツとフランスについて、『チボー家の人々』などを中心に当時のヨーロッパの国の人々が互いに持っていた心理的な距離感などについて考えてみます。
6:
5/24 第6回 フランスとドイツ(3)中島万紀子
「ドイツとフランス、いがみあいの歴史・3 第二次大戦編」
 またもや第二次大戦で対決したドイツとフランス。2010年代になって相次いで映画化もされた、ナチス占領下のパリで起きたユダヤ人迫害事件「ヴェルディヴ事件」などを考察します。
7:
5/31 第7回 イタリアとドイツ(1)尾崎有紀子
「19世紀イタリアにおけるオーストリアの表象」
 19世紀、ヨーロッパの大国として君臨したオーストリアは、イタリアの一部地域をも支配下においていました。イタリアの画家たちが、支配勢力であるオーストリア人を題材として描いた諷刺画などを手がかりに、美術の分野において両国の関係がどのように表現されたのかをみていきます。
8:
6/7 第8回 イタリアとドイツ(2)尾崎有紀子
「ドイツとイタリアにおけるファシズムの表象・1」
 20世紀前半の一時期、ドイツとイタリアは広義に「ファシズム」と呼ばれる体制の支配下にありました。ナチズムとイタリア・ファシズムそれぞれの歴史的経緯を確認し、当時の両国でしかれた文化政策にともなって生みだされたさまざまな文化的産物をみていきます。
9:
6/14 第9回 イタリアとドイツ(3)尾崎有紀子
「ドイツとイタリアにおけるファシズムの表象・2」ひきつづき、ナチズムおよびイタリア・ファシズムの時代における社会と文化について考えます。両国の政治状況と社会状況がそれぞれの国の文化・芸術におよぼした影響について、都市計画やメディア戦略、美術展覧会などの事例をとりあげて検討します。
10:
6/21 第10回 ドイツとイタリア (1) 荒又雄介
アルプスのかなたの国へ ゲーテの歌と後代の作家たち
 「ミニョンの歌」とその受容を手掛かりにして、ドイツ語圏の文学に現れる南国のイメージを抽出します。ゲーテの詩を支えていた文化的な背景についても考察を加える予定です。
11:
6/28 第11回 ドイツとイタリア (2) 荒又雄介
グランドツアーの困った行き先 ホーフマンスタールの小説断片『アンドレアス』
 研修旅行本来の目的地である永遠の都ローマに辿りつくことなく、ヴェネツィアの迷宮にとらわれたままの主人公の活動を追いながら、オーストリアとイタリアの関係について考えます。
12:
7/5 第12回 ドイツとイタリア (3) 荒又雄介
二つのシチリア紀行 旅の形態「今」「昔」
 ホーフマンスタールは、文豪ゲーテの足跡を辿ってシチリアを旅しますが、やがて独自の視点を打ち立てます。両者の旅行記述を比較しながら、旅の形態と旅行体験の関係について考察します。
13:
7/12 第13回 ドイツとフランス(1)荒井泰
遅れてきたニューウェーブ映画ーーヌーヴェルヴァーグとニュー・ジャーマン・シネマ
 フランスでヌーヴェルヴァーグが花開いてから遅れること数年。ようやくドイツでも若者たち独自の映画制作運動「ニュー・ジャーマン・シネマ」が起こりました。この回では、代表する作品をいくつか取り上げ、日本ではほとんど注目されないこの運動の変わったところやすぐれたところを、ヌーヴェルヴァーグと比較しながら概観してみます。
14:
7/19 第14回 ドイツとフランス(2)荒井泰
映画の「原罪」ーーゴダール『映画史』に見る「映画」と「ホロコースト」の関係
 商業的な劇映画やドキュメンタリーを問わず、今では「ホロコーストもの」の映画は世界中にあふれています。しかしその大虐殺が行われていた当時、映画はそれを記録しませんでした。この回では、フランスを代表する映画監督J.L.ゴダールの『映画史』の核をなすテーマの一つ、ホロコーストを撮らなかった「映画の原罪」について考えてみます
15:
7/26 第15回 フランスとドイツ(4)山本浩司
フランス映画の専門家を招聘講師に招いて、ランズマンの『ショアー』を手掛かりに、ホロコーストの表象可能性について考えます。
教科書  プリントを使用します。
参考文献  教場で指示します。
成績評価方法
割合 評価基準
試験: 0%  なし
レポート: 80%  レポート
平常点評価: 20%  出席点
その他: 0%  なし

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