cheader

シラバス詳細照会

シラバス詳細照会

  • 講義要項やWebシラバスの記載内容は、登録された受講生の人数や理解度に応じて、授業開始後に変更となる可能性があります。

main start

授業情報

開講年度 2019年度 開講箇所 グローバルエデュケーションセンター
科目名
労働・社会保障実務概論 (早稲田大学校友会支援講座)

担当教員 島田 陽一/細川 良
学期曜日時限 秋クォーター  01:火4時限/02:金4時限
科目区分 ユニバーシティ・スタディーズ科目 配当年次 1年以上 単位数 2
使用教室   キャンパス 早稲田
科目キー 9S09010083 科目クラスコード 01
授業で使用する言語 日本語
  コース・コード LAWF111L
大分野名称 法学
中分野名称 社会法
小分野名称 労働法
レベル 初級レベル(入門・導入) 授業形態 講義
  オープン科目

シラバス情報

最終更新日時:2019/03/01 08:36:18

授業概要

「働き方改革」がキーワードになる昨今、大手企業の度を過ぎた長時間労働も話題の中心になっている。また、就職してみたらセクハラ・パワハラ・マタハラが横行している会社だった!という例を耳にすることもある。では、会社をどんな視点で見極めればよいのだろうか?

社会保険労務士(社労士)は、経営資源とされる「ヒト・モノ・カネ・情報」のうち、特に最重要な「ヒト」に関するあらゆる企業活動のサポートを行うことを主 たる業務としている。したがって、社労士と同じ視点を持つことで、その会社がどれだけ「ヒト」つまり人材を大事にしているのかが見えてくる。

そこで、本講座では、労働・社会保障(労働保険・社会保険)実務、人事労務管理に関する各テーマに精通した社労士が交代でゲストスピーカーとして登壇し、 「ヒト」をいかにして活かしていくのか実例紹介を中心に解説し、ときには受講生と対話しながら講義を進めていく。受講生にはこの機会に社労士業務を追体験 してもらいたい。

また、全15回のうち労働法概論(1)(2)及び社会保障概論は、法学研究者が法理論の講義を行う。このことにより、同じテーマから理論と実践の両方を学ぶことになり、両者がどのようにつながってくるのかを実体験できるカリキュラムとなっている。

なお、社労士の資格取得に興味を持った学生には、資格取得のための学習方法や資格取得後の活動のしかた等についても紹介する。早稲田の先輩である社労士にぜひ相談してもらいたい。

本講座は早稲田大学校友会の協力に基づいて開設される早稲田大学校友会支援講座<稲士会提供>として運営される。又、本講座は、2008年度から、社労士・ 司法書士・税理士・行政書士・中小企業診断士各稲門会で構成する「稲士会」が母校早稲田大学で行ってきた「企業法務概論」を発展させ、2011年度から社 労士の単独講座として独立させたものである。なお本講義は一昨年度までの社会保険労務士実務概論を改称した。


授業の到達目標 ・採用から退職までの企業の人事労務管理の基本を習得する。
・労働者・社会人として在学中はもとより卒業後においても遭遇する様々な生活危機に対する労働法制・社会保険制度に関する必要な知識を身につけ、法理論の理解と併せてその知識を使えるところにまで高める。
・社労士業務を知ることで社労士に対する関心を深め、将来の職業の選択肢を増やす。
授業計画
1:
労働・社会保障実務における社労士の役割(初回オリエンテーション)
初回オリエンテーションとして、第2回以降のガイダンス講義を行ったうえで、労働・社会保障実務において社労士がどのような役割を担っているか本講の総論として紹介する。
担当:曽布川哲也

