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シラバス詳細照会

シラバス詳細照会

  • 講義要項やWebシラバスの記載内容は、登録された受講生の人数や理解度に応じて、授業開始後に変更となる可能性があります。

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授業情報

開講年度 2017年度 開講箇所 創造理工学部
科目名
人間工学概論

担当教員 小松原 明哲
学期曜日時限 春学期  火2時限
科目区分 専門必修 配当年次 2年以上 単位数 2
使用教室 52-104教室 キャンパス 西早稲田(旧大久保)
科目キー 2703012004 科目クラスコード 01
授業で使用する言語 日本語
  コース・コード MGTX27ZL
大分野名称 経営工学
中分野名称 経営工学
小分野名称 人間工学・組織/人材マネジメント
レベル 中級レベル(発展・応用) 授業形態 講義

シラバス情報

最終更新日時:2017/06/25 19:29:03

授業概要

【目標】
経営システム工学の対象とするシステムにおいては、システム構成要素としての人的要素(ヒューマンファクター)の取り扱いが不可欠となる。その取り扱いに必要となる技術が「人間工学」である。

人間工学では、人間の「身体(形態・動態)」「生理」「心理」の各特性を踏まえた人工物設計を目標としている。、

この講義では、人間工学の基本的なアプローチを理解し、おもに産業人間工学の基礎知識、技術が説明できるようになることを目指す。


【講義概要】
経営システム工学における人間工学の設計対象としては以下がある。
1)ワークシステムデザイン:生産性・品質向上と作業者の安全と健康維持向上のための作業条件(作業と作業環境)、
2)作業品質:産業安全・ヒューマンエラーの防止、レジリエンス能力の強化向上
3)利用品質:システム(消費生活用製品を含む)のユーザビリティと商品企画

本講においては、特に、「ワークシステムデザイン」について重点的に講義する。
なお、2)については「安全人間工学(3年次専門選択科目)」、3)については「人間生活工学(3年次選択科目)」において詳しく講義するので、それらをぜひ履修してください。

《ワークシステムデザインと産業人間工学》
働く人の福利が向上されることで、経営側には生産性の向上、製品品質安定などによる利益がもたらされ、これがさらに現場の福利の向上へと循環する。これをWin-Win関係という。この関係を構築するためには、その人間の行う仕事(task)、用いる道具、機器、設備、制度や組織などの人工物(artifacts)を、その人間の特性に適合するよう設計する必要がある。これが産業人間工学であり、この講義では、その考え方、知識、設計技術を学ぶ。

授業の到達目標 1)人間の特性と限界と、人工物設計の関係性について説明することが出来る
2)生産性・品質向上と労働者の安全と健康のための人間工学の方法、技術について説明できる
3)産業安全とヒューマンエラーの防止の関係について説明できる
4)システム(消費生活用製品を含む)のユーザビリティの重要性について説明できる
事前・事後学習の内容 【事前学習】
・最低限、本シラバスに示したテキスト予習部分をよく読み、理解してきてください。また関連事項を書籍などで調査しておいてください。
・なお毎回の授業では、翌週の講義内容のイントロダクションを含むプリントを配布します。そのイントロダクションに基づき、テキストの該当箇所を重点的に予習してくること。
・予習においては、基本的な用語の理解をすると同時に、疑問点を明らかとしてくること。

【事後学習】
・毎回の授業後、確認すべきポイントや発展課題をコースナビに掲出します。必ず目を通し理解を深めること。理解度確認テストも、この掲出内容をベースに出題します。
・授業内容の区切りにおいて、レポートを数回出題します。

※レポートの出題のない場合でも、予習と復習に、おそらく各1時間はかかると思います。特に復習においてはコースナビに示した事項、要点を発展的に調査し、確実に理解してください。
※レポートについては、調査、執筆などで、おそらく最低でも2~3時間はかかると思います。早めに、また計画的に取り組んでください。
授業計画

