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シラバス詳細照会

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  • 講義要項やWebシラバスの記載内容は、登録された受講生の人数や理解度に応じて、授業開始後に変更となる可能性があります。

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授業情報

開講年度 2019年度 開講箇所 文学部
科目名
社会学演習4 D(専門演習4)

担当教員 嶋崎 尚子
学期曜日時限 秋学期  月4時限
科目区分 必修演習 配当年次 3年以上 単位数 2
使用教室   キャンパス 戸山
科目キー 2431641016 科目クラスコード 04
授業で使用する言語 日本語
  コース・コード SOCX381S
大分野名称 社会学
中分野名称 社会学
小分野名称 その他
レベル 上級レベル 授業形態 演習/ゼミ

シラバス情報

最終更新日時:2019/03/05 16:54:16

副題 社会変動とライフコース:“生きている炭鉱(ヤマ)”と釧路研究
授業概要  本演習では、2013年度から「“生きている炭鉱(ヤマ)”と釧路研究」を実施している。目的は、石炭政策下での「最後のヤマ」となった釧路太平洋炭礦とその後継企業である「生きている炭鉱(ヤマ)」釧路コールマイン㈱(KCM)を主要対象に、戦後日本での石炭産業の収束過程と労働者や家族のライフコース、炭鉱企業の経営、労働組合の動き、地域社会との関連を、社会学の枠組みから実証的に理解することにある。太平洋炭礦は1920年創業から80余年にわたって漁業、製紙業とともに地元釧路市の基幹産業を担い、固有の経営理念、体制、文化を整え、高度経済成長期に「石炭産業から製造業への大転換」をとげた企業である。キーワードは「一社一山経営」「機械化炭鉱」「職労1本の労働組合」「大職制」「持家制度などの福利厚生制度」「主婦会」「都市型炭鉱」「太平洋固有のエートス」である。また、KCMは国内唯一の坑内堀炭鉱であり、世界最高水準の採炭・保安技術をベトナム、中国へ技術移転している。さらに2019年には「釧路石炭火力発電所」が運転を開始し、「エネルギーの地産地消」が実現する。21世紀の石炭産業は、一企業活動として完結するのではなく、地元自治体と市民との協働によってのみ成立する。
 本演習では、広範なアーカイブ資料と関係者へのヒアリング・データを用いて、炭鉱と地域社会の動態を考察する(混合研究法multi method research)。現地フィールドワークでは、KCMでの坑外・坑内研修も行う。石炭産業や道東釧路の地域社会は、学生諸君には馴染みのないものだが、そこで営々と構築された人びとの日常生活、社会活動、ネットワーク、文化は、戦後日本社会の実体であり、かつ現代社会で確実に受け継がれている(『炭鉱と「日本の奇跡」』中澤秀雄・嶋﨑尚子、青弓社2018)。現地フィールドワークをとおして「机上の知識を身体での理解」へと転換する作業の醍醐味を体験してほしい。

 ★ 過去6年間の報告書テーマは、以下のとおりです。
 2013年度『太平洋炭礦はなぜ最後のヤマになりえたか』
 2014年度『太平洋炭礦から釧路コールマインへ、持続と変容』
 2015年度『労使関係と技術革新、その継承』
 2016年度『1980年代以降の太平洋炭礦とKCM』
 2017年度『石炭産業の新たな転換と釧路』
 2018年度『炭鉱のライフコースと釧路のあゆみ(仮)』
 ★ 夏季のフィールド調査(9月末予定)にあたって、実験実習費のほかに実費(3万円程度)を徴収する予定です。
 ★ 本ゼミは、「文学学術院と釧路市との相互協力に関する協定」に基づいて実施しています。
授業の到達目標  石炭産業をつうじて戦後日本の産業史の概観、企業組織における労務管理、労働組合、福利厚生と労働過程との相互関連性、企業と地域社会の相互関連性、企業と労働者・家族の相互関連性を理解する。合わせて、実証的な社会観察の方法を身につける。
授業計画
1:
第1回:フィールドワークの結果の整理1
ヒアリングテープのトランスクリプトの読み合わせと作品化作業
2:
第2回:フィールドワークの結果の整理2
ヒアリングテープのトランスクリプトの読み合わせと作品化作業
3:
第3回:フィールドワークの結果の整理3
ヒアリングテープのトランスクリプトの読み合わせと作品化作業
4:
第4回:フィールドワークの結果の整理4
ヒアリングテープのトランスクリプトの読み合わせと作品化作業
5:
第5回:分析課題の明確化とデータの確定
分析課題の明確化とデータの確定作業
6:
第6回:分析1
分析作業
7:
第7回:分析2
分析作業
8:
第8回:分析3_中間報告会1
分析作業の途中経過を報告する
9:
第9回:分析4
分析作業
10:
第10回:分析5
分析作業
11:
第11回:分析6_中間報告会2
分析作業の途中経過を報告する
12:
第12回:分析7
分析作業:報告書原稿にまとめる
13:
第13回:分析8
分析作業:報告書原稿にまとめる
14:
第14回:分析9
分析作業:報告書原稿にまとめる
15:
第15回:最終成果報告会
分析結果を報告書にまとめ、その内容についての報告会を開催する。
教科書  適宜指示する。
参考文献  適宜指示する。
成績評価方法
割合 評価基準
試験: 0%  なし
レポート: 0%  なし
平常点評価: 0%  なし
その他: 100%  演習での報告や演習へのコミット程度等によって総合的に評価する。

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