cheader

シラバス詳細照会

シラバス詳細照会

  • 講義要項やWebシラバスの記載内容は、登録された受講生の人数や理解度に応じて、授業開始後に変更となる可能性があります。

main start

授業情報

開講年度 2019年度 開講箇所 大学院社会科学研究科
科目名
行政マネジメント論 II

担当教員 稲生 信男
学期曜日時限 秋学期  木2時限
科目区分 講義・政策科学論専攻 配当年次 1年以上 単位数 2
使用教室   キャンパス 早稲田
科目キー 3922830009 科目クラスコード 01
授業で使用する言語 日本語
  コース・コード POLX652L
大分野名称 政治学
中分野名称 政治学
小分野名称 公共政策/行政学
レベル 修士レベル 授業形態 講義

シラバス情報

最終更新日時:2019/02/28 18:21:59

副題 公共経営の基礎理論と実務との接点を求めて
(注)本講義は行政学の講義である。経営学の講義ではない。十分に注意すること。
授業概要 現代の公共部門は、「市場」経済と向き合いながら、国民あるいは市民の求める公共サービスを安定的に供給する使命を帯びている。一方で、私的セクターである国民あるいは市民、さらには、NPOや企業の側も、一方的に公共サービスの供給を受けるだけでなく、民間でできることは民間で主体的に行動する責務を、規範的には負っている。多様なアクターがコラボレーションしていくことで、市民社会の礎が築かれるだろう。このような問題意識に立って、本講義では、「公共セクターと民間セクターとが、どのように協働していくのか」「協働することで公共セクターはどのように変貌していくのか、変貌しなくてはならないのか」という点に光を当て、理論・実践の両面より、かかる今日的テーマにアプローチしていく。
 講義の考え方と流れは以下のとおりである。第1に、行政マネジメント論Iで学んだ内容を発展させていく。秋学期は公共経営プロパーの内容を中心に解説する。第2に、春学期と同様にケーススタディを多く取り入れる。第3に、理論と実務との接点を注視しながら、公共部門の経営のあり方を考察していく。
授業の到達目標 本講義では、公共経営理論の適切な理解と実践との融合を到達目標とする。例えば「協働」という概念について、理論的にはどのように捉えられているか理解し、諸論点についてディスカッションできることを理論的側面での目標とする。他方、現実の経済社会でさまざまなアクターがどのように「協働」しているのか、そして、どのように「協働」するべきなのか、理論をもとに適切にケース・スタディを行って事実を把握・分析し、課題解決や政策提言できることを実践面での目標とする。
事前・事後学習の内容 準備学習としては、基本的に毎回、配布資料の読了と復習(60〜120分程度)を求める。
授業計画
1:
第1回 オリエンテーション
講義の概要を詳解し、体系を講義する。予習についてはコース概要等を参照してくる。復習は渡した資料と各自のノートをもとにおこなう。
2:
第2回 公共経営の体系
公共部門における経営の体系について考察する。企業における経営について素描し対比しながら解説する。予習・復習は渡した資料と各自のノートをもとにおこなう。
3:
第3回 計画と戦略
経営計画と戦略について行政にも応用可能な領域を中心に解説する。予習・復習は渡した資料と各自のノートをもとにおこなう。
4:
第4回 公共経営と公共的ガバナンス
米国における行政学の系譜より行政マネジメントの理解を深めるとともに、公共部門のガバナンスについて素描する。予習・復習は渡した資料と各自のノートをもとにおこなう。
5:
第5回 公共セクターの役割
公共セクターの果たす役割を再考したうえで、NPM(新公共管理)について考察を行う。予習・復習は渡した資料と各自のノートをもとにおこなう。
6:
第6回 公共セクターの戦略経営① 理論編
公共セクターの戦略的経営について、最近の議論を解説する。予習・復習は渡した資料と各自のノートをもとにおこなう。
7:
第7回 公共セクターの戦略経営② ケーススタディ編
公共セクターの戦略的経営について与えられた課題をもとにケーススタディを行い、受講生は報告する。予習・復習は渡した資料と各自のノートをもとにおこなう。
8:
第8回 公共セクターのマーケティング
行政部門を中心に、パブリック分野でのマーケティングの基礎的な理論と実践について講義する。予習・復習は渡した資料と各自のノートをもとにおこなう。
9:
第9回 契約的手法とガバナンス
ガバナンスについて解説しつつ、多様なアクターを結節するのに必要な契約的手法について講義する。予習・復習は渡した資料と各自のノートをもとにおこなう。
10:
第10回 行政部門の政策と計画① 政策の意義とプロセス
行政部門の政策の意義と内容ならびに政策過程について講義する。予習・復習は渡した資料と各自のノートをもとにおこなう。
11:
第11回 行政部門の政策と計画② 政策過程の分析モデルと総合計画
政策プロセスを捉える基本的なモデルについて解説するとともに、自治体の総合計画を素材に計画の実相について講義する。予習・復習は渡した資料と各自のノートをもとにおこなう。
12:
第12回 政策論 各論
政策論の各論としてまちづくり政策を題材に概要を講義する。予習・復習は渡した資料と各自のノートをもとにおこなう。
13:
第13回 住民と自治体の関係性
公共ガバナンスの具体例として地方自治レベルをとりあげ、住民などの諸アクターと自治体との関係性について講義する。予習・復習は渡した資料と各自のノートをもとにおこなう。
14:
第14回 公共施設の老朽化
行政マネジメントの実践例として公共施設の老朽化問題をとりあげ、昨今の議論について解説する。予習・復習は渡した資料と各自のノートをもとにおこなう。
15:
第15回 教場テスト
今学期の全ての講義内容をもとに期末テストを行う。
教科書 トニー・ボベール=エルク・ラフラー編著『公共経営入門―公共領域のマネジメントとガバナンス』公人の友社、2008年(原著は2003年出版)
なお、本書には英語の最新版が出ているので、適宜原典を読む場合もあることに注意せよ。
参考文献 稲生信男『協働の行政学―公共領域の組織過程論』勁草書房、2010年.
大住壮四郎『行政マネジメント』ミネルヴァ書房、2010年
玉村雅敏『行政マーケティングの時代―生活者起点の公共経営デザイン』第一法規、2005年
松行康夫・松行彬子『公共経営学―市民・行政・企業のパートナーシップ』丸善、2004年
石井春夫・金井昭典・石田直美『公民連携の経営学』中央経済社、2008年
成績評価方法
割合 評価基準
試験: 80% 期末試験を実施する。
レポート: 20% 学期中2回程度、レポート課題を出すことを予定している。講義内容に関連するケーススタディなどに取り組み、結果をペーパーにして提出する。ペーパーについては教室で簡単に報告する。内容や理解度に応じて評価する。
備考・関連URL

ページの先頭へ戻る

Copyright © Media Network Center,Waseda University 2006-2019.All rights reserved.

read