下記の順に講義するが、受講生の理解度等に応じ、講義が前後する場合があります。(授業は15回行い、理解度確認試験期間中に試験を行う予定です)。

なお、まとめにおいて、企業で産業人間工学に携わる方の特別講義を企画しています。
【予習】は最低限目を通しておくべきテキスト部分を示します。


■イントロダクション
第1週. 人間工学とは? 
  ・人間工学の歴史と目標 
  ・経営システム工学における人間工学の必要性と位置づけ  

  ・人間特性の基礎:身体(形態・動態)、生理、心理的な特性とは

  ・産業人間工学とは?:仕事の意味、産業保健の3管理

【予習】 テキスト第1章

 

■ワークシステムデザイン: 動作的な作業の設計

第2~3週 分業の利益と不利益

【予習】 テキスト2.2.1


第4~5週 QWLの向上 [心理]
  ・モチベーションと動機付け理論
  ・細分化された作業でのQWLの向上策

【予習】 テキスト2.2.2~2.2.3


第6週 道具の設計、作業場・作業環境の設計(workplace desigin) [身体]
  ・セル生産方式と屋台設計

  ・マンマシンシステム
  ・道具、設備の人間工学設計

【予習】 テキスト2.2.4、 3.2.1~3.2.9


第7週 標準時間と余裕時間 [生理]
  ・負担と疲労
  ・疲労回復余裕

【予習】 テキスト2.1.1~2.1.4

 

■ワークシステムデザイン: 神経作業・精神作業、情緒作業の設計

第8週 ストレスとメンタルヘルス [心理・生理]
  ・メンタルヘルスの維持向上

【予習】 テキスト2.5.1~2.5.6


第9週 知的生産支援のツール [心理]
  ・オフィス環境、オフィス快適性
  ・知的作業のためのツール

【予習】 テキスト2.4.1~2.4.2, 2.6.4

 

■安全とヒューマンエラーの防止
第10週 ヒューマンエラーと事故防止

【予習】 テキスト4.1.1~4.1.3


第11週 安全とリスク管理

【予習】 テキスト4.2.1~4.2.3

■システムのユーザビリティ
第12週 ユーザビリティ設計と人間中心設計

【予習】 テキスト3.1.1~3.1.3

第13週 バリアフリーデザイン、ユニバーサルデザイン

【予習】 テキスト3.3.1 2.7.1~2.7.4

■まとめ
第14週 特別講義(予定)

・企業で人間工学実務に携わる方からのご講義

 

第15週

・全体のとりまとめ

 

教科書 小松原明哲、辛島光彦;マネジメント人間工学、2008、朝倉書店
(学部3年 「人間生活工学」「安全人間工学」の教科書も兼ねます)。
成績評価方法
割合 評価基準
試験: 75% 全範囲について理解を問う。
レポート: 25% 講義のユニットごとにレポートを出題する。また授業中に演習や小レポートを行うこともある。なお、レポート点は提出されたレポートの平均点ではなく、提出されたレポートの合計点として評価するので、「忘れず」「遅れず」提出すること。遅刻レポートは受理しない。
平常点評価: 0% 平常点(出席点)は加点しない。なお、欠席回数が多いものには、単位を与えない。
備考・関連URL

・試験75%+レポート25%として成績点を求める。100点満点として60点以上の成績点を合格とする。
・コースナビに授業情報(予習、復習課題)やレポート課題などを掲出します。こまめにチェックしてください。
・人間工学は身近な問題なので、一つ一つは分かりやすく、常識論的なところもあります。自分の体験や経験を振り返りながら具体的に理解する態度が重要です。ただし、表面的なことに流れないように、十分に注意してください。
・きわめて広範囲な内容を講義するので、平素からの復習がきわめて重要となります(試験直前の一夜漬けは、確実に不可能)。特にキーワードは確実に理解していくように。

・メソッドエンジニアリングとの関係を意識しながら受講するとよいでしょう。


関連URL:
小松原研究室
http://www.f.waseda.jp/komatsubara.ak/

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