2:
労働法概論(1)
本講義を受講するに際して必要となる「労働法とはどのような法であるか」について、その概要を、歴史的展開、最近における問題状況を踏まえて講義する。担当:細川良
3:
労働法概論(2)
本講義を受講するに際して必要となる「労働法とはどのような法であるか」について、問題発生とその解決のメカニズムを踏まえて講義する。担当:細川良
4:
企業は従業員をどのように募集しどのように採用するのか
企業における労働者の募集、採用戦略の特徴や、選考から内定、雇用契約までどのようにして行われるのかをぜひ知ってもらいたい。社会に出る前に皆が気になるであろう、就職後の試用期間や新入社員研修などについても紹介する。担当:大津章敬
5:
就業規則を工夫することで人材を人財にできる
社労士が行う業務の一つに就業規則の作成代行業務がある。この就業規則作成を通じてクライアントが成長するのを見ることができることは社労士の醍醐味でもある。就業規則が会社を変えていくという意味を知ってもらいたい。また、人を育てる会社とはどういう会社なのかをぜひ考えてみてもらいたい。担当:荒久美子
6:
賃金と労働時間・休日・休暇の原則を知る
賃金や労働時間に関しては法令に細かい規定があるものの、それを守っていれば済むという単純なものではない。むしろ、労働条件の根幹を成すものであって、その取扱い如何によっては労働者の就業意欲にも影響しかねない重要事項である。そのことを踏まえ第6講では、賃金や労働時間に関する法令の原則を知ってもらい、その上で、企業がどのようにして賃金管理・労働時間管理を行っていくのかを考えていくこととしたい。担当:松村伸子
7:
雇用形態の多様化と柔軟な働き方を考える
会社は、弾力を持たせた労働力として正社員以外の従業員(非正規社員という言い方もある)を雇用する。労働者には、時間的拘束の長い正社員という働き方ができない事情の人もいる。そこで、有期契約社員、派遣社員、パート・アルバイトなど多様な働き方が注目される。ところがこうした働き方が低賃金者を生み、雇用を不安定なものにしていると指摘される。社労士には、こうした問題点の把握とそれを踏まえた上での人事設計が求められる。柔軟な働き方とこれからの雇用の在り方について学生の皆さんとともに考えておきたい。担当:上田純子
8:
人事労務コンサルタント
働き方改革の実現には生産性の向上が必要不可欠とされる今日、従業員の能力をいかに発揮させられるかが、企業にとっての重要な課題となっている。社労士は、人事労務管理に関する専門家として、こうした課題への指導助言を行っている。
第8講では、社労士による人事労務コンサルタント業務を紹介することを通じて、企業の将来を左右してしまう「ヒト」という経営資源について考えていきたい。担当:市村剛史
9:
社会保障概論
本講義を受講するに際して必要となる「社会保障とは何か」「社会保障法とは何か」について、その歴史的展開、最近における問題状況を踏まえて講義する。担当:細川良
10:
職場の安全衛生とメンタルヘルス
昨今、精神疾患の増加が社会問題になっており、企業におけるメンタルヘルスの重要性が高まっている。安全に仕事ができる環境を整えることは事業主の義務であることから、社労士もそれを実現するためにサポートする。そこで本講義では、職場に潜む危険は何かを考え、災害防止策を練ることの重要性を知ってもらいたい。特に、注目のメンタルヘルスについて、どのようにして会社に取り入れていけばよいのかを事例に即して考えていく。担当:長部ひろみ
11:
労災保険制度のしくみと実際
労働者災害補償保険法(労災保険法)は、労働者の業務災害と通勤災害に対して給付を行う。この「労働者」とは誰なのか、実際に業務災害が起こるとどうなるのか、労災保険からの給付を受けるために社労士が何をするのかなど、実際の事例を紹介しながら労災保険にまつわる事項について解説する。実は、学生の皆さんにとっても労災保険は他人事ではない。そのこともぜひ知ってもらいたい。担当:木村辰幸
12:
雇用保険制度のしくみと実際・労働保険料の実務
就職をしていないのに退職のことをイメージするのは難しいからか、雇用保険は学生の皆さんにはイメージしにくい分野のようである。社労士にとっては、退職者のための離職証明書作成、継続給付受給のための定期的な手続き、助成金を受けるための不備のない書面の用意など、とかく事務作業の多い分野というイメージがある。講義も社労士の実務を紹介していくことが中心となるので、学生と社労士との意識にずれが生じるかもしれない。そこで、ぜひこの機会に、社労士の地道な実務というものにも寄り添ってみてもらいたい。担当:見付季代子
13:
医療保険制度のしくみと実際
健康保険の保険証ほど身近な社会保障はないだろう。しかし、保険証のしくみや、現金で支給される保険給付などは意外と知られていない。そこで、本 講義では保険証(本当は被保険者証という)のしくみなどを解説することによって、医療保険制度には実に多くの人々が関わりを持っており、社労士が活躍する 場も多くあることを知ってもらいたい。なお、社会保険(医療保険・公的年金)制度のしくみ全般についても本講義で取り上げる。担当:萱原しのぶ
14:
年金相談の実際
老齢年金は、約40年加入して保険料を納め続け、加入状況に応じた額を老後に受ける年金である。また、病気やケガによって生活や仕事などが制限されたときに受ける障害年金、主たる生計維持者を亡くしたときに受ける遺族年金もある。これら年金に関する相談業務はまさに相談者の人生そのものに関わることである。本講義では、年金に関する唯一の国家資格である社労士が行う年金相談業務を、実例を交えて紹介する。年金相談の実際を通じて年金のしくみも知ってもらいたい。担当:香川賢司
15:
社労士の活動の実際 / 期末試験・アンケート
最終回は社労士の活動の実際について紹介する。労働・社会保障実務において、社労士の役割は時代の要請に応えるべく広がっている。そこで、国家資格としての社労士の歴史を踏まえ、関与できる法律を概観しながら社労士業務を紹介する。また、国家資格試験の概要と社労士法についても説明する。これらを踏まえ、専門士業としての現在の到達点と今後の展望について考えてみたい。担 当:若林正清
教科書 社会保険労務士稲門会編『労働・社会保障実務講義-社会保険労務士の仕事と役割-』(早稲田大学出版部,2015年)
その他の講義用教材は、ゲストスピーカーが事前に指定しない場合には、Course N@viの利用、又は授業の都度配布する。
参考文献 各授業で、講師及びゲストスピーカーが紹介する。
成績評価方法
割合 評価基準
試験: 40% 試験は、全15講の講義の中から、基礎的な事項について10問出題する。授業を聴講していれば合格できるレベル(60%以上)とする。
レポート: レポート課題は、原則として実施しない。
平常点評価: 60% 出席率の判定は、原則として60%以上の出席率を求める。
その他: 原則として実施しない。
備考・関連URL

本講座は、2011年~2013年度「企業法務概論(社会保険労務士講座)」2014年度~「社会保険労務士実務概論(早稲田大学校友会支援講座)」と同講座である。前記講座を履修済みの学生は、本講座を科目登録することはできない。
講義動画はこちら講義紹介

 

ページの先頭へ戻る

Copyright © Media Network Center,Waseda University 2006-2019.All rights reserved.

read