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シラバス詳細照会

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  • 講義要項やWebシラバスの記載内容は、登録された受講生の人数や理解度に応じて、授業開始後に変更となる可能性があります。

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授業情報

開講年度 2019年度 開講箇所 大学院教育学研究科
科目名
国語科教育特論3

担当教員 町田 守弘
学期曜日時限 春学期  水3時限
科目区分 選択・国語科教育特論 配当年次 1年以上 単位数 2
使用教室 14-609(ゼミ室2) キャンパス 早稲田
科目キー 3701022521 科目クラスコード 01
授業で使用する言語 日本語
  コース・コード EDUX613L
大分野名称 教育学
中分野名称 教育学
小分野名称 教科教育学
レベル 修士レベル 授業形態 講義

シラバス情報

最終更新日時:2019/03/01 16:43:02

副題 国語科の教材開発
授業概要

 国語科教育の課題として,学習者にとって「楽しく,力のつく」授業をどのように創造するか,という問いが挙げられる。その問いの追究を基本とした授業を展開する。なおこの授業は「国語科教育特論4」に関連するので,原則として秋学期には続けて「国語科教育特論4」を履修していただきたい。

 学習者が日ごろから好んで接するマンガ,アニメーション,映画,音楽,テレビゲーム,お笑い,SNSなどのサブカルチャーに属する多様なメディアに目を向けて,国語科の教材として成立する境界線上に位置付けたものを「境界線上の教材」という用語で把握しつつ,具体的な教材開発の可能性を探ってみたい。学習者の興味・関心を喚起しつつ,国語科の学力育成に資するために,どのような教材を開発したらよいのかを検討してみたい。効果的な国語科の教材を開発することが,本特論における研究の目指すところとなる。

 教材開発とともに授業開発の問題も重要だが,特に「国語科教育特論3」では教材開発の問題を中心に研究を展開する予定である。

 教育学研究科の大きな特徴として、教育学と内容学との効果的な連携という要素がある。本特論の履修者は国語科教育学および国語科内容学を専攻していることから,授業中の積極的な交流を通して相互に様々な成果が得られるように心がけたい。

 授業中に国語教育関連学会・研究会の案内をするので,ぜひ積極的に参加していただきたい。

授業の到達目標  授業の到達目標として,以下の4点を考えている。
1 国語科教育に関する興味・関心,および問題意識の喚起。
2 学習者にとって「楽しく,力のつく」教材開発の可能性の確認。
3 「境界線上の教材」の可能性に配慮した,具体的な教材の提案。
4 開発した教材を用いた具体的な授業構想の検討。
事前・事後学習の内容  カリキュラムの後半では,全員に研究発表を依頼する。研究発表を担当する際には,あらかじめレジュメを用意する。レジュメは原則としてA4サイズ横書きとし,履修者と担当者分の部数を印刷し,2枚以上になる場合には必ず左肩を綴じること。また最初に発表のテーマおよび発表年月日と氏名を明記すること。
 研究発表者はあらかじめレジュメを配布することから,時間に余裕をもって参加し,遅刻をしないように注意されたい。
 授業で配布する「研究資料」は,時間の関係から授業中にすべて参照することは困難である。ついては,授業の後にでも必ず目を通すように心がけていただきたい。
授業計画
1:
第1回:授業のガイダンスと受講者の問題意識の交流
本授業のガイダンスを実施する。それと同時に,受講者全員が自己紹介を兼ねて,特に国語教育に関する問題意識を提案し,クラス内での交流を通して問題意識を共有する。
2:
第2回:いま何故「境界線上の教材」なのか

佐藤学の指摘した学習者の「『学び』からの逃走」は,2018年現在もなお深刻な問題となっている。学習者を強制的に「学び」へと連れ戻すのではなく,学習者が逃走した場所に新たな「学び」を立ち上げるという方向に,問題解決の糸口を求めたい。その具体的な方向について提案を試みる。

