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Course Information

Year 2019  School School of Humanities and Social Sciences
Course Title
Seminar in Philosophy 14 (German Philosophy/Modern Philosophy)

Instructor MIKOSHIBA, Yoshiyuki
Term/Day/Period fall semester  Thur.4
Category Elective Seminars Eligible Year 2nd year and above Credits 2
Classroom   Campus Toyama
Course Key 2432611014 Course Class Code 01
Main Language Japanese
  Course Code PHLW231S
First Academic disciplines Philosophy
Second Academic disciplines Western Philosophy
Third Academic disciplines Modern Philosophy
Level Intermediate, developmental and applicative Types of lesson Seminar

Syllabus Information

Latest Update:2019/03/05 16:54:16

Subtitle カント『純粋理性批判』を読む(発展)
Course Outline  この演習では、18世紀プロイセンの哲学者、イマヌエル・カント(1724-1804)の主著『純粋理性批判』の超越論的弁証論(die transzendentale Dialektik)から「二律背反」に関する部分に関する箇所を読む。
 カントのこの著作は、哲学研究を志す人であれば必ず何らかのかたちで手にとらなければならないものである。そのときに、自分の限られた知識の範囲内で思いつきに任せて解釈してしまう誤りを犯さないように、カントの文章を可能な限りそれに即して読む訓練が必要となる。これは、古典的な哲学を自分のものにするために不可欠な手続きであり、やがて自分で自在に考えるための前提である。したがって、本演習では、カントが用いる言葉一つひとつに注意を向けながら、ゆっくり読んでいく。
 ただし、限定した箇所しか読まないのでは、『純粋理性批判』の全体像がいつまでも見えないままである。そこで、必要に応じて、当該箇所以外の重要箇所にも目を向けるように工夫する。
 また、この演習では、ドイツ語原文を検討する時間を設ける。まずは邦訳を用いて概略を理解した上で、重要な発言がドイツ語でどのように表現されるかを確認することは、やがてドイツ語原文だけでカント哲学を読むことへの展望を開くだろう。もちろん、ドイツ語を既習でない参加者にも配慮した授業構成を予定しているが、この機会に少しドイツ語を学んでみることもお薦めしたい。これらの学びを通して、哲学史におけるカント批判哲学の位置を体系的に学ぶとともに、人間理性の本質にアプローチする方法を会得して欲しい。
Objectives  この演習で読めるのは、超越論的弁証論における「純粋理性の二律背反」の数十頁であろう。この範囲では、「世界」をめぐる理性の自己矛盾が論じられる。その検討を介して、カント認識論の基本構造を理解することを、この演習の到達目標とする。
before/after course of study  事前に、演習で検討するであろう該当箇所をしっかり読んでおくことが必要です。分からないことは『カント事典』などで調べるとよいでしょう。事後には、自分の理解度を確認するために二読三読することが必要です。これらには、文学部の学生にふさわしい時間を要します。
Course Schedule
1:
第1回
『純粋理性批判』における「純粋理性の二律背反」の位置づけ
2:
第2回
純粋理性の背反論(1)
3:
第3回
純粋理性の背反論(2)
4:
第4回
第一アンチノミー
5:
第5回
第二アンチノミー
6:
第6回
第三アンチノミー
7:
第7回
第四アンチノミー
8:
第8回
理性の関心(1)
9:
第9回
理性の関心(2)
10:
第10回
理性の関心(3)
11:
第11回
純粋理性の超越論的課題(1)
12:
第12回
純粋理性の超越論的課題(2)
13:
第13回
純粋理性の超越論的課題(3)
14:
第14回
宇宙論的問題(1)
15:
第15回
宇宙論的問題(2)
Textbooks  『純粋理性批判』のドイツ語原文と邦語訳は、必要な部分をプリントにして配布する。ただし、各人が同書の全体像を知るために同書の訳書を一冊入手しておくと便利だろう。
Reference  H・M・バウムガルトナー、有福孝岳監訳『カント入門講義』法政大学出版局
 O・ヘッフェ、薮木英夫訳『イマヌエル・カント』法政大学出版局
 御子柴善之『自分で考える勇気―カント哲学入門』岩波書店
 御子柴善之『カント哲学の核心』NHK出版
Evaluation
Rate Evaluation Criteria
Exam: 0%  試験は行わない。
Papers: 70%  レポートは、『純粋理性批判』で今回読んだ部分に関して、適切な「問い」と「答え」をもったものを作成してもらいます。
Class Participation: 30%  授業回数の三分の二以上の出席を成績評価の条件とする。演習への積極的参加を評価に加味する。
Others: 0%  特になし。
Note / URL  受講生は、あらかじめ『純粋理性批判』への序文ならびに緒論を読んでおくと、授業への参加が容易になるでしょう。
 関連URL: 特になし。

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