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シラバス詳細照会

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  • 講義要項やWebシラバスの記載内容は、登録された受講生の人数や理解度に応じて、授業開始後に変更となる可能性があります。

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授業情報

開講年度 2019年度 開講箇所 大学院法務研究科
科目名
手形・小切手法

担当教員 大塚 英明
学期曜日時限 秋学期  月1時限
科目区分 共通選択科目:その他 配当年次 2年以上 単位数 2
使用教室 27-201 キャンパス 早稲田
科目キー 4701010131 科目クラスコード 01
授業で使用する言語 日本語
  コース・コード LAWB688L
大分野名称 法学
中分野名称 民事法
小分野名称 その他
レベル 修士レベル 授業形態 講義

シラバス情報

最終更新日時:2019/01/30 17:32:28

副題 手形システムの「法的」な解釈
授業概要  手形法・小切手は、昨今、次第にその実務的効用を失いつつあるといわれています。確かに、いわゆる電子決済等の近代的諸システムが、とくに大企業において手形・小切手の利用を圧迫していることは否めません。加えて、中小企業で依然活発に利用されている手形・小切手についても、もはや法的トラブルのパターンが出尽くしてしまったために新たな法的展開がほとんどありません。しかし、手形・小切手に関する法理論は、これらの制度が誕生してから現代までの長い間に発展をとげ、現在では一つのきわめて精緻な論理体系をつくりあげています。つまり、実務的効用とは別に、この法体系を理解することは、法律学を学ぶうえでたいへん重要な、法律的思考過程を形成する訓練になります(いわゆる「リーガル・マインド」)。その意味で、現在でも手形・小切手に関する「法」は、十分に取り組んでいく価値のある領域です。この授業では、手形法・小切手法の基本的諸理念の理解を徹底し、そのうえで、できるだけ多くの具体例を参照・検討しながら、それら理念の実際の作用を見ていくつもりです。
 この授業の目標を司法試験受験のサポートに偏向させるつもりはありませんが、法科大学院で法律を学ぶ学生は、本来、具体的法律問題の解決に足る一定レベルの知識を備えるべきでしょう。そのため、各問題について法解釈論の到達点をかなり深く解説する予定でいます。未修者の方はもちろんのこと、既修者にとってもかなりの「ブレーン・ストーミング」になることを覚悟しておいてください。適宜、パワポのスライドなどで解りやすい解説をこころがけます。
授業の到達目標  特殊な「法律行為論」としての手形法理論の徹底理解
事前・事後学習の内容  受講後の復習によって理解を深めてください。
授業計画

 毎回、パワポのスライド、レジュメを使用して、問題の提示と解説を行います。おおよその進行は以下のとおりです。
第1回 手形行為という「法律行為」―手から出る意思表示―
第2回 手形(行為)の文言性―「書く」意思表示の特徴とその影響―
第3回 手形行為独立の原則―そもそも最初が無効なら…―
第4回 手形の原因関係―一つの法律行為としての把握することの限界―
第5回 手形の無因性―原因行為と切り離す必要性―
第6回 人的抗弁とは?―物的抗弁と人的抗弁の体系、債権譲渡か否か?―
第7回 人的抗弁の属人性―「属人」が2様に使われている?―
第8回 手形保証―手形法最大の難関

第9回 後者の抗弁への理論の発展-果たしてそんな必要があるのか?

第10回 他人名義の手形行為―代行、偽造そして「自己をあらわすための他人名義」―
第11回 表見代理―他人による手形行為の基本的解決方法?

第12回 裏書の連続とは?
第13回 裏書の連続の効果―動産との比較―
第14回 手形の善意取得―動産の即時取得との相違―
第15回 白地手形―内容のない「権利」?・その正体は何か?―
第16回 教場試験

教科書  担当教員が教材(パワポ、レジュメ)を作成し「TKC法科大学院教育研究支援システム」で公開します。なお、「基本書」については一考を要します。手形法の理論体系は、どの基本書を使うかに応じて立場が決まってしまいます。そこで、最初の授業の際にまず全体の理論対立の図式を解説し、皆さんの基本書選択の一助としたいと思います。
参考文献  とくに指定しません。必要に応じて指示します。
成績評価方法
割合 評価基準
試験: 80% 教場試験を予定しています。
平常点評価: 20% 授業中の発言等の評価です。単なる出欠ではありません。
備考・関連URL <受講要件等>
 前提として履修しておくべき科目はありません。一般的な民法(商法ではありません!)の法的知識(とくに法律行為論)を有していれば十分です。

<受講者への要望>
 受講者には、意欲的な発言、議論を求めます。

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