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シラバス詳細照会

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  • 講義要項やWebシラバスの記載内容は、登録された受講生の人数や理解度に応じて、授業開始後に変更となる可能性があります。

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授業情報

開講年度 2017年度 開講箇所 大学院日本語教育研究科
科目名
教材・教具論

担当教員 田中 祐輔
学期曜日時限 秋学期  金4時限
科目区分 日本語教育学理論研究 配当年次 1年以上 単位数 2
使用教室 22-206 キャンパス 早稲田
科目キー 430101M611 科目クラスコード 02
授業で使用する言語 日本語
  コース・コード LNGJ623L
大分野名称 言語学
中分野名称 日本語教育学
小分野名称 日本語と学習
レベル 修士レベル 授業形態 講義

シラバス情報

最終更新日時:2017/01/25 22:23:02

授業概要  日本語教育の実践、または、その研究において、教材教具の選定・開発・分析は重要であり、日本語教育に携わる者に共通する現代的な課題の一つであると言える。そこで本科目では、教材・教具の1)選定と利用、2)開発、3)研究、という三つのテーマを主軸として、受講生が日本語教育と教材・教具について理論的・実践的に学び、それらの知見を自らの実践と研究に活用することを目的とする。
 具体的には、受講生は上記に関する基礎的な知識と理論を学びながら、自身の実践や研究、またその準備のための活動に取り組み、理論と実践の両輪から教材・教具論に関する知見と実践力を習得する。
この授業の重点バランス(★の数が多い領域に重点がおかれます。)
日本語   :★★★
学習/教育:★★★★
社会    :★★★
授業の到達目標 1.教材の選定と利用に関する理論的枠組みを理解する。
2.教材開発の手順と方法を理解する。
3.教材研究の理論的枠組みを学び自身の研究テーマへの応用について考察する。
 以上を通して、受講生が自身の実践や研究、その準備に際し教材教具の理論的・実践的知見を活用し、実践する力を養うことを目標とする。
授業計画 第1回:オリエンテーション
1-1.授業の目的と概要
1-2.評価と活動内容
 
第2回:教材教具の定義と分類
2-1.日本語教材教具の定義
2-2.主な分類基準と方法
2-3.学習者の属性とニーズに根ざした利用
 
第3回:日本語教育と教材教具の歴史
3-1.世界最古の日本語教材から最新の日本語教材まで
3-2.歴史に残るベストセラー教材と作成者
3-3.戦前・戦後の時代背景と主な日本語教材
 
第4回:教材教具の実態と変遷
4-1.教材教具が示す日本語教育の実態
4-2.日本語教材はどのような語彙・文型を扱ってきたか
4-3.主な実態分析の切り口
 
第5回:分析手法―量的分析編①―
5-1.教材教具研究の意義と効果
5-2.日本語教材の内容を量的に分析する主な先行研究と分析の観点
5-3.教材に掲載された語彙・文型の計量調査手法
 
第6回:分析手法―量的分析編②―
6-1.教材に掲載された文章の計量調査手法
6-2.教材に掲載された設問の計量調査手法
6-3.量的教材分析と研究倫理
 
第7回:実践活動①―教材選定と量的分析に取り組む―
7-1.受講生が複数の日本語教材を分類し、担当する学習者や担当する可能性のある学習者に適した教材とは何かを検討する活動
7-2.学んだ量的教材分析手法を自身の研究テーマにいかに応用できるか検討する活動
7-3.発表
 
第8回:分析手法―質的分析編①―
8-1.計量調査では見えないことと質的分析手法の意義
8-2.学習者や教師、作成者の経験や意図を理解するための調査手法
8-3.教材の効果を検証するための調査手法
 
第9回:分析手法―質的分析編② ―
9-1.フィールドワークと質的データ収集の手法
9-2.グランデッドセオリーアプローチと質的データ分析用ソフトウェアの利用法
9-3.質的分析と研究倫理
 
第10回:実践活動②―質的分析に取り組む―
10-1.学んだ質的教材分析手法を自身の研究テーマにどのように応用できるか検討する
10-2.調査計画を立てる
10-3.発表
 
第11回:教材開発―理論編①―
11-1.日本語教育と教材開発の歩みと背景
11-2.主な理論的枠組み
11-3.教材開発の手順
 
第12回:教材開発―理論編②―
12-1.教材の試用
12-2.教材の評価
12-3.教材の改定
 
第13回:教材開発―実践編①―
13-1.教材の設計
13-2.企画書の作成
13-3.作成のプロセス
 
第14回:教材の新たな動向と未来
14-1.コンセプトや利用主体の変化
14-2.新たな媒体と使用形態―eラーニング教材・アプリケーション型教材・特定の端末教材・インフラ事業―
14-3.「教材教具」と「教材教具研究」の未来
 
第15回:実践活動③―自身の研究テーマに基づいた教材開発と研究に取り組む―
15-1.学んだ教材開発手法をもとに自身の日本語教育実践現場に向けた教科書の企画書を作成する活動
15-2.本科目で学んだ教材研究の理論的枠組みに基づき自身の研究テーマに根ざした調査計画を作成する活動
15-3.発表
 
※予習と復習:授業時に指示がある文献の確認、および、教材の分析や分類に取り組むこと。
※資料:参考文献と資料等は適宜紹介する。また、受講生の研究テーマや実践現場、将来的な日本語教育上のプランと教材開発・利用・研究に際し参考となる文献についても個々の状況に応じて情報提供を行う。
 
教科書 購入指定教科書は無く、毎回プリントを配布する。
参考文献 岡崎敏雄(1989)『日本語教育の教材―分析・使用・作成―』アルク
唐澤富太郎(1956)『教科書の歴史』創文社
国際交流基金(1976)『教科書解題』国際交流基金
国際交流基金(1978)『日本語教材リスト』国際交流基金
国際交流基金(1983)『日本語教科書ガイド』北星堂書店
国際交流基金(2008)『教材開発』国際交流基金
国際交流基金日本語国際センター制作事業課(1999)『教科書を作ろう』国際交流基金
国際交流基金日本語国際センター制作事業課(2000)『続 教科書を作ろう』国際交流基金
国立国語研究所(1982)『日本語教育文献索引―学会誌・機関誌掲載論文編―』国立国語研究所
関正昭・平高史也編著(2015)『教科書を作る』スリーエーネットワーク
日本語教育学会教材委員会(1992)『日本語教材データファイル日本語教科書』凡人社
日本語教育史研究会(1993)『第二次大戦前・戦時期の日本語教育関係文献目録』(科研報告書)
前田均(2005)『日本語教科書目録集成』(科研報告書)
吉岡英幸編著(2008)『徹底ガイド日本語教材―教材から日本語教育が見える!!』凡人社
吉岡英幸(2012)『日本語教材目録及び日本語教材関連論文目録』(科研報告書)
成績評価方法 平常点評価50%:授業内の質疑応答や実践活動への参加態度などを評価する。
プレゼンテーション50%:実践活動に伴うプレゼンテーションの内容などを評価する。
備考・関連URL

担当教員情報:田中祐輔(国立情報学研究所『Researchmap』:http://researchmap.jp/read0151200/

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