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シラバス詳細照会

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  • 講義要項やWebシラバスの記載内容は、登録された受講生の人数や理解度に応じて、授業開始後に変更となる可能性があります。

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授業情報

開講年度 2016年度 開講箇所 グローバルエデュケーションセンター
科目名
アフリカゾウとの共生を実践するボランティア 2

担当教員 岩井 雪乃
学期曜日時限 夏秋期  水5時限
科目区分 ユニバーシティ・スタディーズ科目 配当年次 1年以上 単位数 3
使用教室 11-911(演習室) キャンパス 早稲田
科目キー 9S09030048 科目クラスコード 01
授業で使用する言語 日本語
  コース・コード ENVE126P
大分野名称 環境学
中分野名称 環境学および持続可能性
小分野名称 自然共生システム
レベル 初級レベル(入門・導入) 授業形態 実践/フィールドワーク/インターンシップ/ボランティア
  オープン科目

シラバス情報

最終更新日時:2016/03/08 19:11:33

授業概要

 「アフリカゾウ」はどんな動物だと思いますか?

 この動物と「共生する」とは、どんな状況だと思いますか?

 

 アフリカゾウは、密猟によって個体数の減少が懸念されている「保護動物」です。しかし同時に、生息地周辺の住民にとっては、農作物を荒らし人間を襲う「害獣」ともなっています。このように矛盾する存在であるゾウと、どのように「共生」できるでしょう? どのような状態が「共生している」「共生していない」といえるのでしょう? 上からの視点ではなく、現地の住民の立場によりそって考えるのが、この科目の特色です。

 夏のタンザニア実習のための入門講座として、春学期前半科目アフリカゾウとの共生を実践するボランティア1」を履修する必要があります。そこで、必要な基礎知識を学び、日本の獣害問題の現場実習(千葉県鴨川市)を経験します。

 

 タンザニア実習では、セレンゲティ国立公園に隣接し、ゾウ被害にあっている農村でホームステイをします。不便な現地生活を体験し、人びとの生の声を聴きます。外部者は、「観光で収入を得て、住民に補償すればいい」「ゾウが村に入ってこないように対策をすればいい」といいます。果たしてそれは、そんなに簡単にできることなのでしょうか? 履修生一人ひとりが、現場を歩き、対策のお手伝いをし、人びとと寝食をともにして、対話しながら考えていきます。

 

実習後は、秋学期前半の授業があります。タンザニアでの活動をふりかえり、さらに日本で何ができるかを考え、ボランティア活動を実践します。現地での経験に根ざした自分自身の「共生」の定義を構想し、それを実現するために行動していきます。

 

・本科目は、春学期前半科目「アフリカゾウとの共生を実践するボランティア1」と連動しています。必ず2つの科目をセットで履修してください。

・履修登録の際に志望理由書の記入が必須です。

・下記の面接も必須です。

<一次登録申請者への面接>

 日時:44日(月)10:0014:00

 場所:99号館(STEP21)ボランティアセンター 2階事務室にて受付

 面接は10:0014:00のいつでも受けられますが、準備の都合のため、来場する時間帯を志望理由書に明記してください。

授業の到達目標 1) 「アフリカゾウとの共生」を住民の視点から考えられるようになる
2) 社会問題の背景にある複雑な構造を分析できるようになる
3) 自分自身の「共生」を構想し、それに向けて行動するようになる
4) 自分の意見を他者に説明する力、他者の意見を共有する力、そこから発想を発展させる力を養う
授業計画 タンザニアボランティア実習(8月上旬出発〜8月下旬帰国)15日間 

 ・カタール航空(ドーハ経由)またはエミレーツ航空(ドバイ経由)で、タンザニアのキリマンジャロ空港へ(2日)

 ・地方都市アルーシャで中継滞在(2日:往復1日ずつ)

 ・セレンゲティ国立公園を視察し、外国人観光客の視点を学ぶ(2日:往復1日ずつ)

