cheader

シラバス詳細照会

シラバス詳細照会

  • 講義要項やWebシラバスの記載内容は、登録された受講生の人数や理解度に応じて、授業開始後に変更となる可能性があります。

main start

授業情報

開講年度 2017年度 開講箇所 グローバルエデュケーションセンター
科目名
社会貢献のためのクリエイティブな発想と実践

担当教員 石野 由香里
学期曜日時限 春学期  火3時限
科目区分 ユニバーシティ・スタディーズ科目 配当年次 1年以上 単位数 2
使用教室 3-203(CTLT Classroom3) キャンパス 早稲田
科目キー 9S09030036 科目クラスコード 01
授業で使用する言語 日本語
  コース・コード GENX104P
大分野名称 総合/学際
中分野名称 総合/学際
小分野名称 総合/学際
レベル 初級レベル(入門・導入) 授業形態 実践/フィールドワーク/インターンシップ/ボランティア
  オープン科目

シラバス情報

最終更新日時:2017/04/11 11:44:08

副題 演劇ワークショップとフィールドワークから学ぶ
授業概要  この授業では自分自身が関心のある社会的課題を軸に、自分(達)がそれに対してどのように貢献できるかを他の受講生とのグループワーク等を通したコラボレーションの中から導き出します。そのために行う主たるワークは「現場で『ひっかかりを感じた場面』を演じながら、再現シーンを創ること」です。
 はじめに、これまで社会的な活動(ボランティア、フィールドワークなど)を行ってきた受講者から話題を提供してもらい、それを元に各自の関心に近いテーマ別にグループに分かれ、自分たちが深めたい具体的な社会的課題をメンバー間で話し合いながら決めます。そのプロセスの中には文献/フィールドワーク調査が必要になるため、その手法も学びます。また、学期中に各々が選んだテーマに即したボランティア活動やフィールドワークを行ってもらいます。
 グループワークの中では、演劇的手法を中心に様々なワークショップを行います。自分たちが課題と感じた社会的な現場で出会った人を演じることにより、その人の気持ちを実際に感じながら、そこで起きていることを多角的に発見して行きます。それを繰り返しながら、調査から浮かび上がった現実を元にストーリーを組み立て、当事者/関係者の立場に立ちながら演じ、作品化します。フォーラムシアターという手法を取り入れ、観客も目の前で演じられている出来事に対して参加できる仕組みをつくることで、「それぞれの立場・関係性から多角的に見て、どこに問題を孕んでいるか」を共に考え、演じ手はそれを受けて作品の再構築へ反映させます。
 
