cheader

シラバス詳細照会

シラバス詳細照会

  • 講義要項やWebシラバスの記載内容は、登録された受講生の人数や理解度に応じて、授業開始後に変更となる可能性があります。

main start

授業情報

開講年度 2017年度 開講箇所 グローバルエデュケーションセンター
科目名
環境とボランティア 2

担当教員 岩井 雪乃
学期曜日時限 冬クォーター  金2時限
科目区分 ユニバーシティ・スタディーズ科目 配当年次 1年以上 単位数 1
使用教室   キャンパス 早稲田
科目キー 9S09010245 科目クラスコード 01
授業で使用する言語 日本語
  コース・コード ENVE124L
大分野名称 環境学
中分野名称 環境学および持続可能性
小分野名称 自然共生システム
レベル 初級レベル(入門・導入) 授業形態 講義
  オープン科目

シラバス情報

最終更新日時:2017/04/11 11:44:08

授業概要

*本科目「環境とボランティア2」(冬クオーター)は、「環境とボランティア1」(秋クオーター)とのセット講座です。1とセットで履修してください。

 1でのテーマは、「動物との共生」であり、2でのテーマは「多文化共生・復興支援」です。


 「環境を保全する」「ボランティアをする」といえば、一般的には「いいこと」と考えられている。

 しかし、本当にそうなのだろうか?

 環境は同時に資源でもあり、その利用や管理には常に複数の利害関係者がからみ合う。例えばアフリカでゾウが農作物を荒らし、時には人命を奪っているときに、観光資源や「人類の貴重な財産」としてのゾウの保護はどのようにあるべきなのか?このような現場では「守るべき環境」は固定されておらず、関係者どうしの相互関係や権力関係のなかで「求められる環境」がせめぎあう。そして、この場に入っていくボランティアもまた、関係者の一員として何らかの作用をもたらすことになる。

 この科目では、環境ボランティアの具体的な活動事例をアジア・アフリカ・日本から学ぶ。農村開発・野生動物保全・住民・企業・観光・地域おこし・自然災害・復興支援・多文化共生・移民・共生などがキーワードのとなる。とりあげる事例から、環境問題の背景にある経済や社会の構造を想像し、理解する力を養い、問題の構造の中で見過ごされている弱者の存在に気がつく想像力を身につける。

 また、NGO・NPOなど現場で問題解決に取り組むや方々や学生ボランティア団体をゲストスピーカーとして招聘する。その講義からは、ボランティア活動のイメージを具体化させるとともに、人間としての生き方のヒントをつかんでほしい。さらに、講義で得た知識をもとに、大学生ならではの新鮮な発想で環境ボランティアの実践につなげることが期待される。

 この講義では、担当教員およびゲストによる講義形式を基本にしつつ、毎回となりの人とペアになって意見を交換したり、グループディスカッションをする。そして、それを発表する時間も設ける。受動的に講義を聴くのではなく、自分で考え、それを人に説明する、人との議論から意見を発展させる、それを積極的に発表するといったトレーニングの場とする。


*本科目は、GEC副専攻「社会貢献とボランティア」のコア科目です。

授業の到達目標 (1)複雑な環境問題の現場を多角的に理解し、メディアや報道では見過ごされがちな問題を発見する力を養う
(2)ボランティアの弱点や限界といった批判的側面も含めて、自分なりのボランティア観を構築する
(3)自分の意見を他者に説明する、他者の意見を共有する、そこから発想を発展させる力を養う
(4)本講義で得た環境に対する問題意識を、履修者それぞれの学部の専門課程での知識と結びつけられるようになる
授業計画
1:
第1回 オリエンテーション(本講義の目的と概要)

教員の自己紹介、講義の目的と概要、この講義の特色を理解する。

「環境」という言葉は、地球温暖化のような地球レベルから、ゴミ処理や汚水処理のような身近な問題まで幅広く含む。そして、それぞれのトピックに対する考え方は人によって異なる。「ボランティア」に関しても、肯定的意見だけではなく否定的なイメージをもつ人もいる。この点を確認し、この先の講義の認識を共有する。

2:
第2回 大学生による海外ボランティア

華やかに見える海外ボランティアの可能性と課題を実例から考える

3:
第3回 外国にルーツをもつ子どもたちが抱える課題

早稲田大学の足もとである大久保地区を事例に、外国にルーツをもつ子どもたちが、日本に滞在する上で抱える課題を学ぶ

4:
第4回 移民・難民・多文化共生を考える

世界各地で移民・難民の存在が問題になっている。日本はどうあるべきか、自分の問題として考える

5:
第5回 福島の現状を考える①

自然災害と原発事故という史上最大の環境汚染を経験している福島の現状を学ぶ

6:
第6回 福島の現状を考える②

自然災害と原発事故という史上最大の環境汚染を経験している福島の現状を学ぶ

7:
第7回 大学生ボランティアの可能性

日本にも世界にもさまざまな課題があるが、そこに自分たちは何ができるのかを考える

8:
第8回 学びのふりかえり

履修生同士のグループディスカッションをしながら、何を学んだかをふりかえり、まとめる。

参考文献 岩井雪乃 2013 「自然の脅威と生きる構え―アフリカゾウと『共存』する村」、赤嶺淳編『グローバル社会を歩く―かかわりの人間文化学』72-143頁、新泉社
『世界をちょっとでもよくしたい-早大生のボランティア物語-』兵藤智佳・岩井雪乃・西尾雄志、2010年、早稲田大学出版部
『環境倫理学』鬼頭秀一・福永真弓編、2010年、東京大学出版会
『環境ボランティア・NPOの社会学』鳥越皓之編、2000年、新曜社
『自然保護を問いなおす』鬼頭秀一、1999年、ちくま新書
成績評価方法
割合 評価基準
レポート: 70% ●最終レポート
講義から生まれた自分自身の問題意識を明確にできているか。自分自身の独創的な意見を述べているか。資料や文献の引用を使って自分の意見を説得的に説明できているか。
平常点評価: 30% ●毎回の講義後に、Course N@viから自分で考えた「問い」(質問)を提出する

ページの先頭へ戻る

Copyright © Media Network Center,Waseda University 2006-2017.All rights reserved.

read