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シラバス詳細照会

シラバス詳細照会

  • 講義要項やWebシラバスの記載内容は、登録された受講生の人数や理解度に応じて、授業開始後に変更となる可能性があります。

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授業情報

開講年度 2019年度 開講箇所 グローバルエデュケーションセンター
科目名
狩猟と獣害対策ボランティア

担当教員 岩井 雪乃
学期曜日時限 集中講義(秋学期)  木6時限
科目区分 ユニバーシティ・スタディーズ科目 配当年次 1年以上 単位数 2
使用教室   キャンパス 早稲田
科目キー 9S09030049 科目クラスコード 01
授業で使用する言語 日本語
  コース・コード ENVE127P
大分野名称 環境学
中分野名称 環境学および持続可能性
小分野名称 自然共生システム
レベル 初級レベル(入門・導入) 授業形態 実践/フィールドワーク/インターンシップ/ボランティア
  オープン科目

シラバス情報

最終更新日時:2019/03/01 08:36:18

授業概要
*本科目は、登録の際に志望理由書の記入が必要です

 近年、日本の農山村では、野生動物が農作物を荒らす獣害問題が深刻化している。その背景には過疎高齢化、輸入食糧の増加にともなう食のグローバル化、国内農業の衰退など多様な要因が影響している。その中で「狩猟者の減少」は、害獣増加の一つの大きな要因である。
 近年、日本人にとって狩猟はまったく身近なものではなくなってしまっているが、戦前までは農村生活の一部として身近におこなわれていた。そして現在、獣害対策の一つの方法として狩猟が注目を集めており、若者や女性ハンターが増加している。その理由は、獣害対策に加えて、狩猟が自然と対峙する活動であることも魅力となっている。日本の都市生活では自然と切り離されてしまっているが、狩猟は、自然とかかわり「命―食べること―生きること」のつながりを実感することができる活動である。その重要性と魅力が、近年、再認識されているのである。スローフード、食の安全、都市農村交流、グリーンツーリズム、観光、地域創生、地域おこし、といった分野とも関連している。
 本科目では、千葉県鴨川市大山地区でのボランティア活動を中心としながら、獣害問題を生み出す背景と、試みられている様々な対策、住民・行政が連携しながらの試行錯誤を現場で学ぶ。そして近年、対策として注目されている狩猟について理解を深めながら、どのような対策ができるかを自分たちで試行錯誤し、実践する。

 授業は、木曜6限の教室での活動5回と、実習現場でのボランティア活動2回で構成されている。
事前授業2回 10/3木6, 10/10木6
鴨川実習①(1泊2日)11/9土 - 10日
ふりかえり準備授業1回 11/14木6
鴨川実習②(1泊2日) 11/30土 - 12/1日
ふりかえり授業2回 12/5木6, 12/12木6
授業の到達目標 ・ 獣害問題および狩猟を住民の視点から考えられるようになる
・ 社会問題の背景にある複雑な構造を分析できるようになる
・ 自分の意見を他者に説明する、他者の意見を共有する、そこから発想を発展させる力を養う
・ 自分自身の「野生動物との共生」を構想し、それに向けて行動するようになる
事前・事後学習の内容 毎回、事前に課題出すので、それに対して自分の意見を発表できるよう準備する。
2回の鴨川活動終了後は、それぞれレポート提出。
授業計画
1:
第1回 千葉県鴨川市における獣害の状況 10月3日(木)
授業の目的と内容を理解する、教員と履修生を知る
スタートポイントしての「野生動物との共生」イメージを確認する
実習地となる千葉県鴨川市の概要、獣害の状況、それに対する対策を学ぶ
グループワーク
2:
第2回 自分たちにできるボランティア活動を構想する 10月10日(木)
すでに実施されている獣害対策の可能性と限界を考察する
都市に住む学生という立場の自分たちに、どのような関わり方ができるかを構想する
グループワーク
3:
第3回 鴨川活動1 11月9日(土)-10日(日)
11月9日(土)-10日(日)に千葉県鴨川市で実習
1日目 16時 千葉県鴨川市大山千枚田 集合
    猟友会の猟師さんより講義
    翌日実施するボランティア活動の準備
2日目 8-18時 
    被害にあっている畑および狩猟現場の視察
    被害対策を支援するボランティア活動
    ふりかえり、議論
4:
第4回 鴨川活動1 11月9日(土)-10日(日)
 同上
5:
第5回 鴨川活動1 11月9日(土)-10日(日)
 同上
6:
第6回 鴨川活動1 11月9日(土)-10日(日)
 同上
7:
第7回 鴨川活動1 11月9日(土)-10日(日)
 同上
8:
第8回 獣害対策の課題と可能性 11月14日(木)
印象的だったこと、学んだことの共有
ボランティアとして足りなかった点の議論
第2回鴨川活動に向けての準備
9:
第9回 鴨川活動2 11月30日(土)-12月1日(日)
11月30日(土)-12月1日(日)に千葉県鴨川市で実習
1日目 16時 千葉県鴨川市大山千枚田 集合
    自分たちで構想したボランティア活動
    ふりかえり、議論
2日目 8-18時 自分たちで構想したボランティア活動
      ふりかえり、議論
10:
第10回 鴨川活動2 11月30日(土)-12月1日(日)
 同上
11:
第11回 鴨川活動2 11月30日(土)-12月1日(日)
 同上
12:
第12回 鴨川活動2 11月30日(土)-12月1日(日)
 同上
13:
第13回 鴨川活動2 11月30日(土)-12月1日(日)
 同上
14:
第14回 日本の農村における野生動物との共生を構想する 12月5日(木)
印象的だったこと、学んだことの共有
ボランティアとして足りなかった点の議論
最終レポートの構想について発表
15:
第15回 まとめ 12月12日(木)
レポートの内容を全員が発表
今後のかかわり方について議論
参考文献 『ぼくの村がゾウに襲われるわけ。−野生動物と共存するってどんなこと?』岩井雪乃 著 2017年
『動物のいのちを考える』高槻成紀 編 2015年
『ぼくは猟師になった』千松信也 著 2012年
『わたし、解体はじめました』畠山千春 著 2014年
成績評価方法
割合 評価基準
レポート: 50% 「動物との共生」に関して、体験に根ざした自分自身の考えを記述できるか
平常点評価: 50% 積極的に取り組んだか、チームとしての活動に主体的に貢献したか
備考・関連URL
・鴨川活動(1泊2日)の費用(現地交通費、宿泊費、食費、訪問地謝金等)は、18,000円程度×2回=36,000円程度。人数により変動あり。
・鴨川実習の日は、土曜日16時に実習地である千葉県鴨川市大山千枚田に集合する。このためには、早稲田キャンパスから出発の場合は、2限終了とともに移動する必要がある。つまり、土曜1、2限の授業を履修している学生は本科目の実習に参加可能だが、土曜3限以降に授業がある学生は実習に遅刻してしまうので、本科目は履修できない。
・鴨川では、野外で長時間活動することになる。悪天候だったり気温が低かったりする場合もある。また、滞在先は農家民宿で、大部屋に男女が混ざって雑魚寝する。そのような環境と活動に耐えられる心身の強さが必要である。
・2017年度履修生が作成した「狩猟と獣害」の紹介パンフレット

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