cheader

シラバス詳細照会

シラバス詳細照会

  • 講義要項やWebシラバスの記載内容は、登録された受講生の人数や理解度に応じて、授業開始後に変更となる可能性があります。

main start

授業情報

開講年度 2018年度 開講箇所 文学部
科目名
英文学演習9 B(地域とネイション)

担当教員 栩木 伸明
学期曜日時限 秋学期  金4時限
科目区分 必修演習 配当年次 3年以上 単位数 2
使用教室 33-441 キャンパス 戸山
科目キー 2431681022 科目クラスコード 02
授業で使用する言語 日本語
  コース・コード LITE321S
大分野名称 文学
中分野名称 英語圏文学
小分野名称
レベル 上級レベル 授業形態 演習/ゼミ

シラバス情報

最終更新日時:2018/03/01 17:06:27

副題 James JoyceのDublinersを読む
授業概要  アイルランドの小説家ジェイムズ・ジョイスの短編集『ダブリンの市民』におさめられた作品をひとつずつ精読する。ジョイスはヨーロッパ大陸で暮らしながら、はるか彼方の生まれ故郷であるダブリンの町を舞台にしたこの短編集を書き上げたが、原稿は数々の出版社に拒絶されて、世に出るまでに10年を要した。1914年に出版された初版は数百冊しか売れなかったと伝えられるものの、出版から100年たった今日、この本の文学的評価はますます高く、深まりつつある。 現代の小説家コラム・マッキャンは、『ダブリンの市民』を読むと、難解であること——または難解とされていること——が喜びの一種だとわかり、その喜びがわたしたちを自由にしてくれる、と述べている。さらにまた、この本はダブリンのひとびとの閉塞した日常を描いているにもかかわらず、想像力の重要性と、ことばの永続性を伝えていると述べ、この本の中で出会うのはわたしたち読者自身であるとも書いている。100年以上前のダブリンを描いた小説をアクチュアルに読むことは可能なのだ。 授業は受講者による発表形式でおこなう。担当者はプリントを用意し、全員に配布して欲しい。プリントには、担当する短編小説の梗概、本文の重要箇所の和訳(流布している各種訳本を参考にしてもよいが、そのばあいでも、英語テクストをどう解釈したのか説明できるようにしておくこと)、語釈・注釈的な解説を載せること。なお、担当者以外の受講者も毎回きちんとテクストを読んできて、積極的に議論に参加することが期待される。
授業の到達目標  ジョイスの小説は詩的言語で書かれている。多様な音楽を奏で、技巧的なシンタックスを駆使し、故意にあいまいにしたり、多義性をテクストに呼び込んだりしているので、一見易しく見える場合でもかなり難しい。そうした英語の内容を深く理解し、原文にふさわしいスタイルと正確さをもつ日本語に移すことに習熟してもらいたい。すっきりした答えが出ない問いを問い続けることができる、精神の柔軟さと粘り強さをつねに持ち続けることが、文学を読む上級読者への道なのだ。そうした心構えを身につけることをめざす。以上がこの授業の到達目標である。
事前・事後学習の内容  『ダブリンの市民』の邦訳や研究書・研究論文は多種存在するので、それらを参考にしながら、英語の小説テクストをしっかり読むこと。事前の準備としてはその作業が必須である。英和辞典を引きながらこつこつ英語を読む癖をつけなければならない。この癖をつけるのは「言うは易く行うは難し」だが、『ダブリンの市民』を英語で読めるようになれば、たいていの小説は読めるようになっているはずだ。
 事後学習としては小説の解釈上論争になってきた数々のポイントについて論文や研究書を突き合わせ、自分自身の意見と〈対話〉するような形で文章にまとめることをめざす。作業中にそのような〈対話〉の実感を得られるならば、タームペーパーはいい形で仕上がるはずである。
授業計画  [第1回]イントロダクションと授業の進め方について。
 [第2回]発表:受講者Aと受講者B
 [第3回]発表:受講者Cと受講者D
 [第4回]発表:受講者Eと受講者F
 [第5回]発表:受講者Gと受講者H
 [第6回]発表:受講者Iと受講者J
 [第7回]発表:受講者Kと受講者L
 [第8回]発表:受講者Mと受講者N
 [第9回]発表:受講者Oと受講者P
 [第10回]発表:受講者Qと受講者R
 [第11回]発表:受講者Sと受講者T
 [第12回]発表:受講者Uと受講者V
 [第13回]発表:受講者Wと受講者X
 [第14回]発表:受講者Yと受講者Z
 [第15回]授業のまとめとレポート回収
教科書  James Joyce, Dubliners: Centennial Edition. Foreword by Colum McCann. New York: Penguin Books, 2014.
参考文献  レポートを書く際のリサーチ方法や論文様式については、栩木伸明著『卒論を書こう 第二版』(三修社、2006年)を参照すること。
成績評価方法
割合 評価基準
試験: 0%  なし
レポート: 50%  オリジナルなリサーチペーパーとして内容、形式ともに整っているかどうかを評価する。
平常点評価: 50%  出席回数と授業への貢献度(口頭発表の内容や議論への参加度)を評価する。
その他: 0%  なし

ページの先頭へ戻る

Copyright © Media Network Center,Waseda University 2006-2019.All rights reserved.

read