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シラバス詳細照会

シラバス詳細照会

  • 講義要項やWebシラバスの記載内容は、登録された受講生の人数や理解度に応じて、授業開始後に変更となる可能性があります。

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授業情報

開講年度 2017年度 開講箇所 大学院創造理工学研究科
科目名
人間生活工学

担当教員 小松原 明哲
学期曜日時限 春学期  水3時限
科目区分 講義 配当年次 1年以上 単位数 2
使用教室 52-201教室 キャンパス 西早稲田(旧大久保)
科目キー 5201031060 科目クラスコード 01
授業で使用する言語 日本語
  コース・コード MGTX67ZL
大分野名称 経営工学
中分野名称 経営工学
小分野名称 人間工学・組織/人材マネジメント
レベル 修士レベル 授業形態 講義

シラバス情報

最終更新日時:2017/06/20 09:28:55

授業概要

【概要】
IT製品(ITシステム含む)、消費生活用製品、産業用設備機器、対人サービス等の製品では、機能や性能、価格などに加え、「使いやすさ」「快適さ」「安全性」など、利用者視点からの品質が強く求められる。これを利用品質(quality in use)という。こうした利用品質の設計は、経営システム工学における重要な柱であり、企業においては、商品企画、品質設計、品質保証、IT(GUI)デザイン、システムインテグレーションなどでの主要な業務となっている。実際、こうした業務に従事する卒業生も多い。
利用品質を体系的に構築していくプロセスが、人間中心設計プロセス(HCD)であり、このもとに、利用品質を企画、設計、評価、広報するためのさまざまな人間生活工学の設計・評価技法が用いられる。本講では、この一連の方法論と主要技法を講義する。

 

【目標】
サービスなどの無体物を含む製品(システム)の人間・生活適合性設計評価技術を学ぶ。具体的には、ISO9241-210に示される人間中心設計プロセス(HCD:Human Centred Design)をベースに、いわゆる製品の「使いやすさ(usability)」「製品安全」「感性適合」「経験価値(UX)」などの人間生活工学設計技術の習得を目指す。

授業の到達目標 ・HCDを説明できる。
・利用品質について説明できる。
・ユーザビリティ、感性評価、UXデザインなど、人間生活工学の設計課題について説明できる。
・人間生活工学の設計課題について、各種手法・技法を用いることが出来る。
事前・事後学習の内容 【事前課題】
 ・下記、授業計画に示す予習事項について、最低限、テキストに目を通し、概要を理解をしておくこと。
 ・毎回の授業時に配布するプリントに、翌週の授業のイントロダクションを示します。テキストの関連箇所を予習しておくこと。また幅広く調査を行っておくこと。

【事後学習】
 ・毎回の授業の後に、コースナビに、その日の授業の要点、及び、発展的課題をアップしていきます。それを手がかりに、事後学習を行ってください。また理解度確認試験は、この掲載内容を基に出題します。
 ・講義内容のまとまりごとに、演習(レポート)課題を出題します。

※レポートの出題のない場合でも、予習と復習に、おそらく各1時間はかかると思います。特に復習においてはコースナビに示した事項、要点を発展的に調査し、確実に理解してください。
※レポートについては、調査、執筆などで、おそらく最低でも2~3時間はかかると思います。早めに、また計画的に取り組んでください。
授業計画
1:
人間生活工学の概念

・利用品質の考え方:人は人工物に何を求めるか?

【予習】

・テキスト第1~3章

・自分は携帯電話を購入するときに、何を気にし、何を基準に機種決定したか?振り返ってみよう。

 

2:
【人間工学】 マンマシンシステム(MMS)のモデル

・製品品質と人間工学

・使いやすい製品とは?

