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シラバス詳細照会

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授業情報

開講年度 2019年度 開講箇所 大学院社会科学研究科
科目名
森林および再生可能資源経済学

担当教員 赤尾 健一
学期曜日時限 春学期  月3時限
科目区分 講義・政策科学論専攻 配当年次 1年以上 単位数 2
使用教室 14-1046(共同研究室) キャンパス 早稲田
科目キー 3922820014 科目クラスコード 01
授業で使用する言語 日本語
  コース・コード ECNA661L
大分野名称 経済学
中分野名称 応用経済学
小分野名称 農業経済学・環境経済学・資源経済学
レベル 修士レベル 授業形態 講義

シラバス情報

最終更新日時:2019/02/28 18:21:59

授業概要 資源経済学に関する入門的講義として、望ましい資源利用のあり方を構想し、その実現のための政策を提案するために必要とされる知識を涵養する。具体的には、理論モデルの作成と分析のための技術(非線形計画法、最適制御、感度分析)を身に着け、理論結果の実証方法を考案する能力および政策上の含意を引き出す能力を高める。講義ノートを事前に Course N@vi にアップするので、予習として講義前に必ず読了すること。読了には週平均90分を要す。
授業の到達目標 森林を主たる題材として、天然資源の最適利用経路、分権的経済での利用経路を理論的に導出し、後者を前者に一致させるための政策のあり方を論じる。
授業計画
1:
第1回 イントロダクション:森林保全の経済学
森林資源をめぐる開発と保全の問題を紹介し、望ましい社会的意思決定方法を解説する。
2:
第2回 最も簡単な森林経済モデル:ファウストマン式
森林経済学の基本的なモデルであるファウストマン式を導出する。
3:
第3回 ファウストマン式の分析(1):比較静学分析
ファウストマン式から得られる最適解(最適伐期齢)の必要条件を経済的に解釈するとともに、経済パラメータの変化に対する最適解の反応を調べる。
4:
第4回 ファウストマン式の分析(2):純収穫論争および種々の最適伐期齢ルール
ファウストマン式以外に提案された経済学的に「誤った」ルールについて紹介するとともにその修正がすべてファウストマン式と一致することを示す。時間整合性の概念を紹介する。
5:
第5回 ファウストマン式の分析(3):森林の環境サービスの導入
森林が社会に提供する環境サービスを考慮したファウストマン式を導出しその最適解の性質を明らかにする。さらに環境サービスを含む社会的最適森林利用を実現するための政策を検討する。
6:
第6回 ファウストマン式の分析(4):不確実性の導入
不確実性の経済学の基本事項を解説した後、不確実性下のファウストマン式を導出し分析する。
7:
第7回 不確実性下での公共投資における割引率
Arrow and Lind (1970) の結果を紹介する。
8:
第8回 原生林の開発問題:不可逆的意思決定に対する留意点
Arrow and Fisher (1974) による不可逆的意思決定では、オプションを失うというコストを考慮しなければならないという議論を紹介する。
9:
第9回 森林資源を含むマクロ経済モデル(1):社会計画者問題
森林によって支えられている経済をモデル化し、森林資源の最適利用問題を定式化する。
10:
第10回 森林資源を含むマクロ経済モデル(2):最大値原理と正準方程式
森林資源の最適利用問題を解くための数学を解説する。特にその必要条件を導出する。
11:
第11回 位相図と局所分析
森林資源の最適利用経路を分析するための数学を解説する。
12:
第12回 森林資源を含むマクロ経済モデル(4):競争均衡経路
競争経済における森林資源の利用経路を定式化し最適利用経路と比較する。
13:
第13回 森林資源を含むマクロ経済モデル(5):森林の環境サービスの導入
これまでに分析してきたマクロ経済モデルを修正して森林の環境サービスを考慮する。その結果生じる最適利用経路と競争均衡経路の乖離を解消するための政策を論じる。
14:
第14回 資源ゲーム(1):共有地の悲劇と微分ゲーム
所有権の未整備によって生じるゲーム的状況(共有地問題)を微分ゲームとして定式化し、その分析に必要な数学を解説する。
15:
第15回 資源ゲーム(2):最速枯渇ナッシュ均衡および多均衡
ゲームの均衡(マルコフ完全ナッシュ均衡)を構成し、均衡選択を議論する。
教科書 講義ノートによる。
参考文献 Johansson, P.-O. and K.G. Löfgren 1985, The Economics of Forestry and Natural Resources. Oxford: Basil Blackwell.
ほか、講義中に適宜紹介する。
成績評価方法
割合 評価基準
試験: 70% 期末試験による。
平常点評価: 30% 講義中の討論への積極的参加や講義内容の理解度を評価する。

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