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Course Information

Year 2019  School Graduate School of Letters, Arts and Sciences
Course Title
Japanese Literature 10

Instructor MUNAKATA, Kazushige
Term/Day/Period fall semester  Tues.3
Category Core Subjects (Lectures) Eligible Year 1st year and above Credits 2
Classroom   Campus Toyama
Course Key 34Z1260660 Course Class Code 01
Main Language Japanese
  Course Code LITJ661L
First Academic disciplines Literature
Second Academic disciplines Japanese Literature
Third Academic disciplines Japanese Modern and Contemporary Literature
Level Level of Master Types of lesson Lecture

Syllabus Information

Latest Update:2019/03/05 16:55:04

Subtitle 近代文学における原稿および原稿用紙の研究
Course Outline  私はいま、近代文学における「原稿用紙」という媒体に、強い関心をもっている。一般には二〇字×二〇行の四〇〇字詰、ないし二〇字×一〇行の二〇〇字詰のマス目のある用紙がイメージされるが、おおよそ明治末ごろから、日本語ワープロ・パソコンが普及する近年まで、作家といわず小学生の作文といわず、近代日本のあらゆる文章は、そうした「原稿用紙」によって綴られてきた。そして、そのなかで文や段落の長さ、句読点の用い方などの文章の規範、――つまり、「名文」の意識が育まれてきた。いま、文筆や出版の現場から原稿用紙は消えつつあるが、しかし四〇〇字詰原稿用紙によって分量を換算し、原稿料の単位とする習慣は根強く残っている。「原稿用紙」が近代文学に何をもたらしたのか、その歴史もたどりながら考察してみたい。それは一方で、近代文学が新聞や雑誌などの活字メディアを前提とする「活字的世界」(前田愛)の所産であることを、より明らかにすることにもつながると思う。なお、下記の授業計画は、学習効果を考慮して変更されることがある。
Objectives  「原稿用紙」という視点を通して、近代文学の展開と言葉で表現することの意味をあらたな角度から理解し、あわせて近代の活版印刷や出版文化をより深く理解できるようになることが、この授業の到達目標である。
before/after course of study  事前学習としては、近代作家の表現行為について、普段から関心をもって調べてみること。また、自分の研究対象としている作家などの原稿に、普段から注目しておくこと。
 事後学習としては、授業の内容や紹介された参考文献を踏まえて、研究対象としている作家やテクストについて、さらに考察を深めていくこと。
Course Schedule
1:
第1回 オリエンテーション(本講義の目的と概要)
本講義の目的と概要について説明する。
2:
第2回 「活版印刷」以前
近代以前の出版活動や「原稿用紙」について
3:
第3回 木版から活版へ
近世から近代、木版から活版への以降について
4:
第4回翻訳と「原稿用紙」
近代初期の翻訳と「原稿用紙」について
5:
第5回 表記の近代-森鴎外の原稿(1)
日本語の表記とその変革について
6:
第6回 見えない枡目-森鴎外の原稿(2)
原稿用紙と印刷、本文の変遷について
7:
第7回 四角い枡目の制約-樋口一葉の原稿
女性作家の表現と出版の営みについて
8:
第8回 筆からペンへ、ペンから万年筆へ-夏目漱石の原稿(1)
明治後期の筆記環境の変化について
9:
第9回 「漱石山房」の原稿用紙-夏目漱石の原稿(2)
新聞という媒体と原稿用の関係について
10:
第10回 四百字詰というフォーマット
明治末期に成立する原稿用紙の規格について
11:
第11回 作家の文体・スタイルと原稿(1)
大正文学における原稿の種々相について
12:
第12回 作家の文体・スタイルと原稿(2)
昭和文学おける原稿の種々相について
13:
第13回 「作文」と原稿用紙
学校教育に浸透する原稿用紙について
14:
第14回 「原稿用紙」以後
「原稿用紙」の時代以後の筆記環境の変化について
15:
第15回 本講義のまとめ
近代文学にとって「原稿用紙」とは何であったか、それが書く行為に何をもたらしたかについて
Textbooks  毎時間、プリントを配布する予定。詳しくは教室で説明する。
Reference  その都度、教室で紹介する。
Evaluation
Rate Evaluation Criteria
Exam: 0%  
Papers: 70%  各自が研究対象としている作家やテクストに関わる原稿についての考察を、学期末のレポートとして提出してもらう予定。
Class Participation: 30%  出席および授業中に随時提示する課題などを、レポートに加えて評価する。
Others: 0%  

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