cheader

シラバス詳細照会

シラバス詳細照会

  • 講義要項やWebシラバスの記載内容は、登録された受講生の人数や理解度に応じて、授業開始後に変更となる可能性があります。

main start

授業情報

開講年度 2016年度 開講箇所 文学部
科目名
ドイツ語ドイツ文学演習9(プロジェクト系)

2-5_【文学・一文_合併】

担当教員 山本 浩司
学期曜日時限 秋学期  月4時限
科目区分 選択演習 配当年次 2年以上 単位数 2
使用教室 33-436 キャンパス 戸山
科目キー 2431701009 科目クラスコード 01
授業で使用する言語 日本語
  コース・コード LITG281S
大分野名称 文学
中分野名称 ドイツ文学
小分野名称 その他
レベル 中級レベル(発展・応用) 授業形態 演習/ゼミ

シラバス情報

最終更新日時:2016/03/01 15:20:27

副題 ポストジャポニズム――日本の短詩形式のドイツ語圏における変容
授業概要  ドイツ語の俳句は20世紀初頭にフランス経由で日本の短歌和歌を受容したリルケとイヴァン・ゴルがはじめたのが最初とされています。ただし単なる物珍しさではなく、ゴルの場合には、思い入れたっぷりな情念過多だった表現主義を修正し、モダンな大都市の生活を切り取るために、短歌和歌のシンプルな手法を適用しようとしました(『言葉そのもの』)。戦後も好事家たちによる恥ずかしいまでの日本趣味というのも見られましたが、中国文学の素養のあったギュンター・アイヒやイルゼ・アイヒンガーがナンセンスな短詩形式を試み新機軸を出しましたし、その後も、H.C.アルトマン、エーリヒ・フリート、F.C.デーリウス、トーマス・クリング、ドゥルス・グリュンバインらドイツ詩壇で名をなす詩人たちが日本の詩形式を創作に取り込みました。特にスナップショットとしての詩という発想に注目しながら、彼らの短詩を実際に読み翻訳する試みを通じて、写真とのインターメディア性などを考えて行きたいと思います。その際、ビートジェネレーションのカットアップ技法との比較なども試みます。
授業の到達目標  異文化接触の具体例として、日本の短詩形式がドイツでいかに受容され、いかなる変容を遂げたかを考えていきます。
事前・事後学習の内容  ドイツ語作品を読む事前学習に120分以上を必要とします。復習にも同程度の時間がかかります。
授業計画
1:
第1回 オリエンテーション(本講義の目的と概要)
第1回:講義の目的と講義計画について説明します
2:
第2回 最初の試み リルケとゴル
リルケとゴルによる20世紀初めの受容を彼らの実作を読みながら考えます。ドイツ語に訳された日本の短歌俳句を読み、逆翻訳の可能性も探ります。
3:
第3回 ゴルの短歌俳句論(1)表現主義に抗して
ゴルの短歌俳句論「言葉それ自体」をドイツ語で通読します。表現主義との差別化を考えるために、表現主義の代表的な詩も検討します。
4:
第4回 ゴルの短歌俳句論(2)未来派との連携
ゴルの短歌俳句論「言葉それ自体」をドイツ語で通読します。マリネッティの未来派との親近性について考えます。
5:
第5回 ゴルの短歌俳句論(3)
ゴルの短歌俳句論「言葉それ自体」をドイツ語で通読します。理論と実践のずれを実作との関係で見ます。
6:
第6回 ナンセンスな短詩(1)アイヒとアイヒンガー
アイヒとアイヒンガーのナンセンスな短詩を取り上げます。
7:
第7回 ナンセンスな短詩(2)アイヒとアイヒンガー
アイヒとアイヒンガーのナンセンスな短詩を取り上げます。
8:
第8回 二つの日本紀行(1)デーリウスとグリュンバイン
デーリウスとグリュンバインの短詩形式による日本紀行を読みます。両者のスタンスの違いをあとがきをドイツ語で読み、整理した上で、実作を見ていきます。
9:
第9回 二つの日本紀行(2)デーリウスとグリュンバイン
デーリウスとグリュンバインの短詩形式による日本紀行を読みます。ロラン・バルト『表徴の帝国』における俳句論を踏まえつつ、スナップショットとしての短詩の意味を考えます。
10:
第10回 二つの日本紀行(3)デーリウスとグリュンバイン
デーリウスとグリュンバインの短詩形式による日本紀行を読みます。スナップショットとしての短詩の意味を、ビートジェネレーションのカットアップ技法などと比較しながら考えます。
11:
第11回 言葉の魔術師(1)アルトマンとクリング
言語遊戯性が勝るアルトマンとクリングの短詩を読み、これまでの作品と比較します。
12:
第12回 言葉の魔術師(2)アルトマンとクリング
言語遊戯性が勝るアルトマンとクリングの短詩を読み、これまでの作品と比較します。
13:
第13回 言葉の魔術師(3)アルトマンとクリング
言語遊戯性が勝るアルトマンとクリングの短詩を読み、これまでの作品と比較します。
14:
第14回 言葉の魔術師(4)アルトマンとクリング
言語遊戯性が勝るアルトマンとクリングの短詩を読み、これまでの作品と比較します。
15:
第15回 まとめ
 これまでの議論をまとめ、現代作家に見られる俳句短歌の変容をポストジャポニズムという概念のもとで捉え直そうと思います。
教科書  プリントを配布します。
参考文献  ヴォルフガング・エメリッヒ『東ドイツ文学小史』(鳥影社)。小史とありますが、850ページに及ぶ決定版のDDR文学史です。
成績評価方法
割合 評価基準
試験: 0%  
レポート: 50%  レポート。
平常点評価: 50%  出席とレフェラート。
その他: 0%  

ページの先頭へ戻る

Copyright © Media Network Center,Waseda University 2006-2017.All rights reserved.

read