【予習】

・テキスト第2章

・携帯電話を使用するときの自分の行動をMMSに従って整理してみよう。

 

 

3:
【人間工学】 身体適合性:身体特性(寸法や形態、動態など)とハード側面

・手の機能:「押す」と「ボタン」/「把持」と「グリップ」 寸法と形状

・関節の状態と把持部の設置位置

・作業域と操作部/表示部の設置位置

【予習】

・テキスト第5~6章、第4章(視野)

・携帯電話、洗濯機、冷蔵庫等のハード系を評価してみよう。

 

4:
【人間工学】 人間工学設計値算出の考え方

・「誰に合わせるのか」問題

・パーセンタイル

【予習】

・テキスト第11章、第15章(パーセンタイル)

 

5:
【人間工学】 知覚適合性と認知適合性①:「見やすさ」「理解しやすさ」「覚えやすさ」

・視覚とその特徴

・誘目性

【予習】

・テキスト第4章、第8章

 

 

6:
【人間工学】 知覚適合性と認知適合性②:「見やすさ」「理解しやすさ」「覚えやすさ」

・理解と知識

・概念駆動型情報処理

・記憶

・GUIデザイン

【予習】

・テキスト第8章

・マネジメント人間工学(2年生の時の教科書)3.2.5~3.2.6節

・テキストに示されている事項を自分の携帯に当てはめてみよう

 

7:
【人間工学】 ユーザビリティ評価 

・認知行動モデルとその応用:KLM(key-stroke level model)、行為の七段階仮説などの認知行動モデルの製品評価への活用

・ユーザビリティテスト

【予習】

・テキスト第14章

・マネジメント人間工学(2年生の時の教科書)3.4節

 

8:
【感性工学】 感性品質と感性評価の方法①

・美学

・官能検査と感性評価

【予習】

・テキスト第14章(Ⅶ官能検査と官能評価)

 

9:
【感性工学】 感性品質と感性評価の方法②

・官能検査/感性評価の方法 

・セマンティック・デファレンシャル法

【予習】

・テキスト第14章(Ⅶ 官能検査と官能評価、Ⅳ セマンティックディファレンシャル法)

 

10:
【生活研究】

・生活便利

・生活調査 ペルソナ技法、シナリオ技法

【予習】

・テキスト12章(Ⅳ節)

・マネジメント人間工学(2年生の時の教科書)3.1節

 

11:
【経験価値】

・UX 経験価値、感性価値の開発

・カスタマージャーニーマップ

【予習】

・テキスト12章(Ⅳ節)

・UXについて調べておくこと(比較的新しい概念なので幅広く調べておくことが望ましい)。

 

12:
【製品安全】 製品起因事故

・製造物責任法と製品安全

・誤使用防止設計の方法

【予習】

・テキスト第13章

・マネジメント人間工学(2年生の時の教科書)3.3.2節

 

13:
【製品安全】 リスクアセスメント

・リスクアセスメント:ISO12100のプロセス

・機能安全

・テキスト第13章

・マネジメント人間工学(2年生の時の教科書)3.3.2節

 

14:
【まとめ】 

・講義全体の振り返り

(なお、企業で商品開発に携わる方をゲストとして招き、企業における製品開発の実務についてのお話しを頂くことも計画します。)

15:
【まとめ】 
・理解度確認試験とまとめ
教科書 教科書
・横溝克巳・小松原明哲;エンジニアのための人間工学(第5版)、日本出版サービス

参考書
・小松原明哲、辛島光彦;マネジメント人間工学、2008、朝倉書店 ← 2年生人間工学概論の教科書です。

推奨図書
・人間生活工学研究センター編;ワークショップ人間生活工学 第1巻-第4巻、丸善
成績評価方法
割合 評価基準
試験: 75% 授業全体が出題範囲となる。
レポート: 25% 授業のまとまりごとにレポートを出題する。授業中に演習・小レポートを出題することもある。レポート点は提出されたレポートの平均点ではなく、合計点で評価する。
平常点評価: 0% 平常点(出席点)は加味しません。しかし欠席回数が多いものには単位を与えません。
備考・関連URL

・コースナビに授業情報やレポート課題などを掲出します。
・この領域の広がりは広いので、授業に関係した自主的な調査が強く望まれます。
・自分自身で、身近な製品の人間工学に関わる製品評価と、改善提案、商品提案が出来るようになることを目標としてください。

・「話し」としては、恐らく分かりやすく、取り付きやすい授業内容だと思いますが、逆に定式化が困難な領域でもあり、平素からの着実な学習が必要となります。

【大学院科目としての受講者への注意】
・この科目は、学部に設置されるC群科目ですが、大学院生の後取りが可能です。
・学部生が先取り科目として受講することは認めません。
・成績評価は、学部生、大学院生ともに、同じ方法で行います。


関連URL:
小松原研Webサイト
http://www.f.waseda.jp/komatsubara.ak/

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