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シラバス詳細照会

シラバス詳細照会

  • 講義要項やWebシラバスの記載内容は、登録された受講生の人数や理解度に応じて、授業開始後に変更となる可能性があります。

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授業情報

開講年度 2019年度 開講箇所 大学院アジア太平洋研究科
科目名
デジタル・サステイナビリティ (J)

担当教員 三友 仁志
学期曜日時限 秋クォーター  水3-4
科目区分 国際協力・政策研究 配当年次 1年以上 単位数 2
使用教室   キャンパス 早稲田
科目キー 40010422A5 科目クラスコード 01
授業で使用する言語 日本語
  コース・コード INFJ611L
大分野名称 情報学
中分野名称 ネットワークと通信
小分野名称 一般
レベル 修士レベル 授業形態 講義

シラバス情報

最終更新日時:2019/02/17 19:21:04

副題 スマート社会実現に向けたICTとメディアの役割
授業概要
※この科目はJICA開発大学院連携プログラム関連科目です。

この授業では、21世紀を支える社会基盤としての役割を期待される情報通信が、真に社会を支える(sustainability)ために、その利活用のあり方、具体例、利活用を推進するための政策、競争の促進、市場原理の活用等について体系的に習得することを目的とします。さらに、広く情報通信の発展を捉え、都市、地域、市民生活、環境に与える影響を多面的に考察します。また、メディアの観点から、従来型のマスメディアに加え、ソーシャルメディアが社会において果たす役割について考察します。
日本は、光ファイバーを中心としたブロードバンドのネットワーク整備が進んでおり、世界をリードしているといえます。しかし、インフラを整備するだけでは真に社会に役立つとはいえず、それをいかに我々の社会で活用するかが大切です。実際に、我々の生活やビジネスでは情報通信技術の利用が進んでおり、大きな恩恵を受けていますが、さらに、医療や教育等においても適切に利用を促進することによって、社会により大きなメリットがもたらされる可能性があります。
それによって、人口の減少や高齢化、そのほか我々の社会が直面する諸問題に対処するための有効な処方箋が見いだされる可能性があります。たとえば、東日本大震災(2011)のような大規模災害において、情報の役割は極めて重要です。レジリエンスの向上や地域社会の再興に向けた情報の役割が認識されています。
他方、情報通信の望ましくない利用によって、社会的問題や歪みなど、ネガティブな影響がもたらされるおそれもあります。さらに、国民全体が情報化の便益を享受するためには、都市部ばかりでなく、中山間地や離島など、地理的な条件不利地域においても利用可能性が確保される必要があります。デジタル・ディバイドと呼ばれる問題は、発展途上国だけでなく、先進国においても、解決すべき重要な課題となっています。情報通信のインフラやサービスは民間企業によって供給されているので、収益性が常に問題となります。政府による補助の可能性が検討される必要がありますが、供給だけがあっても利活用が推進されるわけではありません。本講義では、デジタル・ディバイドの解決策について総合的に検討します。
近年は、SDGs(Sustainable Development Goals)へのICTの貢献が期待されています。ICTのSDGsへの貢献は、本授業の重要なテーマです。
技術の発展に伴い、マスメディア(放送)と通信とが融合する方向に進んでいます。マスメディアの今後の在り方や、通信との融合についても検討します。
事例の紹介とともに、社会において情報通信とメディアの利活用を促進するための枠組みに焦点を置きます。