3:
第3回:先行研究の紹介
前回に提起した問題意識に基づいて,国語教育関連の先行研究として特に注目すべき論文を紹介し,その内容をめぐって意見交換をする。
4:
第4回:先行実践の紹介
前回に協議した内容に関連して,さらに国語教育関連の先行実践として特に注目すべき論文を紹介し,その内容をめぐって意見交換を続ける。
5:
第5回:教科書教材の現状と教材化の問題点

現在使用されている国語科教科書について,特に中学校および高等学校必履修科目の教科書を中心に実情を紹介し,教科書に採録する際の教材化の問題点を明らかにする。
 

6:
第6回:新しい学習指導要領で注目すべき点

2017年および2018年公示の小中高の新学習指導要領の要点を紹介し,特に注目すべき点は何かを考える。

7:
第7回:具体的な教材開発に関する提案(その1)
特に「絵画」「写真」「マンガ」などの静止画像の教材としての可能性に言及し,具体的な教材開発の実例を紹介したうえで,その可能性について研究協議を展開する。
8:
第8回:具体的な教材開発に関する提案(その2)
特に「アニメーション」「映像」などの動画・映像の教材としての可能性に言及し,具体的な教材開発の実例を紹介したうえで,その可能性について研究協議を展開する。
9:
第9回:具体的な教材開発に関する提案(その3)
特に「音楽」「ゲーム」「ケータイ・スマホ」「SNS」などに関わる素材の教材としての可能性に言及し,具体的な教材開発の実例を紹介したうえで,その可能性について研究協議を展開する。
10:
第10回:受講者の開発した教材に関する検討(その1)
特に「絵画」「写真」「マンガ」などの静止画像の教材化に着目した受講者からの具体的な教材の提案に基づいて,その可能性と課題について研究協議を展開する。
11:
第11回:受講者の開発した教材に関する検討(その2)
特に「アニメーション」「映像」などの動画・映像の教材化に着目した受講者からの具体的な教材の提案に基づいて,その可能性と課題について研究協議を展開する。
12:
第12回:受講者の開発した教材に関する検討(その3)
特に「音楽」「ゲーム」「ケータイ・スマホ」「SNS」などの素材の教材化に着目した受講者からの具体的な教材の提案に基づいて,その可能性と課題について研究協議を展開する。
13:
第13回:受講者の開発した教材に関する総括と授業開発の可能性の追究

受講者が開発した新教材の傾向を整理し総括するとともに,今後の課題を確認する。さらに,開発した教材を用いた授業構想の検討を通して,様々な可能性を追究する。

14:
第14回:教科書編集者と考える「境界線上の教材」の可能性

教科書編集者を招いて,授業で追究してきた「境界線上の教材」の可能性について,具体的な教科書の現状を踏まえて検討する。

15:
第15回:授業全体の総括と受講者の問題意識の交流
本授業全体の総括を実施する。それと同時に,受講者全員が授業を通して感じたこと・考えたことを発表し,クラス内での交流を通して問題意識を共有する。
教科書 町田守弘『「サブカル×国語」で読解力を育む』(岩波書店)。持参のうえ授業中に参照していただきたい。
その他,授業において適宜紹介する。
参考文献 町田守弘『国語科の教材・授業開発論―魅力ある言語活動のイノベーション』(東洋館出版社)。
町田守弘編『明日の授業をどう創るか―学習者の「いま、ここ」を見つめる国語教育』(三省堂)
その他,授業において適宜紹介する。
成績評価方法
割合 評価基準
レポート: 30% 受講者各位には,必ず1回以上の研究発表を通して自らの問題意識を明らかにしていただきたい。研究発表時のレジュメをレポートとして評価する。その評価基準は以下の点である。
1.授業の趣旨をよく理解して,適切な問題意識に基づく素材探索ができたか。
2.問題意識に即した効果的な国語科の教材が提案できたか。
平常点評価: 70% 毎時間研究協議を実施することから,以下の点を評価規準とすることになる。
1.担当者および受講者からの提案を意欲的に受け止め,自身の問題意識として新たにとらえ直すことができたか。
2.積極的に発言をして,研究協議に主体的に参加することができたか。

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