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シラバス詳細照会

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  • 講義要項やWebシラバスの記載内容は、登録された受講生の人数や理解度に応じて、授業開始後に変更となる可能性があります。

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授業情報

開講年度 2016年度 開講箇所 グローバルエデュケーションセンター
科目名
JA共済寄附講座 農村地域の経済と社会を見る目

担当教員 早田 宰/加藤 基樹
学期曜日時限 春学期  金3時限
科目区分 ユニバーシティ・スタディーズ科目 配当年次 1年以上 単位数 2
使用教室 15-301 キャンパス 早稲田
科目キー 9S09010078 科目クラスコード 01
授業で使用する言語 日本語
  コース・コード AGCS101L
大分野名称 農学
中分野名称 社会・経済
小分野名称 社会・経済
レベル 初級レベル(入門・導入) 授業形態 講義
  オープン科目

シラバス情報

最終更新日時:2016/03/02 19:27:52

授業概要

東日本大震災の被災地を含めて、日本の農山漁村地域に興味を持つ学生は少なくない。地域の社会や文化、あるいは、人口減少、高齢化による諸問題に興味をもつ人もいるだろうし、農村にスローライフや癒しを求める人もいるだろう

しかし、農村地域を理解するためにはどのようなことを知っていればよいか、そこにはどのような課題があるのか、そしてそれに対して自分はどのように考えるか、という点まで個人の学習で踏み込むことは難しい。しかも、本学には農学部がなく、体系的・実践的にこれを学ぶ機会が少ない。そこで本講座では農村地域の経済と社会に着目して講義を展開することで、学生の知的欲求に応え、さらに農村地域の諸問題について考えてもらう機会としたい。

このような目的のために、まず現在の日本の農山村社会がどのような過程のもとに成り立っているかを理解してもらう。具体的には、江戸期から現在までの農村政策(特に農業政策)の展開を確認することになる。これによって、なぜ農村が現在のような姿になっているかを理解することができよう。

また、我が国には様々な農村地域が存在する。都市近郊の農村と過疎化・高齢化の進行した中山間地域のそれとは性格が違うし、北海道の大規模農業地帯はさらに特徴的である。そこで、農村をいくつかのタイプに分けてその実態について、事例をもとに検討していく。

講義は加藤が担当するが、TPP、ITの活用、新規就農、地域資源管理、震災復興、農協や共済など、農村地域において特徴的なトピックについては、それぞれ専門家をゲストに迎えて講義する予定である。

授業の到達目標 農村地域を経済と社会の面から理解し、その要因や将来に向けた課題についても自分で検討することができるようになることを授業の到達目標とする。そしてこれによって、受講した学生が自分の興味関心に引きつける形で考察を進めることができるはずである。
たとえば、学生が都市や諸外国の農村に興味を持つ場合には、これと比較検討することができるだろう。政策という観点から農村政策を見つめるのもよいし、食料の問題、自然環境保全に向けた議論の理論的な補強にもすることができよう。
また、農村との交流、グリーン・ツーリズムや農村でのボランティア活動に関心があれば、本講座の内容は実践的に役に立つはずである。単に活動をするだけでなく、その社会的な背景を理解し、考え、議論することができることが、大学生の活動として大きな意味あるものになると考えられるからである。
そして、農村の根本は人の集まりであり、ここに社会と文化がある。これを歴史的に捉えてもよいし、民俗学を考えるための基礎資料としてもよい。
いずれにしても、本講座の内容をあらゆる分野に関連づけて応用できるように、そのための題材としての農村に関する授業が展開される。
なお、講義は基礎的な内容から始めるので、受講にあたって経済学や社会学の事前知識は求めない。経済学的・社会学的な内容も含まれるが、むしろ本講座で学んだことを、他分野における自分の興味関心と関連させて考えることができるように目指していきたい。学部・学年を問わず、積極的な受講を期待する。
事前・事後学習の内容 本講座で展開する専門用語や法制度について、初出時にはできるだけ丁寧に解説するが、時間の関係上、2回目以降は大幅に省略する。それゆえ、どの授業も同じだと思うが、個人の事後学習の中で、しっかり復習して翌週以降の講義に備えてほしい。
授業計画
1:
第1回:オリエンテーション・農山村社会のなりたち1

オリエンテーションとして、本講義の目的や内容について説明します。また、現在の農山村地域の原型である江戸期の農村の姿について説明します。

2:
第2回:農山村社会のなりたち2

明治期以降の農村について、林野と戦後の農業・農村政策を中心に説明します。

3:
第3回:農産物貿易のルールとその展開

農業・農村に大きな影響を与えてきた農産物の貿易のルールとその展開について説明します。

4:
第4回:(ゲスト)農業交渉の実際とTPP

ゲストより、戦後の農産物貿易交渉の実態とTPPについて、貿易交渉の責任者の視点を入れつつ説明します。

5:
第5回:日本農業の現状と中山間地域の課題

日本農業の全体像と中山間地域の実態・課題について説明します。

6:
第6回:(ゲスト)日本農業の新たな展開と新規就農の道

ゲストより、重要なトピックである農業のIT化と新規就農の実態・課題について説明します。


7:
第7回:6次産業化と農業・農村

これからの農業・農村活性化のカギを握る6次産業化、地産地消等について説明します。

8:
第8回:(ゲスト)農業・農村と地域資源管理

農業には食料生産の他に地域資源管理という大きな役割があり、この点をゲストが説明します。

9:
第9回:(ゲスト)震災復興と農村

ゲストより東日本大震災の被災地域の復興の実態について説明します。

10:
第10回: (ゲスト)農村と農業協同組合

農村地域で大きな役割を果たす農業協同組合(JA)について、協同組合の概要に続き、ゲストより説明します。

11:
第11回: (ゲスト)JAと共済事業

農業協同組合の共済事業についてゲストより説明します。

12:
第12回:(ゲスト)JA共済と地域貢献活動

JA共済が地域で果たす役割、とくに、地域貢献活動について、ゲストより説明します。

13:
第13回:畜産農業地域のトピック

大きな生産額を占めるにも関わらず、あまり馴染みのない畜産と畜産農業地域について説明します。

14:
第14回:北海道大規模農業地域のトピック

都府県農業とは大きな違いのある北海道農業について説明します。

15:
第15回:まとめ・農村地域の経済と社会を見る目

まとめ

教科書 指定しない。
参考文献 必要に応じて、授業時に紹介する。

成績評価方法
割合 評価基準
レポート: 70% 期末に1回のレポートを課す。
平常点評価: 30% 出席点等。
備考・関連URL

出席点と期末の課題レポートの点数と合わせて総合評価する。


【問い合わせ先】担当教員 加藤 (motokato@aoni.waseda.jp

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