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シラバス詳細照会

シラバス詳細照会

  • 講義要項やWebシラバスの記載内容は、登録された受講生の人数や理解度に応じて、授業開始後に変更となる可能性があります。

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授業情報

開講年度 2017年度 開講箇所 創造理工学部
科目名
安全人間工学

担当教員 小松原 明哲
学期曜日時限 秋学期  水4時限
科目区分 専門選択 配当年次 3年以上 単位数 2
使用教室 53-401教室 キャンパス 西早稲田(旧大久保)
科目キー 2703023010 科目クラスコード 01
授業で使用する言語 日本語
  コース・コード MGTX37ZL
大分野名称 経営工学
中分野名称 経営工学
小分野名称 人間工学・組織/人材マネジメント
レベル 上級レベル 授業形態 講義

シラバス情報

最終更新日時:2017/06/20 09:29:48

授業概要

【概要】

化学・原子力プラントなどの重安全システム(safety-critical system)、航空・鉄道システム、製造・金融システムなどの社会技術システム(socio-technical system) の巨大化、内包されるエネルギーの増大化に伴い、システムが多少でも安定を損ねると、社会や環境に対して甚大な被害がもたらされる懸念がある。それを防ぐマネジメントシステムが、安全マネジメントシステム(SMS;safety management system)であり、経営システム工学における重要課題となっている。

本講義では、以下について学ぶ。

・SMSの考え方とプロセス

・人的要因(ヒューマンファクター)に起因する事故抑止・作業品質向上のための技術

・安全における人間のレジリエンス力の考え方、構成要件、レジリエンスのための方法論

・安全分析(事故分析・再発防止、未然防止)の方法

・安全文化と組織設計

 

 【目標】

経営システム工学における安全の取り扱いについて、安全マネジメントシステムを念頭に、安全管理の方法論や基礎知識を習得する。なお、本講では特にヒューマンファクターの取り扱いに重点を置く。

 

 

授業の到達目標 ・SMS(safety management system)を説明することができる。
・ヒューマンエラーの形態別の抑止方法を説明できる。
・安全分析(事故分析・再発防止、未然防止)の方法を用いることが出来る。

概ね下記の授業計画に従って講義を進める予定です。
受講生の理解状況などにより、一部入れ替えをする場合もあります。
事前・事後学習の内容 【事前学習】
・下記シラバスの予習事項についてテキストに目を通して、基本的事項を理解してくること。
・毎回の授業配布プリントに、次回のイントロダクションを示します。それを踏まえて、テキストなど該当箇所を予習してください。

【事後学習】
 ・毎回の授業の後に、コースナビに、授業の要点、発展的課題をアップしていきます。それを手掛かりに自学し、理解を深めてください。
 ・授業の区切りにおいて、レポート、演習課題を出題します。

※レポートの出題のない場合でも、予習と復習に、おそらく各1時間はかかると思います。特に復習においてはコースナビに示した事項、要点を発展的に調査し、確実に理解してください。
※レポートについては、調査、執筆などで、おそらく最低でも2~3時間はかかると思います。早めに、また計画的に取り組んでください。
授業計画
1:
安全管理/リスク管理

・安全管理、リスク管理、危機管理の関係

・リスクの考え方、低減の考え方

・ハザードに対する対応策

【予習】

・テキスト第1章

 

2:
安全人間工学の考え方

・ヒューマンエラーとは何か。

・SHELモデル、4Mモデル、PSF(行動形成要因)

・エラーを事故に結び付けないためのブロック(バリア)

【予習】

・テキスト第2章

・テネリフェの悲劇、横浜市立大学病院患者取り間違い事故について調べておく

 

3:
能力の限界とヒューマンエラー

・人間の能力の限界と、システムの要求との関係

・現場改善への着眼

【予習】

・テキスト第3章

 

4:
規程違反

・規程設計:「内容設計」「表現設計」「教育設計」

・規程違反に関するシーソーモデル

・規程順守/規程違反に対する介入(態度変容)

【予習】

・テキスト第4章

 

5:
不注意と認知バイアス

・選択的注意

・System1/System2 認知的けち

・認知バイアス

【予習】

・テキスト第5、第6章

・韓国テグ地下鉄火災事故について調べよ

 

6:
教育訓練

・自然主義的教育、社会化教育とは?

・SAT、教育訓練のモデル

・シラバス

【予習】

・テキスト第14章

 

7:
ノンテクニカルスキル①

・業務に必要な資質の構成項目

・ノンテクニカルスキル CRM(crew resource management)とその構成

【予習】

・テキスト第10章

 

8:
ノンテクニカルスキル②

・CRM構成項目の詳細

・フィロソフィの共有

【予習】

・テキスト第10章

 

9:
事故分析の方法①

・事故分析の意義 

・4M4E分析

・連関図法

【予習】

・テキスト第19章

 

10:
事故分析の方法②

・VTA

・FTAと確率論的安全性評価

【予習】

・テキスト第19章、第21章

 

11:
未然防止の方法①

・未然防止の意義

・危険予知

【予習】

・テキスト第11章

 

12:
未然防止の方法②

・FMEA

・PDPC

【予習】

・テキスト第20章

 

13:
安全と組織・社会

・背後要因

・組織風土、安全文化 

・安全のための組織設計

【予習】

・テキスト第15章、第16章

 

14:
安全マネジメントシステム

・安全マネジメントシステム

(なお状況に応じて、企業で安全、品質に関わる方をゲストとしてお招きして、特別講話もいただく予定。)

【予習】

・テキスト第17章

 

15:
まとめ
まとめと学力考査(教場試験)、検討
教科書 教科書
・小松原明哲、安全人間工学の理論と技術、2016、丸善出版 

参考書
・小松原明哲、辛島光彦;マネジメント人間工学、2008、朝倉書店 ← 2年生「人間工学概論」のテキストです。
成績評価方法
割合 評価基準
試験: 75% 講義の全範囲から出題する。
レポート: 25% 講義の要点ごとに出題します。演習として授業時間内に出題することもあります。
レポートの成績は提出されたレポートの平均ではなく、合計点で評価します。確実に提出するようにしてください。なお、レポートには授業時の演習も含みます。
平常点評価: 0% 平常点(出席点)は加味しません。欠席回数が多いものには単位を与えません。
備考・関連URL

・コースナビに授業情報を随時示します。授業の前後に必ず参照してください。
・この領域は広いので、授業に関係した自主的な調査が強く望まれます。
・重要なキーワード、事故分析の方法などは確実に理解、習得して下さい。
・履修を必須条件とはしませんが、人間工学概論履修済みを前提として講義をします。

・授業内容とのかかわりを意識しながら、新聞等に報道される事故等の記事を読むとよいでしょう。身近な問題を通じて、この領域を理解する態度が望まれます。


【大学院科目としての受講者への注意】

この授業は、経営システム工学専攻(後取り科目)及び共同原子力専攻大学院合併科目としての指定も受けていますが、経営システム工学科に主設置される専門選択科目ですので、経営システム工学科学部学生を前提として講義を行います。
・学部生が先取り科目として受講することは認めない。
・成績評価は、学部生、大学院生ともに、同じ方法で行う。

関連URL:
小松原研究室Webサイト
http://www.f.waseda.jp/komatsubara.ak/

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