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Course Information

Year 2019  School School of Humanities and Social Sciences
Course Title
Seminar in Japanese Studies 7 B (Modern Literature )

Instructor MUNAKATA, Kazushige
Term/Day/Period spring semester  Thur.3
Category Required Seminars Eligible Year 3rd year and above Credits 2
Classroom 33-437 Campus Toyama
Course Key 2431661019 Course Class Code 02
Main Language Japanese
  Course Code LITJ361S
First Academic disciplines Literature
Second Academic disciplines Japanese Literature
Third Academic disciplines Japanese Modern and Contemporary Literature
Level Advanced, practical and specialized Types of lesson Seminar

Syllabus Information

Latest Update:2019/03/05 16:54:16

Subtitle 明治文学の新しさを発見する
Course Outline  二昔も前に聞いた話だが、「現代文学」の授業を担当したある教授が、新学期の開口一番、「現代文学を理解するためには明治文学を知らなければならないから、この授業は明治文学を対象とする」と宣言して、受講生を唖然とさせたという。今のように詳しいシラバスを提示する時代にはできないことだが、私はこのエピソードが好きで、現代文学を理解するためには明治文学を知らなければならないという主張は、まったく正しいと思っている。とにかく、「語り」とか「人称」とか「描写」とか、現在の文学研究に欠かせない視点は、すべて明治の作家たちの試行錯誤から生れてきたのだから。のみならず、明治文学そのものが、若々しい「現代文学」として出発したのだから。この授業では、明治期の小説を材料として、2年次の演習での実践を踏まえ、作品にどのような問題点があるのか、どのようにアプローチしていけばよいか、文献はどう利用するのかなどについてさらに深く検討しながら、明治文学の新しさを発見する契機としたい。また、卒業論文も視野に入れながら、研究論文を読む・書くということも意識していきたい。
Objectives  どちらかというと古色蒼然とした印象のある明治文学を、新しく読みかえていく面白さを発見することを、この演習の到達目標とする。と同時に、卒業論文を視野に入れて、作品を分析するための研究方法を習得する。
before/after course of study  基本的に分担形式の発表になるので、事前学習として次の回の報告者は担当作品について十分な準備をして発表に臨むこと。また演習の目的は、発表だけでなく、それを聴く力を養うことでもあるので、他の参加者も当該の作品について読み深め、自分なりの意見や疑問を用意しておくこと。
 事後学習としては、当日の報告や意見、紹介された参考文献なども踏まえながら、その作品についての読解をより深めていくこと。
Course Schedule  春学期の授業期間を二つに分け、前半は夏目漱石『坊っちゃん』研究にあてる。『坊っちゃん』というと、年少者向けの作品のように思われて、専門の演習で取り上げるにはもっと「難しい」作品でないと物足りないように思うかもしれないが、近代文学の作品研究として、これ以上にふさわしい材料はない。作品の成立過程、タイトルの意味、作中の時間と空間、語りの問題、研究史など、近代の小説と研究の課題を、この小説を通して確認してみたい。
 後半は、『日本近代短篇小説選 明治篇2』(岩波文庫)収録の作品を取り上げる。これは、日露戦争後の明治38年(1905)から45年(1912)にいたる明治後期に発表された短篇小説のアンソロジーである。日本の近代文学が、自由な口語文体を獲得することで新たな対象と表現を発見していく、その面白さを一緒に読み解いていきたい。収録作品を次に掲げておくが、これをどのように取り上げ、分担するかについては、授業のなかで相談したい。 ・夏目漱石「倫敦塔」
 ・寺田寅彦「団栗」
 ・大塚楠緒子「上下」
 ・正宗白鳥「塵埃」
 ・田山花袋「一兵卒」
 ・徳田秋声「二老婆」
 ・小栗風葉「世間師」
 ・島崎藤村「一夜」
 ・永井荷風「深川の唄」
 ・中村星湖「村の西郷」
 ・近松秋江「雪の日」
 ・志賀直哉「剃刀」
 ・小川未明「薔薇と巫女」
 ・水上瀧太郎「山の手の子」
 ・谷崎潤一郎「秘密」
 ・長田幹彦「澪」
Textbooks  『坊っちゃん』の読めるテキスト(文庫本等自由でよい)
 『日本近代短篇小説選 明治篇2』(岩波文庫)
 早稲田大学国文学会発行『国文学研究』(実験実習費により配布)
Reference  授業でそのつど紹介する。
Evaluation
Rate Evaluation Criteria
Exam: 0%  
Papers: 70%  自分が担当した小説についての作品論をまとめる。
Class Participation: 30%  担当作品の発表や質疑への参加の積極性などを、平常点として評価する。
Others: 0%  

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