 ・農村でホームステイしながら現地の村人と寝食をともにする生活(7日)

 同時に、ゾウ被害問題に対して、調査・被害対策ボランティア活動。住民の視点から問題を考えるために住民集会への参加。お世話になった方々に感謝をこめて日本紹介活動。行政と住民の連携について学ぶために、現地NGOや政府機関へのヒアリング。その他、現地状況に合わせて活動内容を決定。

 ・帰路キリマンジャロ空港から東京へ(2日)

帰国後 秋学期前半 教場授業    
 第1回:タンザニア活動をふりかえる:アフリカゾウとの「共生」とは? 
      現地活動での体験を思い出し、多様な主張・価値観をぶつけあう
 第2回:タンザニア活動をふりかえる:日本人ボランティアにできることは何か?  
      現地活動での体験を思い出し、多様な主張・価値観をぶつけあう
  第3回:最終レポートのテーマを構想する
      最終レポートの構想を、履修生同士で発表しあい、深める
 第4回:現場の課題を改善するためのボランティア活動を構想する
      現場に行く前と後で、自分の認識がどのように変化したかを確認し、その上で課題を改善するためのボランティア活動をチームで考える
 第5回:ボランティア活動を実行するための準備
      構想した活動を実行するための準備をする
 第6回第7回:ボランティア活動の実行
      啓発イベント、啓発情報の発信、日本の現場でのボランティア活動など、自分たちでできる活動を実施する
 第8回:まとめ
      春学期前半科目から3回実施したボランティア活動(日本・タンザニア・日本)をふりかえり、達成できた点/できなかった点、成果と課題をまとめる

参考文献 岩井雪乃 2014 「自然保護への抵抗としての内発性―タンザニア・セレンゲティ国立公園の地域住民 」『新生アフリカの内発的発展―住民自立と支援』西川潤・大林稔・阪本久美子編 昭和堂 146-164ページ
岩井雪乃 2013 「自然の脅威と生きる構え―アフリカゾウと『共存』する村」『グローバル社会を歩く―かかわりの文化人類学』赤嶺淳編 新泉社 72-143ページ
岩井雪乃 2014 創られた「野生の王国」セレンゲティ――自然保護と地域住民の受難
http://synodos.jp/international/10478
岩井雪乃 2015 象牙密猟は生息地でどう受けとめられているか?―二重に苦しめられるタンザニアの地域住民
http://synodos.jp/international/15260

(特活)アフリック・アフリカ「アフリカゾウ基金」 
http://afric-africa.vis.ne.jp/04africa/index.htm
成績評価方法
割合 評価基準
レポート: 40% 「動物との共生」に関して、体験に根ざした自分自身の考えを記述できるか
平常点評価: 20% 積極的に取り組んだか、チームとしての活動に主体的に貢献したか
その他: 40% ボランティア活動において、住民の視点から考えられたか、社会にインパクトを与える活動ができたか
備考・関連URL

1.本科目は、春学期前半「アフリカゾウとの共生を実践するボランティア1」と連動しています。必ず2つの科目をセットで履修してください。

2.タンザニア活動(15日間、8月上旬出発~8月下旬帰国)の費用(航空券、空港税、現地交通費、宿泊費、食費、訪問地謝金等)は33万円程度。履修者数・為替相場により変動があります。

*鴨川・タンザニアの費用については、補助が出る可能性があります。詳細は授業の中で伝えます。


3.タンザニアおよび鴨川では、野外で長時間活動することになります。宿泊先は大部屋で雑魚寝になります。また、タンザニアの滞在先は電気水道のない農村であり、生活はたいへん不便です。そのような過酷な環境と活動に耐えられる心身の強さが求められます。

4.経済的負担・リスク管理の観点から、保証人と連名の誓約書の提出を、出発前に必要とします。


・本科目は早稲田大学平山郁夫記念ボランティアセンター(WAVOC)の提供科目です。

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