授業の到達目標 (1)社会貢献という用語を漠然と捉えるのではなく、具体的に自分が出来ることを想像できるようになる
(2)社会的課題に関して考える時、当事者/関係者の視点に立つことをワークショップを通じて経験する。同時に、起こっている事象を人々の関係性の中で客観的に捉えることを学ぶ
(3)社会学・人類学的フィールドワーク(質的調査)手法を学ぶ。そして、そこから浮き彫りになった内容を実際の社会の中でプラン化出来るという想像力を持てるようになる
(4)ワークショップの企画・運営を自分達で行なうことにより、発想力、対話力、マネジメント能力、プレゼンテーション力、ファシリテーション力が養われる
(5)他者とのコラボレーションを実践的に学ぶ
事前・事後学習の内容 授業時間外に、各グループ自主的に選んだ現場にフィールドワークに行く必要があります。
授業計画
1:
第1回 オリエンテーション(本講義の目的と概要)
授業内容:教員の自己紹介、講義の目的と概要、この講義の特色を理解する。
2:
第2回 ボランティアの現場からの問題提起
授業内容:ボランティアの現場が抱える矛盾やボランティアする/される関係性や他者理解の問題について講義を行なった後、社会的な現場の活動(ボランティア、フィールドワークなど)を行ってきた受講者から話題を提供してもらう。それを元にグループ分けをして、5回目までの間にグループごとに行う課題を指示する。
3:
第3回 フィールド調査と解釈の基礎
授業内容:インタビュー調査を中心とするフィールドワーク/質的調査法について、方法や注意点を学ぶ。また、得られた情報と解釈・表象の問題についても扱う。データを読み取る方法をKJ法を元に解説する。
4:
第4回 ワークショップ1:インプロワーク/即興(ゲストスピーカー)
授業内容:その瞬間を生き、自分から自由になる発想をし、他者とのコラボレーションを行う能力が開発されるインプロワークショップ(ゲーム)を体験する。思考と身体の経験、他者を受け止めるとはどういうことか、など支援の現場にも役立つワークである。
5:
第5回 タイトル:ワークショップの手法
授業内容:演劇・開発教育・まちづくりの3つの分野でのワークショップの手法を概観する。実際にシュミレーションも行なう。シアターゲームなどを通じて、他者を演じるという体験について解説する。
6:
第6回 フィールドワーク実践
授業内容:関心テーマに従ってグループに分かれ、フィールドワークを行う。
7:
第7回 ワークショップ2:現場で見てきたものから立体的な場面を創る
授業内容:「人間彫刻」という方法を使いながら、観てきた現実を立体的に造形して課題を検討する。時間と空間という要素から個人へ接近し、同時に集団の中での関係性について発見する。
8:
第8回 エスノグラフィーからフィクションへ
授業内容:エスノグラフィーを元に作品化する手法について事例を挙げて解説する。また、ノンフィクションとフィクションの関係から演じるということの意味を考える。
9:
第9回 ワークショップ3:フォーラムシアターの手法を学ぶ
授業内容:観客参加型演劇の作り方を実践的に学ぶ。手法の説明をした後、実際に自分たちのグループのテーマと、これまで現場で見てきたデータを元に実際に作って演じてみる。
10:
第10回 ワークショップ4:シーンづくり①
調査した内容を元に、グループで話し合いながらシーンを創る。現実を反映した内容で、かつ登場人物それぞれの立場から描けているか検討を重ねる。
11:
第11回 ワークショップ5:シーンづくり②
授業内容:前回から各班でブラッシュアップしたシーンを元に、実際に動きながら、それぞれの立場からの発話、心の動きなどが描かれているかを吟味していく。セリフと行為で示すことを基本とするが、ナレーションなども必要に応じて使う。
12:
第12回 ワークショップ6:シーンを元に演じる
授業内容:書かれたセリフを元に演じるリハーサルをグループごとに重ねながら描きたい現実が観客に伝わる表現となっているかどうかをチェックしていく。
13:
第13回 ワークショップ7:フォーラムシアター①
授業内容:半分のグループが観客参加型の発表会を行なう。
14:
第14回 ワークショップ8:フォーラムシアター②
授業内容:先週の残りのグループが観客参加型の発表会を行なう。
15:
第15回 まとめ
授業内容:本授業のまとめと振り返りを行なう。
教科書 授業中で適宜指示する。
コースパックを作成して教科書として使用することも検討する。
参考文献 菅原和孝 2006『フィールドワークへの挑戦―“実践”人類学入門』世界思想社
加藤哲夫 2011『市民のネットワーキング―市民の仕事術〈1〉』 仙台文庫
アウグスト・ボアール 1984『被抑圧者の演劇』晶文社
早稲田大学平山郁夫記念ボランティアセンター 2010『世界をちょっとでもよくしたい』早稲田大学出版部
茂木一司 2010『協同と表現のワークショップ―学びのための環境のデザイン』東信堂
成績評価方法
割合 評価基準
レポート: 50% 評価基準 グループでの議論やワークの下準備としての調査のレポートや企画書、リアクションペーパーなどの提出物の内容で評価する。
平常点評価: 50% 評価基準 講義、ワークショップやディスカッションの参加の意欲やの学びあいの姿勢、現場での発見を具体的な表現へ繋げられているか等を評価する。
備考・関連URL

社会に対して何らかの問題意識・課題を持っている、もしくは持ちたいと考えている方を対象とします。

授業時間外のボランティア体験やフィールドワークなどの個人(またはグループ)作業が必要となります。

ページの先頭へ戻る

Copyright © Media Network Center,Waseda University 2006-2017.All rights reserved.

read