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シラバス詳細照会

シラバス詳細照会

  • 講義要項やWebシラバスの記載内容は、登録された受講生の人数や理解度に応じて、授業開始後に変更となる可能性があります。

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授業情報

開講年度 2019年度 開講箇所 グローバルエデュケーションセンター
科目名
東南アジアのマイノリティと開発

担当教員 二文字屋 脩
学期曜日時限 秋クォーター  水3時限
科目区分 ユニバーシティ・スタディーズ科目 配当年次 1年以上 単位数 1
使用教室   キャンパス 早稲田
科目キー 9S09010298 科目クラスコード 01
授業で使用する言語 日・英併用
  コース・コード GENX105S
大分野名称 総合/学際
中分野名称 総合/学際
小分野名称 総合/学際
レベル 初級レベル(入門・導入) 授業形態 演習/ゼミ
  オープン科目

シラバス情報

最終更新日時:2019/03/01 08:36:18

授業概要
 東南アジア諸国には、多様な言語・文化属性を持つ人びとが暮らしている。いずれの国も、多数の民族で構成されている「多民族国家」である。そうした国家のなかには、人口規模も小さく、「マイノリティ」として位置づけられている少数民族がいる。そして多くの場合、彼らは開発の対象となり、様々な社会変化を経験している。「微笑みの国」とも呼ばれ、観光の分野を中心に私たち日本人にとっても身近な国となったタイ王国もその例外ではない。
 東南アジアの少数民族は、どのような意味で「マイノリティ」であり、彼らはなぜ開発の対象となったのか。開発は本当に彼らに「明るい未来」をもたらしたか。本科目では、これらの問いを、タイのなかでも古都チェンマイを中心とするタイ北部地域を伝統的な生活圏としてしてきた「タイ山地民(チャオ・カオ)」に焦点を当てて考え、「望ましい開発とは何か」を探っていく。
授業の到達目標  タイ山地民を事例に、少数民族の歴史・文化・社会、さらには国家との関係について学ぶことで、マイノリティが抱える問題の歴史的背景と構造的側面を多角的に理解し、タイにおける「開発」概念の特徴、さらには国家による「開発」がタイ山地民に与えた影響について理解を深めることを目標とする。なお、履修者には「問題」とされる事柄が、どのような意味で「問題」であるのか、それはまた誰にとっての「問題」であるのかを考えることで物事を多面的に捉える力を養い、ボランティアや社会貢献活への自身の向き合い方を改めて考え直す機会にしてほしい。
事前・事後学習の内容  毎回の講義後にリアクションペーパーの提出が求められるだけでなく、毎回の講義で配布する文献資料を熟読して予習することが求められる。また、最終レポートでは、各履修者の興味関心に基づいて選択された少数民族に関連する文献資料を読み込み、東南アジアの少数民族を取り巻く現状について自分なりの考えをまとめ、記述することが求められる。なお、最終レポートの作成にあたっては、担当教員より文献資料の一覧とテキストを提供するので、それを参考にしてもらいたい。
授業計画
1:
第1回:オリエンテーション
担当教員の自己紹介と、講義の内容や到達目標について説明する。
2:
第2回:タイ山地民とは?
タイ北部の少数民族(タイ山地民)について、その歴史と文化について講義する。
3:
第3回:山地民問題と山地民政策
山地民問題とその解決に向けた政府の取り組みについて講義する。
4:
第4回:タイ山地民が抱える社会問題
今日のタイ山地民が抱える社会問題について講義する。
5:
第5回:山地民支援活動と社会貢献
ゲスト・スピーカーを招いて話を聞く。
6:
第6回:山地民開発のケース・スタディ
タイ山地民のなかで唯一の遊動狩猟採集民として知られるムラブリの歴史と文化、開発について講義する。
7:
第7回:映像視聴
タイ山地民に関連する映像資料を視聴し、ディスカションを行う。
8:
第8回:講義全体の振り返り
これまでの講義を振り返り、学びのポイントを共有する。
教科書 特定の教科書は用いず、必要なテキストを毎回授業で配布する。
参考文献 ・綾部真雄(編) 2016 『タイを知る72章[第2版]』明石書店.
・クリスチャン・ダニエルス(編) 2007 『自然と文化そしてことば〈03〉特集 国境なき山地民―タイ文化圏の生態誌』葫蘆舎.
・McCaskill, D. and Kampe, K. (eds.) 1999 Development or Domestication? : Indigenous Peoples of Southeast Asia. Silkworm Books.
成績評価方法
割合 評価基準
レポート: 70% 与えられた課題に対して、きちんとした情報収集ができているか、また自分自身の言葉で深い考察検討がなされているかを評価する。
平常点評価: 30% 毎回の授業後にリアクションペーパーの提出が求められる。出席状況及びコメントを総合的に評価する。
備考・関連URL
・本科目は平山郁夫記念ボランティアセンター(WAVOC)の提供科目である。WAVOC提供科目では、講義・実習を通じて以下の4つの力(またはその一部)の育成を目指している。
<1> 問題を社会の仕組みのなかに位置づける力
<2> 想像し、共感する力
<3> 企画・立案/運営・発信する力
<4> 自分の生き方を他者との関わりの中で紡ぎ出す力
本科目では、上記のうち、とくに<1>と<2>の力の育成に重点を置く。
本科目はグローバルエデュケーションセンター(GEC)の全学共通副専攻「社会貢献とボランティア」の選択科目であり、その他のコア科目、選択科目と合わせて受講することで副専攻に関するより深い理解を得ることが期待される。
・本科目は、2019年度開講予定の実習科目「(仮)山地民ムラブリと社会貢献」に向けた事前学習という側面を持つ。

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