This course focuses on the importance of Information and Communication Technology (ICT) as a key social infrastructure for sustainable development. Students will learn the utilizations of ICT from policy, economic, and social perspectives; critically examine their social and economic impacts; and evaluate how ICT changes traditional mass media and social media.
Japan has developed nationwide ultra-high speed optical fiber and mobile networks that made it one of the world’s most advanced ICT countries in terms of infrastructure development. However, infrastructure alone is not sufficient to achieve economic growth and social wellbeing. Benefits of ICT have to be realized through utilizations. For instance, while ICT has revolutionized the ways we communicate and conduct business, it also can improve social wellbeing by improving education and healthcare.
In addition, ICT can also be a powerful tool for dealing with social problems such as aging societies and shrinking population. The role of information is extremely important in the event of large-scale disasters such as the Great East Japan Earthquake hit the northern part of Japan in 2011. Media information is expected to contribute the resilience of the societies and the restoration of local communities.
That being said, there are also negative effects. For instance, for a society to be truly benefited from ICT, its availability should not be limited to people in urban areas, but also to people in poor, remote, and sparsely populated areas. However, known as ‘digital divide,’ since ICT infrastructures and services are provided by private companies, remote areas are often left behind because of the lack of business incentive. Currently, services provided to remote areas are realized by government subsidies. This approach, however, cannot resolve the problem of underutilization.
Recently, ICT is expected to support to reach SDGs (Sustainable Development Goals). This is one of the main topics in this class.
Furthermore, because of technology advancements, broadcasting and telecommunications are becoming increasingly converged, and this is further increasing the financial pressure on ICT service providers.
These issues, along with others, will be discussed based on actual case studies.
授業の到達目標 インフラの整備は利活用の促進と一体で行われなければならないと言われます。情報通信技術の急速な発展によって、このバランスは失われがちです。社会基盤としての情報通信の有効性を発揮させるための基本的な考え方、枠組みを理解し、応用できる能力の獲得を目指します。

Technology infrastructure development and utilisation should go hand in hand. However, because of the rapid growth in information and communications technology (ICT), this balance is becoming more difficult to maintain. The goal of this course is to understand key concepts and frameworks for increasing the efficiency of ICT as a social infrastructure, and to acquire abilities to apply them to solve social and economic problems.
事前・事後学習の内容 本講義は講義・ゼミ両形式で行います。評価に際しては,講義への積極的な参加を重視します。受講者には、各回予めリーディングを済ませ、講義内でのディスカッションに備えた上での出席が期待されます。
授業計画
1:
イントロダクション
イントロダクション。下記の講義アウトラインの最新版を講義の最初に配布します。
2:
ICTの発展 1
ICTおよびブロードバンドの発展
3:
ICTの発展 2
日本のICTおよびブロードバンドの動向
4:
ICTの社会的影響
ユニバーサル・サービスとデジタル・ディバイド
5:
ICTの社会的影響
ICTによるSDGs 貢献
6:
グループワーク 1
講義に関連するトピックを選び、学生によるグループワークに基づく発表と議論を行います
7:
マスメディアとソーシャルメディア
マスメディアの役割、ソーシャルメディアの台頭、両者の関係
8:
災害とICT
災害復旧におけるICTの果たす役割
9:
ICTと群衆行動
群衆のなかの行動とメディア情報の役割
10:
社会におけるICT活用

教育におけるICT活用

11:
ICTの市場動向

ゲストスピーカー (TBD)

12:
ICTの今後の展開 1

ビッグデータ、IoT (Internet of Things)、AI (Artificial Intelligence)

13:
ICTの今後の展開 2
5Gモバイルへの期待
14:
グループワーク 2

講義に関連するトピックを選び、学生によるグループワークに基づく発表と議論を行います

15:
企業訪問
講義に関連する企業を訪問し、実際のICTの活用を見学します
教科書 進化の早い分野なので、特定の教科書は使用しませんが、文献リストは最初の講義で配布あるいはダウンロードを指示します。

Since The progress of ICT is very rapid, we do not use any specific textbook. However, a reading list will be handed out in the first class.
参考文献 講義の中で、適宜指示しますが、
総務省、『情報通信白書』、最新年度版
(http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/からダウンロード可)
は必須です。

Articles/books will be guided in the class. The class will start with the following governmental report:
Ministry of Internal Affairs and Communications, White Paper: Information and Communications in Japan, latest version
(http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/eng/whitepaper.html)
成績評価方法
割合 評価基準
試験: 0% 実施しない
レポート: 60% Interim and final assignments
授業の期間中に出される宿題、学期最後の課題が含まれます。
平常点評価: 40% Class participation and attendance
出席点ではなくclass participationの評価です。発表、質疑討論への参加が評価の対象です。
その他: 0% なし
備考・関連URL

春学期は英語で、秋学期は日本語で講義します。両学期では利用可能な教材が異なりますので、講義の内容も異なります。

Lectures are given in  English in the spring quarter and in Japanese in the fall quarter. Due to different reading materials, the lectures will not be the same.

 


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